フゥリ編2

フゥリ編2


「はっ、はああっ!ご主人様っ、ご主人様ぁっ」

フゥリは男の上で舞い踊るように身体を上下させている

自分に愛を注いでくれた男を悦ばせたい一心で激しく腰を動かし、その度に乳房が揺れる

「んっ、あぁっ!ご主人様、そこぉ……きもちいいです……」

男の肉棒で奥を突かれるとフゥリは甘い吐息を漏らしながら身体をのけぞらせる

そんな姿に男の興奮は高まっていく

「ご主人様、好きです……大好きです……!」

フゥリは男を抱きしめながら腰を打ち付け、さらに精を搾り取らんと膣内の締めつけを強くする

男もまた歓喜しながらフゥリに愛の言葉を返す

「うれしいです……ご主人様にそう言っていただけて……」

自分を見つめてくれる瞳が、名前を呼んで求めてくれるその声が、自身の奉仕に悦んでくれるその姿がフゥリを幸福で包みこんでいく

「ああっ!イキそうです……ご主人様、いっしょに……」

男はその言葉に頷くことで応える

それと同時にフゥリの膣壁は激しく痙攣し肉棒を締め上げる

その刺激に堪らず男は精を解き放った

「あっ、ご主人様のがいっぱい……あったかいです……」

男の熱い迸りを感じながらフゥリは身体を震わせて絶頂を迎えたのだった

「ありがとうございます……ご主人様にいっぱい愛していただけて幸せです」

まるで恋人のように指と指を絡ませて手を繋ぎながら二人は見つめ合う

「あっ……そろそろお時間ですね」

フゥリは名残惜しそうにしながらも男から指を離し、男に頭を下げた

すると男はフゥリを宥めるかのように頬を撫でると、また呼ぶから待っていてほしいと伝える

「ご主人様……またお会いできる日を心待ちにしていますね」

フゥリはそう呟いて微笑んだのだった

「私、どうしてあんなことを……ご主人様に気を遣わせて……」

1人になったフゥリは己の行動を恥じる

同情と愛情は違う

もし、男が哀れに思って助けただけならば男の貴重な時間を奪い幸福への妨げになってしまったことを意味する

もしかしたら男は内心ではそんな自分のことをうっとおしく思っているかもしれない フゥリはそんな不安を抱えていた

「ん、ふぁっ、あ、ぁぅ……ご主人様っ」

フゥリは男に奉仕している姿はを思い浮かべながら自らを慰める 

秘部を指で弄りながらもう片方の手で乳房を揉みしだくが心は満たされるどころか逆に虚しさと寂しさが増すばかりであった

フゥリが求めていたのは性的な欲求ではなく心の繋がりであり、フゥリにとっての幸福は一方通行では成立することはない

「辛そうねフゥリ。手伝ってあげようか?」

「シ、シトリス様……」

フゥリは言葉に詰まる

単純に恥ずかしいのもそうであるが、シトリスに自慰の手伝いをさせるなど畏れ多いがかといって他ならぬシトリスの言葉をおいそれと無碍にするなどフゥリにはできない

「冗談よ。フゥリがこんなことするなんて思わなかったらついからかってしまったの。気を悪くさせたらごめんなさい」

「いえ、そんな……」

「辛いことや困っていることがあったらなんでも相談していいのよ。フゥリが悲しそうにしていると私も悲しくなってしまうから」

「……ありがとうございます。その、私は……」

フゥリは言い淀むがシトリスは優しく微笑むと急かすことなくフゥリの言葉を待つ そしてしばらく経った後、フゥリは重い口を開いた

「その、ご主人様ともっと仲良くなりたいんです。でも私が望むことはご主人様の迷惑になってしまうかもしれないと思うと不安で……また会うことができたらいっぱい愛したいです。でもそれはご主人様の貴重な時間をいただくことになり……それで……。私自身もよくわからないんです。前はほんの一瞬でもご主人様に見つめてもらえるだけでよかったのに……」

