バッドエンド(幸せの箱庭)

バッドエンド(幸せの箱庭)


鬼ヶ島

今日の仕事を終えたウタはスキップしながら捕虜収容施設へと向かった。彼女は施設の奥に向かい一人の男がボロボロの状態でうずくまっている檻の鍵を開けるとその中に入る。

「お待たせルフィ。寂しかった?」

ウタが優しく問いかける。

「あ…あぁ…うああッ…!」

もはや言葉すら忘れた男ルフィは海楼石の手錠(腕に当たる部分に海楼石がついてるので外側ならウタにも影響は出ない)と足の鎖を引き摺りながらウタの方に這い寄り抱きついた。

「フフッ甘えん坊さんねルフィ…待ってて…いつものをやるから。」

そう言うと彼女は優しく子守唄を歌った。


ウタワールドに作られた箱庭のような小さな広場で二人の男女が抱き合っていた。

ウタは首元のリボンを解くと躊躇なく首元をずり下げ乳房を片方曝け出しルフィに吸わせた。子は成してないのに出てくるミルクをルフィは無我夢中で赤子のように吸っていた。

「ほ〜ら焦らないで…?おっ〇〇は逃げないから…」そんなルフィを優しく抱きしめながらウタはその頭を撫でてあやしていた。



ウワアアアガアアアアアアアァアアアアア!!!!????

怒涛なるウタワールドでの拷問にルフィの心は砕け散った。その精神はまるで幼児のようで自分に縋ってくるルフィを見てウタは狂喜した。


アハハハハハハハハハハハハハハ!!!

救えた!

すくえた!!

スクエタ!!!

救えた救えた救えた救えた救えた救えた救えた救えた救えた救えた救えた救えた救えた救えたすくえたすくえたすくえたすくえたすくえたすくえたすくえたすくえたすくえたスクエタスクエタスクエタ!

やったよヤマト!あなたと同じように!!大事な幼馴染を救うことができた!!!

ヤマトが来るまでウタは濁りきった目で自分に縋るルフィを抱きしめながら笑い続けた。

その後ヤマトは大切な存在のウタに勝手に縋るルフィに不快感を示しながら彼を見せしめに公開処刑をしようとしたがウタに私に預けるよう懇願された。自分の体制に反旗を翻した勢力を黙らせたい思惑があったため難色を示したがウタの必死な顔を見て思わず心が折れてしまう。ウタから彼は大切な幼馴染だと聞いてる。彼女の悲しむ顔は見たくなかったからだ。

それ以来こうして収容施設の奥でルフィは『飼われ』仕事が終わるたびにウタはルフィの世話をしているのだ。(ヤマトは二人の時間が減ったことをペローナに愚痴るようになってペローナはうんざりしているが)

彼は赤子のように自分のミルクを求めたが子を成してないため出すことができなかったがウタワールドなら可能だということでいつもこの世界に入り浸っていた。

この箱庭で彼女は親友と幼馴染二つを手に入れ人生で一番幸せだった。


「これからはみんなと永遠に一緒にいようねルフィ。」



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