理性が飛んじゃうふたなりハスキーさん

理性が飛んじゃうふたなりハスキーさん

ベリーメロン


 事の始まりはただの事故だった。

 今ドラゴンメイドが住む屋敷のメイド長、ハスキーの股間には本来存在し得ない巨大な男のモノが生えている。

 かつて邪悪な魔法使いと戦いになった際に、呪いを遺されて一年のうち一定期間こうして男根が出来上がってしまうのだ。


(まさか見られてしまうとは……)


 しかし事故とはこの呪いを受けたことではない。

 ご主人様とチェイムを除く他の者たちには隠していたこの秘密が、よりによって最も幼いラドリーにばれてしまったことだ。

 これが生えている期間はいつもハスキーは一人で遅くに風呂に入り、他の者たちに裸を見せないようにしていた。

 されどたまたま気を抜いていたのだろう。ラドリーがまさかあんな深夜に起きてきて、風呂場にくると思わなかったのだ。


(ラドリーの口の固さには……期待できませんね)


 風呂場でバッタリと、その巨大なモノを見てしまったラドリーはどれほど怖かったのだろう。

 それをすぐにパルラやティルルに相談してしまうかもしれない。

 その前に一応は口止めと弁明をしなければ、とラドリーの部屋を訪れたのだが。


「んんっ……はぁはぁ……むずむずする、です……ひあっ……♡」


 刺激しないようにゆっくりと扉を開けたのが仇となった。

 ハスキーの入室に気付かなかったラドリーは、あろうことかその股間を机の角に当てている。

 細い太ももとショーツがさらされ、フニフニとそこがショーツごしに。


「は、はすきーさんっ!?」


 気付いてバタバタとするラドリー。

 普段は幼げで可愛らしい彼女だが、その頬は別の意味で赤く染まっている。

 ラドリーは聞いてもいないのに弁明するように口を開いた。


「きのーからずっとからだがフワフワして……あそこがむずむずするんです……こわいのに、きもちよくて……はすきーさんのおちんちんをみてから……おかしいんです……」


 牝の竜の匂いがハスキーの鼻に雪崩れ込んでくる。

 ラドリーはまだ幼いドラゴンメイドのはずだが、女であり竜であることにはかわりない。

 圧倒的上位の竜の雄を見せつけられて、発情してしまったのだろう。それだけならここはハスキーが黙っていればいいはずだ。

 だけど


「はすきーさん……たすけて……せつないぃ……」


 潤んだ瞳が向けられる。叱られた時に向けてくる瞳とは違う、興奮を孕んだ蕩けた瞳が。

 厳粛にして理性の強いハスキーであっても、その幼いながらも強い色香には抗えなかった。雄を生やさせた呪いがハスキーから理性を奪っていた。


「わかりました……それでは私の部屋に行きましょうか」



○△✕



「んんっ……ひゃうぅっ♡」


 ハスキーの腕の中でラドリーの小さな体が震える。ぐっしょり濡れた幼い陰部をハスキーの指が優しく掻き回せばラドリーは悲鳴を上げていた。


「ラドリー、ゆっくり力を抜いてくださいね」

「む、むりですぅっ……ひああっっ♡」


 膨らんできた肉豆を優しく扱く。もはやそれだけでラドリーは翻弄されており、顔を快楽にくしゃくしゃに歪めていた。

 柔らかなハスキーの乳房にしがみつくラドリーだっが、その柔らかさを堪能する暇もないらしい。


「あっ♡ああっ……なにかきちゃっ……はしゅきーしゃっ……ふああっっ♡」


 軽くイッてしまったのだろう。ハスキーの腕の中でラドリーが激しく悶える。

 ガクガクと震える様子はなんとも淫猥だ。


「はぁはぁっ……」

「それがイクってことです」


 ポンポンとラドリーの頭を撫でてやりながら、ハスキーはこれで落ち着いてくれればとギリギリの理性を利かせていた。

 ハスキーの美麗さにはあまりにも不釣り合いな男根は、血管を浮かせながら今にもラドリーを犯し尽くせと囁いてきている。


「さて、これで――」

「はすきーさぁん……もっとさきまで、おしえてください……」


 トロンとした瞳のラドリーがそんなこと言い出してハスキーは固まった。