シトリスはそんなフゥリの悩みに答える

「不満なのね。私のやり方に」

「えっ?そんなつもりでは……」

フゥリは慌てて否定する

不満

それはフゥリにとって最も縁遠い言葉だと思っていた

シトリスはなにもなかった自分の器に幸せを注ぎ込んでくれた、今の自分があるのはシトリスがあってこそであり

フゥリにとってシトリスは神のような存在であり、感謝してもしきれないほどで不満などあるはずがない

「だってそうでしょう?もし私がフゥリと同じことを考えていたならあの子を誰かに渡したりなんてしないもの」

「はい……」

この世界は男の幸福を至上とし男の欲望を中心にして成り立っているが、それで意思決定を行い実行して支配するのはシトリスである

「この世界はとっても狭くて窮屈なの。フゥリは偶々心を満たすことができたからそれに気づけなかっただけで全部が私の独りよがりなのよ」

フゥリは幸せな夢をみていた

そこが自分の居場所なのだと

そこではじめて本当の自分になれたのだと

なのにそこに導いてくれた神は容赦なくそれが幻想だと否定する

「そんなことはありません。ご主人様はシトリス様のことを心から愛しています」

「フゥリからみてそう思ってもらえるのは嬉しいけれどそれは違うのよ。だってあの子には未来がないもの。恐ろしい化け物に怯えるくらいなら、自分が幸せだと思いこんで満足していた方が楽だわ。選ばせているようで結局は全部が私の思惑の内」

「ですが……」

反論しようとするフゥリをシトリスは手で制止する

「気持ちはすごく嬉しいわ。でもフゥリが満たされていないことも確かなのでしょう?だから聞かせてほしいの。フゥリはどうしたら幸せになれるの?」

「…………」

フゥリは考えたことがなかった

シトリスが与えてくれるものは自身に幸福をもたらしてくれると疑わず、それを受け入れることが当たり前になっていたから

それでもフゥリは思考を張り巡らせる

他ならぬシトリスがそれと向き合うことを望んでいるから

「ご主人様を増やす……のはどうでしょうか?」

それを口にした途端フゥリは身を引き裂くような感覚に陥った 

シトリスのためでも、男のためでもなく自分の欲望のために発露することが心苦しい

それがシトリスへの負担が大きくなるとわかっているから

「そうね。フゥリを見つめてくれる目が増えれば寂しい思いはしなくて済むかもしれないわ。でもフゥリはそれでいいのかしら?」

シトリスは困ったように微笑む

「生物は比較をしてしまうものよ。自分と他の誰か、どちらかが優れてるいるかを。たとえ恵まれていてもそこに劣等感という陰が生まれたら幸せを掴むことが難しくなってしまう。フゥリだってあるでしょう?他の子を羨ましく思ってしまうことが」

