ニンジャトレーナー【キャラ崩壊】
サイラン「ふむ…………私の決裁が必要な書類はこれで全部だね。………うん。コレで大丈夫だ。カリッサ君」
カリッサ「はい。先生。………それでは失礼いたします」
サイラン「気をつけていきたまえ……………さて、もうでてきても良いんじゃないかな?」
窓際に目をやるといつの間に入ってきたのか、そこにメンポで顔を隠したニンジャが居た
????「ドーモ、サイラン=サン、ニンジャトレーナーでs「ドラパルト、でんじは」アバーッ!」
サイラン「……………念の為……て………の……に……」………ヌメ
サイランはモンスターボールを弄りつつ慎重に近づきながら侵入者に問いかける
サイラン「ふむ………賊が一体私に何の用事かn」
????「イヤーッ!」………ヌメ
何と言うことか、ニンジャのしなやかで柔軟な肉体は麻痺しないのか!しかしこのサイランという男もまたツワモノである!
サイラン「おっと」
何と言う反応速度であろうか!軽く首を傾げただけでニンジャのアンブッシュを回避した!
????「(今………足元の感触が………?)」………ヌメ
サイラン「余所見しない!」
サイランの丸太のような脚がニンジャトレーナーを襲う!
????「グワーッ!」………ヌメ
ニンジャがぶっ飛ばされる!
サイラン「…………?ここに来た目的を教えてもらえるかな?」
????「ぬぅ、ゲッコウガ!私の足元にれいとうビーム!」ゲコー
……ヌ、ヌメェ
サイラン「ほぅ………ありがとう、ヌメルゴン。君のおかげd」
????「イヤーッ!」
サイラン「ブリジュラス」ジュラー
サイラン「賊相手にお行儀よく戦ってやる義理も無いよねっ!」
ニンジャの刃がブリジュラスの硬質の皮膚に弾かれサイランの拳がニンジャに襲いかかる!
しかしニンジャもバク転で回避する!
????「ゲッコウガ!たたみがえし!」ゲコー
????「ゲッコウガ…が…………」
ニンジャが遮蔽物を縫ってサイランに迫る!
サイラン「ドラパルト。私とサイドチェンジ」ドラー
????「!消え……!」
咄嗟に横っ飛びするニンジャの頭が先程まであった空間をサイランの剛腕が貫く!
????「(流石は秘宝の番人とその相棒………このまま戦り合っては使命は果たs)」ゲコー
????「!(良くやりました!)ハリーセン!どくびしを撒いてその中でじばく!」ハリー
サイラン「!」
KABOOOOM!!!!!
…………………………………
サイラン「ありがとう。ブリジュラス」
サイラン「…………ニンジャトレーナー………か」
蹴りつけた足に残る感触を思い出す
サイラン「………随分軽かったな。変声器のようなものを使っているようだが、元の声はもっと高い声かな?身体も小さい………子供か。あのゲッコウガ………私のヌメルゴンを一発で………ハリーセンも何の躊躇いもなくじばくの指示に応えた。あと10年も鍛えれば今回のようにあしらう事は難しいだろう…………次にあった時は勧誘してみるのも………」
バタバタバタバタバタバタ!バンッ!!
カリッサ「先生!!!」
振り返りカリッサに告げる
サイラン「カリッサ君。賊が侵入した」
カリッサ「!ッッッ!わかりました。急ぎ捜索の手配をします」
サイラン「頼んだよ。侵入してきたのは面頰で顔を隠した忍者だった。ゲッコウガとハリーセンを使う手練れだが里の住民なら一度に三人も同時にかかれば捕らえられるだろう」
そう言って退室するカリッサを見送り爆発とどくびしでズタズタになった室内を見回すと金庫の一つが抉じ開けられているのに気づきそっと近づく
サイラン「確か………この金庫に入っていたのは………」
この時サイランは気づいていなかった。それを奪われた事が自身の野望を阻むと同時に理想を叶えるものでも有るということに……………
場面転換
????「無茶をさせてごめんなさい。ハリーセン」
人目につかない林の中でゲッコウガと共にハリーセンの手当をする少女がいた。その傍らにはサイラン家の蝋封がされた封筒が一通。まさかこの少女がニンジャトレーナーだというのだろうか。
エンニア「サイラン=サン………改革というものは正しき義によって行わなければいずれ力尽くで壊されるもの………」
彼女の行いが里の現状を動かすのはもう少し先の話である