 知識はなくても本能はあるのだ。ラドリーの青いフサフサとした尻尾が、ハスキーの腰に回ってきて離れられないようにしてくる。

 ラドリーの視線はハスキーのスカートを押し上げるそれに向けられており、なにをするのかもなんとなくわかるようだ。


「それはまだ貴女には早すぎますから……」


 ぐらつく理性にハスキーはなんとか耐えようとする。されどラドリーの妙な色気と牝の匂いは強まるばかりで、どんどん理性が溶かされていた。


「おねがいします……もうがまんできないんです……」


 舌足らずながらも淫らな願いを言ってくるラドリー。

 そのギャップにハスキーの中の雄が刺激され、とうとう歯止めが利かなくなった。


「仕方ありません……本当に痛かったりしたら言うんですよ?」

「ふぁい……」


 言いつつ怒張したペニスをラドリーの幼い陰部に押し当てる。それをゆっくりと前進させ、媚肉を割り開いていく。

 やがて根本まで挿入しきった。


「んんっ……あくぅっ……」


 苦悶の表情を浮かべるラドリーだが痛いとは言ってこない。

 もしラドリーが人間の娘なら、こんなものをぶちこんでしまえばたちまち壊れてしまっていただろう。互いの本性がドラゴン同士であることにこれほど安心したことはない。


「動きますよ」


 そう告げてからゆっくりと抽送を開始する。


「ああっ……んああっ……ふあっ♡」


 ラドリーの甘い声が漏れてくる。やはり痛みはないらしい。

 発情の方が勝っているようだ。


「どうですかラドリー、気持ちいいでしょう?」

「ふぁ、いっ……♡」


 初めてのセックスに戸惑いながらも健気に感じるラドリーの姿。

 それにだんだんとハスキーも毒されてきていた。


「はすきーさんっ……はすきーさんっ……すきぃ♡」


 名前を呼ばれて求められて、ハスキーの我慢は限界を迎える。

 小柄な彼女を抱き締めて、腰を強めに振り始めていく。


「ああっ♡ああああっっ♡」


 激しくなるピストン。ラドリーの膣内を乱暴に出入していく肉棒。

 快楽に喘ぎ、しがみついてくる小さな体を抱きしめ返し、さらに強く腰を打ち付ける。


(可愛い……)


 普段の可愛らしさは庇護欲をそそるもので、妹や娘に向けるような視線だった。

 しかし今は牝として犯してしまっている。

 そんな背徳感がより一層興奮を高めていった。


「んっ♡すっかり気持ち良さそうですね……♡」

「もう……なにがなんだか、わからなくてぇ……」


 快楽に悶える幼い竜の少女。それを雄のように犯す快楽に、ハスキーはすっかり飲まれていた。

 口説くように彼女の耳へ唇を滑らせて、囁いていく。


「私もですよラドリー……貴女のことが好きになってしまいました」

「えっ!?」


 驚くラドリーに構わず、腰の動きを早める。

 普段から冗談なんて言わないハスキーの、冗談のような言葉にラドリーは混乱しているのだろう。

 しかし早まるピストンに思考は間に合わない。


「あああっ♡ああっ♡」

「だから、一緒にイキましょうね♡」

「ひあっ……ひゃ、ひゃいぃっっ♡」


 燃え上がるようにハスキーは普段の淑やかさも放り捨ててラドリーの幼い膣を犯していく。

 ゴツゴツと激しく最奥を突き立てて、本能のままにびゅくびゅくと精液を流し込んでいけばラドリーの小さな身体は腕の中で震え上がる。


「うあっ……♡はぁ、はぁ……あついのが、おなかのなかで……びゅるびゅるしてるです……♡」


 朦朧としながらも状況を語ってくるラドリー。その様子にハスキーは再び男根を硬くしたのは言うまでもない。

 再び交わり出せばもはやハスキーもラドリーも盛りの付いた獣のように交わり続けていく。



 その後も彼女たちのヒミツのカンケイはこっそりと続けられ、後日妙に大人っぽくなったラドリーにパルラが混乱させられたのは別の話だ。

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