「それは……」

フゥリは否定することができなかった

自分だけを愛してほしい

男に嫌われたくなくて見て見ぬふりをしていたがフゥリの心には確かにそんな思いが巣食っていた

「フゥリ」

「シトリス様!?」

シトリスはそっとフゥリを抱きしめる

不安がるフゥリを落ち着かせるために優しく背中を撫でる

「ごめんなさい。自分の気持ちを正直に伝えるのは怖かったでしょう?でも嬉しかったの。フゥリのことをもっと知ることが出きたから。フゥリには幸せになってもらいたいの」

「シトリス様……でも私、どうすればいいかわかりません」

「そうね。ならこうしましょうか」

シトリスはフゥリの耳元で囁く

「変えればいいの。自分の力で。自分のしたいことを自由にできるように」

「私にそんなことできるのでしょうか?」

「とても難しいことよ。でもフゥリははこのままでいいの?ガマンばかりして幸せなの?私やあの子の気持ちなんて考えなくていいの。フゥリがしたいようにすればいいのよ」

「私は、私は……」

フゥリはそこまで言って言葉に詰まる

「騙されたと思って一度挑戦してみて。そうすればなにかが変わるかもしれない。それでもダメだと言うなら私が苦しまないように終わらせてあげるから」

あの頃と変わらない甘くて優しい声

自分に前に進む力をくれた温かな声

シトリスの言葉を信じたいと思ってしまう

この苦しみの先に幸福な未来が待っていると

だがすべてが以前と同じではない

流れを受け入れて身を任せのではなく自分の手で流れを変えなければいけない

「…………これから私のすることはシトリス様にとって迷惑になってしまうかもしれません。ですがそれでも幸せになりたい……私のために」

「そうよフゥリ。たった1度の人生なのだから自分のために使えばいい。私の邪魔をするなら容赦はしないけれど、あなたの進む道に後悔がないことを祈っているわ」

シトリスの視線はまるで獲物を見定めるようにフゥリを捉える

かつてアロメルスに見せた慈愛によって包み隠された彼女の心の奥に潜む攻撃性

フゥリは恐怖を抱くと共に高揚していた

幸せを掴めずシトリスの糧になった『不幸な人間』としてではなくシトリスにとって脅威である『敵』として対峙してくれたことに

フゥリは思案した

これまでのようにシトリスと男に従うだけでは自身の求めるものは永遠に手に入らない

かといって彼女たちに牙を剥くことはフゥリにはできない

自身を認めてくれた存在を苦しめてまで得たものに価値はない

そうこう考えているうちにフゥリは答えをだす

「ご主人様、愛しています。結婚して頂けますか?」

フゥリの突然の告白に男は困惑する

「私はずっとご主人様の幸せこそ私の幸せだと思っていました。気づいてしまったんです。ご主人様が他の方と楽しそうにしているのを見ると胸が苦しくなって……嫉妬する自分がいます」

フゥリは涙を浮かべながら男に思いの丈を伝える

「もっとご主人様から愛されたい。誰よりも深く。私はご主人様のことが欲しいです。もう自分の気持ちを誤魔化すことなんてできません」

シトリスに捕らえられた女性は男の性玩具になる

この世界に敷かれた絶対なルールを誰よりもシトリスに従順なフゥリがそれに背こうとしていることに男は驚きを隠せない

「ご主人様。私を選んでください」

男に向けられる潤んだ瞳は愛らしく庇護欲をそそる

男は気づけば頷いていた

「ありがとうございます。これからはご主人様の妻として、ご主人様の幸せのために頑張ります」

フゥリは男の手を握るとそのまま身を寄せる そして男の胸に顔を埋めると幸せそうな表情を浮かべるのであった

フゥリが結婚式を開いてほしいとお願いすると

男はシトリスに頼み結婚式を催してもらうことになった 

白無垢姿のフゥリは緊張した様子でこれまでの露出度の高い装いで情熱的に奉仕する姿から打って変わって清楚な花嫁の佇まいに愛らしさを感じさせた

「ご主人様、おかえりなさい」

エプロン姿のフゥリが男を迎え入り

男が結婚を受け入れて以来フゥリは男の居住地に住むようになった

「お疲れ様です。マルファ様とのエッチは楽しかったですか?」

夫婦とは言ってもシトリスの支配下であることに変わりはない

男も変わらず欲望に従う日々を送っている

そこにフゥリはルールを課した

他の女性と交わる際は必ずフゥリから許可を得ること

それさえ守れば浮気は禁じない 

フゥリは他の女性と交わることを許さなかったことは1度としてない

とは言っても一部のお気に入りと偶に相手をする程度でフゥリ以外への興味関心は日を増すごとに薄れていった

「神巫さんと一緒に……ですか?すみません、それだけは許してください。ご主人様が他の方と交わるのは仕方のないことです。でも、私がそれを見ることは耐えられません。本当はご主人様にも私だけを愛してほしいです。ですが無理強いしてご主人様の心が幸せから離れていく方がもっと辛いんです……不出来な妻を許してください」

