<パトロール用サラダちゃん 特殊仕様型>
キヴォトスの復興作業が落ち着いた後、ヴァルキューレ警察学校が採用した特殊車両……車両?である。
復興後のキヴォトスでは産んだたまごサラダやサラダちゃんを犯罪に使おうとする者、
親の記憶に振り回されて暴走するたまごサラダ、
サラダちゃんへの恨みを捨てきれない過激派等が新たな問題となっており、
その辺りへの対策を重点としてMSS協力の下で装備の選定が行われた。
初期型は盾は申し訳程度でサラダちゃん自身のタフネスで攻撃を耐える仕様だったが、
サラダ使用犯罪におけるSLD弾(※1)対策としては不十分だったため、
戦前のミレニアムでよく稀に使用が見られた障壁発生装置(※2)を採用したシールドを一対装備、
火器としてはテーザーガンや捕獲用のとりもちランチャー等の
高タフネスのサラダちゃん相手でも通用する捕縛用兵装が主に装備されている。
巡回時の編成はサラダちゃん1:たまごサラダちゃん1:一般ヴァルキューレ生2で1小隊を基本とし、
サラダちゃんでは対応の難しいメガストマックくん1号(※3)を装備した相手には
一般ヴァルキューレ生が即座に鎮圧を行う事になっている。
ほぼ廃品利用装備であった最初期型と比べてコストは大幅に上がったが
前述の凶悪犯罪対策の為にヴァルキューレ警察学校や一部の学区では少数ではあるがこれを導入、
激動の時代を迎えたキヴォトスの治安を守るために奮闘する事になった。
なお、全速力での走行時の乗り心地は“暴れ馬に乗ってる”“シェイカーでぶん回されている気分”等と
言われた初期型からあまり改善されていない。
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※1:サラダ弾。サラダちゃんの身体を弾丸として発射するもの。
弾丸が神秘そのものである為、通常の弾丸よりずっと高い威力を誇る。
加えてとある問題から生徒とサラダちゃんの停戦後は原則使用禁止とされた。
※2:かんぺき~
※3:生徒との混血であるたまごサラダちゃんを容易く死に至らしめる装備であるため、
停戦後は個人での所有が固く禁じられている。