ノイマン&チャンドラがアーサー&ハインラインに性癖壊される部屋と、ムウとコノエのしっぽり部屋

ノイマン&チャンドラがアーサー&ハインラインに性癖壊される部屋と、ムウとコノエのしっぽり部屋


困惑で怖気づいたノイマンとチャンドラを気遣って話しかけるアーサー。

「いきなり連れてこられたらそりゃびっくりしちゃいますよね~。あ、でも大丈夫ですよ、僕達こう見えても慣れてるから…わっ」

アーサーの軍服の襟首を後ろに引っ張るアルバート(だいぶ機嫌悪そう)。

「そんな役に立たない腑抜け共、放っておけばいい。そっちに構う暇があったら僕の相手をしろ、アート」

「あっ、また!そういう口のきき方したらダメだって何度も…っんぅ」

突然目の前で始まった二人の深いキスに釘付けになるノイマンとチャンドラ。

キスしているうちに二人の顔はどんどん蕩けていき、そのまま互いの服を脱がし合い始める。

互いに互いを愛撫しては喘いで身悶える姿は、とても昼間ミレニアムのブリッジで会った二人と同一人物のものだなんて到底思えない。

倒錯的なブルーフィルムを見ているようだ。

気付けばノイマン、チャンドラの体は反応を見せ始めていた。

ベッドの上でアルバートにのしかかられたアーサーが声をかける。

「ふふ、二人ともおっきくなってますね♡混ざりたくなってきちゃいました?」

「ようやく使い物になったのか?…全く調子のいい。貴様らが僚艦たるAAのクルーでなければとっくに締め出していたところだ。フラガ大佐も何を考えて此奴らを連れてきたのか本当に理解に苦しむ…」

アルバートはいいところを邪魔されたとばかりに二人を睨んでいつもの調子で早口で捲し立ててきたが、先程よりも顔が紅潮しているためか迫力が微塵もない。むしろ逆効果になりそうだ。

そんなアルバートの頭に手を回して撫であやしながらアーサーが微笑む。

「こーら。ダメだよ、アル♡二人に失礼でしょう?失礼なこと言っちゃダメってアレクセイさんにも言われたのに。またアルが悪い子してたって言いつけてお仕置きしてもらうよ?」

「……アリョーシャのおしおきはいやだ」

「うんうん、そうだよね。僕はお仕置きされてイきっぱなしで泣いちゃったアルも可愛かったから見たいけど…。でもアルがお仕置きイヤなら、ちゃんとお約束守って二人ともなかよくしよう?わかった?」

「わかった……」

「よしよし、いい子いい子♡」


「……そんなわけで、ノイマンさん、チャンドラさん。僕達と遊びましょう?」




一方、別室では。

コノエの首筋に顔を埋め、仕留めた獲物を味わうように舐り甘噛みするムウ。

その後頭部を撫でて柔らかい金髪の感触を楽しみながらコノエがぽつりと零す。

「あれほど美しく聡明な夫人がいるというのに、貴殿は随分と物好きな方だ」

「さすが艦長、見る目があるねぇ。勿論マリューは宇宙一の女だよ、俺の命よりも大切な人」

上機嫌な声で答えられ、彼にとってラミアス艦長はまさしく掌中の珠とも言うべき存在なのだろうとコノエは察する。

まあ、言っている事とやっている事がえらく乖離しているのだが、それを今甘んじて受け入れているのはコノエだ。

そんな矛盾めいた触れ合いを続けるムウがふと首筋から顔を離し、コノエの体をくるりと反転させて後ろから抱き込むように覆いかぶさってきた。

そうして今度は後ろからコノエの耳元に顔を寄せ、二人しかいない部屋だというのにまるで内緒話でもするように低く潜めた声を出した。

「でも…それはそれ、これはこれ、ってやつでさ。男のこういう欲が暴走しそうな時があるの、分かってくれるでしょ?」

「さあて、生憎と私は存じ上げませんなぁ」

「そんなつれない事言わないでさぁ。そっちだって、こないだはあんなに気持ちよさそうにしてたじゃん」

「おや、そうでしたかな?どこか別の誰かとお間違えでは」

お互いに分かり切っている事をはぐらかしては追わせてを繰り返す駆け引きめいた会話。

不意にコノエを抱き込んでいた腕の力が強くなる。

「……ほんとのところ、今日は他の誰かを相手にしたら…本気で壊しちまいそうなんだ。そのくらい、抑えが利かない。…頼むって」

絞り出された声が、堪えるような吐息と共にコノエの耳朶に届く。

ようやく曝け出された本心にコノエは小さく溜息を吐く。

身動ぎしてムウに向かい合うと、頬に手を添えて顔を上げさせた。

「あなたは時々、素直になれない少年のようになる。何で最初からそう言わないんだい、ムウくん?」

「……自分でも情けねえとは思ってるんだよ、これでも」

「私はそうは思わないけれどねぇ。ほら、来なさい」

ムウの手を引いて、コノエはベッドに倒れ込んだ。

コノエを押し倒す格好になったムウに、コノエは嫣然と告げた。


「こんな老いぼれの体でよければ、好きなだけ貪るといい」


返事の代わりに返ってきたのは、首筋に感じる歯の感触だった。



Report Page