多少は不自由な面はあるが、これほどまでに自分のことを想ってくれて尽くすフゥリを男はとても愛しく思うのであった

男はフゥリに無理を言って申し訳ないと謝罪すると、フゥリは嬉しそうに微笑むのであった

「ご主人様?入ってもいいでしょうか」

湯につかろうとすると生まれたままの姿のフゥリが中に入ってくる

夫への理解がある妻をわざわざ誘う必要はなかった

しっかりと主張して歩く度に揺れる乳房、鍛え抜かれた男を魅了する曲線を描く腰つきに、男の情欲は否応にも刺激されてしまう

「お背中流しながら、すっきりさせてあげますからいっぱい気持ちよくなってくださいね」

男はそれに従い背中を向けるとぬちゃぬちゃといういやらしい音と共に、柔らかい物体が男の背中にのしかかる

「ご主人様の大好きなおっぱいスポンジですよ」

フゥリは乳房を押し当てながら男の背中をごしごしと洗い上げる

その感触はまさに至上でそれに加えて少し固くなった乳首がこり、こり、と背中と擦りその度に微かに漏れるフゥリの悩ましい声は男の肉棒を熱く滾らせる

「あ、ご主人様のおちんちん、大きくなってきましたね。気持ちいいですか?」

それを見たフゥリは嬉しそうに微笑むと竿を優しく掴み上下に擦りはじめる

「我慢してるご主人様はすっごくかわいいです。いっぱいいっぱい、気持ちよくなってくださいね?」

フゥリは亀頭を指でぐりぐりと刺激しながら耳元で囁くように言葉を掛ける

「おちんちん、気持ちよくなってきましたか?じゃあ、次は……」

フゥリは男の前に回り込む

「前も洗わせて頂きますね」 

フゥリは自身の身体にたっぷりと泡で塗りたくると、両手を広げて男の身体に抱きついた

フゥリの柔らかな肉体が全身を包む感触は、手や口とはまた違った心地よさがある 

ほどよくむっちりとした太腿に男の肉棒があたり焦らすような刺激を与え、互いの乳首が引っ掛かるとフゥリは甘い吐息を漏らす

「はあん……ご主人様、後は洗い流すだけですね」

互いに全身の泡を洗い流していく

破裂しそうなほどに膨張した男の肉棒は水流の微弱な刺激でさえも心地よさそうにビクビクと震えている

「ご主人様のおちんちん、すごく辛そうです……ここに溜まったもの……どうやって射したいですか?手でごしごししてあげたり、口でじゅぽじゅぽしゃぶってあげたり……お好きなのを選んでくださいね」

男は迷った末にフゥリの乳房でで挟んでほしいと答える

「おっぱいですか?分かりました。ご主人様が好きなこと全部してあげます。たっくさん気持ちよくなってくださいね」

濡れて艶めかしく髪を頬に張りつけたフゥリは透明なボトルに手を取る

それは身体を清めるのではなく、男女の身体をいやらしく汚すための液体

「んっ」

フゥリはローションを自身の谷間へとたっぷり注ぎそれを両手で馴染ませていく

にちゃあと卑猥に響く音はフゥリの女体の美しさも相まって男の興奮をより高めていく

「準備ができましたよご主人様。いつでもお好きな時に出してくださいね」

フゥリは男の前に跪き、はちきれんばかりに膨張した肉棒を挟み込む

宝珠のような肌はは男の肉棒を歓迎し柔らかく温かい感触を与える

「いっぱい気持ちよくなってくださいね」

フゥリはゆっくりと男の肉棒を上下させる。ぬちゃ、ぬちゃ、と響く粘度のある音に合わせるようにフゥリは恍惚とした表情を浮かべる

ローションで滑りのよくなった乳房がふにゅんふにゅんと形を変える度に男は快楽の渦に飲み込まれていく

「どうですかご主人様?ちゃんと気持ちいいですか?」

男は身体を震わせながら頷く

上下の運動だけではなく竿で柔肌を撫でさせる前後の動きや、温めるようにみっちりと抑え込む動作も混ぜて肉棒をひたすらに愛撫は男の脳を甘く焦がしていく

「きもちよさそうなお顔……嬉しいです」

澄んだ黄緑の瞳がじっと上目遣いで男を見つめる

純粋なまでの愛情が男の心を深みへと沈めていく

だからこそフゥリはこのアプローチを選んだ

それが自分の最大の武器であると本能で理解していたから

「ご主人様のおちんちん、とっても熱いです。それに……どくんどくんって脈打ってます。射そう……ですか?いいですよ。たくさん射してください」

フゥリが畳み掛けるように乳房をたぷんたぷんと揺らして弾ませると、とうに我慢が限界に達した男はすぐさま欲望を解き放つ

勢いよく放たれた精液はフゥリの胸だけでなく顔にまでかかり汚していくが、彼女は嫌がる素振りすら見せず男の精子を指で掬い取ると口元に運んで美味しそうに舐めとり微笑んだ

