ファーストコンタクト
先に謝っとく!!!人に見せる文章を書くのは久々なので所々変かもしれない!!
あと原作とアニメ見ながら書いたけど設定間違ってる所があったらごべーーーん!!!
──水の都ウォーターセブン、この都市に来て5年がたった。
市長の家の管理をある程度任される立場にあるにも関わらず、例の設計図について影も形も見せようとしない市長に、そして今まで碌な成果を上げることが出来ていない自分にも苛立つ。
だがこの任務が終わるまでは今まで築いてきた立場の仮面を脱ぐ事は許されない。
いつものようにヤガラブルに乗り食材や足りなくなってきた日用品の買い出しをしていると、貸しブル屋の方から「美味しく焼いてくれ」やら「黄金」やら店主が驚いている声が聞こえてきたので近付いてみる。
観光目的の旅人……であれば海列車や正面側の港を使ってくるだろうし、わざわざ裏町側から街に入ってくるのはやはり船の修理や買い替えをしに来た海賊だろうか。
……この街を訪れた者の姿を確認する為、あくまで自然に通り掛かる。
「おお!リッチ君、良いところに」
ぼくの姿を視認したブル屋の主人に声を掛けられる。
「こんにちは!……そちらの方々は?」
貸しブル屋の主人の他に三人組がいた。一人はオレンジ髪の女性に、もう一人は麦わら帽子を被った少年……
あの顔は手配書で見覚えがある。
最近名を上げ始めた海賊の麦わらの一味、船長のモンキー・D・ルフィだ。
ということはあの女性とあの長鼻……長鼻?
「……んん???」
「な、なんだよ人の顔ジロジロ見て……!」
「カク君?こんな所で何してるんですか?」
「いやカクって誰だよ!?おれの名はウソップだ!」
「えぇ……?」
そう言われ、脳裏に浮かべたカクの姿と今目の前にいる長鼻の彼の姿を比較する……何かが違う……?
「……あっ!よく見たら鼻先が丸い!?
わー!『ごめんなさい!』知人に似ていたので見間違えてしまいました!」
立ち上がり、頭を下げて『謝罪する。』
「いや別に『いい』けどよ……」
不満気な声をしながらもウソップと名乗った彼は『許して』くれたようだ。
……正直戦闘には全く役に立たない能力だが『こういう時』には便利だと常々思う。
ただ相手の精神力……意志の強さが効き目に関係するのか、効かない相手にはとことん効かないが。