ハートの海賊団がゾウにいる時の音貝録音をローが見つけちゃう話

ハートの海賊団がゾウにいる時の音貝録音をローが見つけちゃう話


音貝か……


「しまい忘れか?ったく、こんな部屋の隅に……」

カチッ

『イエーーイ!キャプテン聞こえる!?』

『そりゃ聞こえてるだろバーカ』

『今日俺たちゾウにつきました!全員無事だよ!』

『ベポみてみんな泣いてた、死んだもんだと思われてたらしい』

『みんなに会えて良かったよ! 海賊だから今はネコマムシの旦那の預かりなんだ』

『キャプテンも早く来てくれよ、待ってますからね!』

『前の島で音貝もらったんでしばらく日誌ついでにこれも録音していくぜ!』

がやがやと騒がしいクルーたちの声が聞こえる。

「何やってんだこいつら……」

賑やかなクルーに思わず呟くが、わずかに口が綻ぶのを止められなかった。まだこの頃はパンクハザードに居た頃だろう。

「呑気にしやがって……」

ローは目を閉じて椅子に深く腰掛けた。



二日目(18)

カチッ

『キャプテン! 今日は到着2日目。今からみんなとご飯だよ! ゾウのご飯久しぶりだからいっぱい食べちゃった。キャプテンにも食べさせてあげたいな。これ見てるときは一緒に食べれてるかな?』

『キャプテンの好きそうなレシピも貰っとくから、また作るぜ』

『ベポー、皿運んでくれ!』

『アイアイ、シャチ!──じゃあねキャプテン、おやすみなさい!』

──そういえばまだゾウの料理を船では食べてない。今日はコックに言って作ってもらうべきだろうか。もちろん、パンは抜きで。


『──キャプテン』

夜が明けた後のゾウ。

声をひそめたベポの声。周りから微かに聞こえるのはクルーの寝息だろうか。

『……ゼポにいちゃんのこと聞いたんだ』

目を開けて音貝を見る。実際のことはゾウで既にベポから聞いている。お互い海に出たのだから、そういうこともある。とベポがさほど取り乱した様子がなかったので安堵したものだった。

『ペドロ……ゼポ兄ちゃんの親友の人から。ビックマムに寿命を取られたんだって』

『覚悟はしてたんだ』

鼻を啜る音が混じる。

『もう10年以上経ってたし、北の海でも、偉大なる航路でも名前を聞かなかった。だから、そうだって可能性はあったんだ』

「ベポ……」

『でも……でもキャプテン……』

『悲しいよ……!会いたかった、兄ちゃんに! 兄ちゃんに会いたくておれは海に出たんだ……。う、うう、』

ベポがゼポという彼の兄を探しに海に出たことはローも知っている。

『……いけない、みんなを起こしちゃう。キャプテン、キャプテンまでおれを置いていかないでね。無事に帰ってきてね。おれたちみんな待ってるからね』

「……強くなったな、ベポ」



三日目(17)ジャック襲来1

カチッ

『三日目でーす!今日はおれたちだよ!』

『おれたちじゃわかんねえって!クリオネ』

『あっそうか、おれとウニだよ。今日はネコマムシの旦那に色々案内してもらったんだ。いやー、ネコマムシの旦那本当に面白いな!』

『あんな面白いひとなかなかいねえな……』

『食料備蓄の手配も完了してるから安心し──えっ』

ほのぼのとした報告の途中、焦った声が割り込む。

『百獣海賊団が来た!!』

「……ジャックか」

この日にジャックが来たというなら、ここからは戦闘になるだろう。

今は一人もかけずに生きている。

『ど、どうしよう……っ』

『ベポ、待て!一人で行く気か!?』

『はなしてペンギン!ここはおれの故郷だ』


四日目(16)ジャック2


15ジャック3

14ジャック4 同盟の報?

13ジャック5 毒ガス兵器使用

12ジャック6 ドフラミンゴ撃破・ジャック退去

11瀕死状態

10ぐるわらが到着→回復

9ロードレスローザ出航

8ジャックがドフラミンゴ護送戦襲撃

7 回復期

6 回復期

5 回復期

4 回復期

3ビックマム海賊団到着 サンジ脱退

2

1 ロー到着





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