「ご主人様、こんなに。マルファ様ともしたのに……私のためにとっておいてくれたのですか?嬉しいです」

身体を洗い直してから、男はフゥリと一緒に湯につかる

「背中、預けてもよろしいですか?」

男は頷くと

フゥリは背中と共に頭も男に委ねる

「あぁ……すごく幸せです」

顎を擽るとフゥリは甘えるように身体をよじって男にすり寄る

密着されるやや大きめの臀部から腰、傷一つ無い背中、湯の中でもほんのりと匂い立つフゥリ自身の香りが男の鼻に優しく、男に落ち着きと安らぎを与える

「ご主人様、重くはないですか?」

男は首を振る

「そうですか。なら良かったです」

フゥリは満足そうに微笑むと、男の手を優しく握り締めるのであった。

男は湯から上がるとフゥリとベッドで抱き合いながら横になる

「ご主人様、大好きですよ」

耳元で愛の言葉を囁かれた男はフゥリにキスをする

お互いを味わうようなねっとりとしたキスに二人の興奮はさらに高まり熱を増していく

「あぁ……幸せです」

愛おしそうに目を細めるフゥリは男の胸に顔を埋める

「もっと……求めて下さい。ご主人様の、全てを受け入れますから」

男はフゥリを抱き締めるとその身体を味わうように撫で回す 

「お風呂上がりですからいつものがほしくなってますよね?良いですよ」

フゥリは妖艶に微笑むと乳房の先端から母乳蜜を滴らせ男の口元に差し出す

男は興奮で鼻息を荒くしながらその雫に吸い付くと、赤子のように強く吸い上げる

「あぁん、いい……ですよ。ご主人様は気持ちよくなることだけを考えて下さいね。私たちは愛し合う夫婦で、私はご主人様の虜なんですから」

フゥリは男を優しく撫でると、もう片方の手で優しく肉棒を包み込む

男は快楽に溺れ、愛される喜びで満たされる

フゥリが男からの愛を求めるように

、男もフゥリからの愛を求めた

「ご主人様のおちんちん、すっごく喜んでいます、とっても可愛いです」

肉棒からはとめどなく先走りが漏れフゥリの手をに汚していくがフゥリは嫌な顔ひとつせず男の肉棒を愛おしく擦り上げる

「そろそろ挿れてほしいのですか?我慢しないでいってくれていいんですよ。妻が夫を悦ばせるのは当然のことなのですから」

男があぐらをかくとフゥリはその上に跨り腰をくねらせる

「んっ……ご主人様のおちんちんが私の中に……」

ずぷずぷとゆっくりとした動きで肉棒を沈めていくフゥリ

結合部から愛液が滴り落ちる度に淫らな音とフゥリの艶やかな声が漏れる

「あっ……はぁぁん…んっ、ちゅっ……れろぉっ」

男が伸ばした舌先をチロチロと触れ合わせてはお互いの唾液の甘さを堪能する

そして少しずつ触れ合う面積を増やしながら、二枚の舌はだんだんと深く、濃厚に絡み合っていく

「ちゅるっ……ぷぁ、れろっ……んっ」

繋がり合った二枚の舌に導かれるように唇へと重なる

その中で、さらに深く、強く、元々ひとつのものであったかのようにお互いの舌を貪り合う

「はあん、れろぉ……んぁっ」

唇が離れると、涎が糸を引き二人を結ぶ

「ご主人さまぁ……好きぃ……」

蕩けきった表情でフゥリは腰を振り続け、子宮の入口は男の先端に何度も吸い付くようにキスを繰り返す

上と下、ふたつの口からもたらされる甘美な快感は男とフゥリを何度も絶頂を向かわせる

「ご主人様のお嫁さんは誰ですか?」

フゥリは男に問いかけると男はフゥリであると答える

「それではご主人様は誰のものですか?」

フゥリ

「では心は?」

フゥリ

自身の名を言われる度にフゥリの中で多幸感が込み上げてくる

たとえ男が自身の敬愛するシトリスの愛玩動物であったとしても

「あっ、はぁん……っ、ご主人様ぁ……嬉しいです。」

フゥリは男の身体を強く抱き締める

そしてその瞬間、二人は同時に果てる

「はぁ、はぁ……んっ、ご主人様、好き、大好き……」

フゥリは愛を囁きながら男にそっとキスをする

「二人共ベタベタになってしまいましたね。お身体を洗い直しましょうか?」

フゥリは男に微笑むと、男はそれを断る

「そうですか……それではしばらくこのまま私の胸を枕にして休んで下さいね。疲れた時はゆっくり休むのが一番ですから」

フゥリは男の頭を優しく抱き締めながら、二人はそのまま眠りについた

「明日もご主人様にとって幸せで素晴らしい一日でありますように」

フゥリはそう呟くと、男の額にそっとキスをした


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