ドキドキ☆バスタイム

ドキドキ☆バスタイム

~白濁に塗れた午後、ケダモノの本能に襲われて~


以前上げた、擬獣化風SS『グルーミング』の続きです。

今回はギャグ風味。


パメスコ後遺症の影響で、スレッタは自分自身のことをタヌキだと思い込んでおり、周囲の人間達のことも動物に見えています。

グエルのことはライオンなんだと思い込んでいます。


なんかいろいろあって、最終決戦の後も地球寮が存続している世界線。


今回は主にグエルの視点で話を進めますので、ケモナーの皆さんにはちと物足りないやも。


介護に関しての知識に明るくない人間が書きました。フィクションですので、悪しからず。


タヌキ語は、初めは何らかの法則で書こうと思っていたのですが、最終的には適当になっちまいやした…。



グエルさんから毛繕いをしてもらえるようになってから、暫くが経ちます。決して不満があるというわけではありません。彼は相変わらずのテクニシャンなのです。


しかし、最近ちょっと疑問に感じていることがあります。


彼による毛繕いの際、相反する性質を感じさせる二つの触り癖が散見されるようになってきたのです。


まずひとつめの触り癖。

グエルさんは、私のことをもしかしてお母さんか何かだと思っているのでしょうか?だってそうでもなければ、あんなにもおっぱいに執着してくるわけがありません。

いえ、あからさまに踏み踏みしたり吸ってきたりしているわけでは無いんです。ただ偶然にしては、ちょっとお口やお手々が掠ってきすぎっていうか。お母さん、恋しいんでしょうか…。


そして、もうひとつの触り癖。

一方で、私のことを自分の子供だと思ってるのかなって感じることもあるんです。

最近のグエルさんは毛繕いの最中、毎度毎度特定の部位に吸い寄せられるようにするすると前足やお口を移動させては躊躇し、移動させては躊躇しを繰り返すようになっているのです。


そんなにそこが気になるのでしょうか?

確かに自分の子供であれば、陰部を洗ってあげたりするのは当たり前のことではあるんですけども…。


自我が揺れ動いているのでしょうか。

グエルさんは一見頼もしそうに見え、実は不安定な精神の持ち主なのかも知れません。そういえばなんかよく泣いてる気もします。


ここはひとつ、この私がしっかりしなくてはなりません。

いつも何かやってもらってばっかりなので、たまには私の方からも何かお返ししてあげたいところです。


いつでもどこか哀しそうな顔をしているあのライオンさんのことを、少しでも元気づけてあげたい。そう思うのです。



認めよう。

確かに最近の俺は誘惑に負け、衣類越しとは言え、それでもスレッタの際どいところにまで触れてしまっていた。


だからこれは、罰なのだろう。

神とスレッタ自身が罪深いこの俺に与え給うた、罰なのだ。



フロントの中にいながらにして、ギラギラと照りつける日光を肌に感じ、思わず汗ばんでしまう今日この頃。


スレッタが夏バテ気味であることを聞きつけていた俺は、その日はとある知人からのアドバイスをもとに、『とろろ納豆オクラマグロ漬け丼』なるものを手土産に地球寮を訪ねていた。


山芋という食材を扱うのは実は今回が初めてなのであるが、とろろという加工食品のビジュアルには、正直言って少々度肝を抜かれたものである。


いやいやいやいや、他意は無い。無いんだぞ。

俺は単に、食欲の無いときでも食べやすくてスタミナのつきそうな料理を選んだだけだ。

決して疚しいことだなんて、考えていやあしねえんだからな…!!


まあ、試食をしてみたら、普通に美味かったしな。

さすがはオルコット。実に酒飲みらしい舌の肥え方をしている。


いつも甘味や軽食ばかり土産に選んでいた気もするし、たまにはこういうガッツリ食事系のものを持っていくのもアリなんではないだろうか。


そんな事を考えながら、クーラーバッグを片手に今日も俺はすっかりと通い慣れた地球寮のエントランスをくぐるのであった。


__後々俺は、自分のこの浅慮を心底後悔することになるのである。



コトッカッ、カラッカッ、カッカーーーン!!


そんななんとも言えない軽快なサウンドと共に、スレッタはとろろ(略)丼を盛大にひっくり返し、俺達二人にぶちまけてしまったのであった。


うーーーーむ。スプーンと言えども、やっぱりまだ食器類の使用は早かったかあ…。


「きゅーんきゅーん……くうーんくうーん……」


「グエルさん、ごめんなさい、ごめんなさい…せっかく持ってきてくれたご飯なのに……」とでも言いたげに、申し訳なさそうにスレッタが鳴いている。


うおっ……。

とろろまみれになってるスレッタの絵面、大分すんげぇことになってんな……じゃなくて、じゃなくてだな!


落ち込んでいるスレッタを撫でてやりながら、言う。


「あー、いやいや!こっちこそ、済まなかったな。スプーンとか、まだちょっと早かったよな。

いや、その、本当なら俺が食べさせてやるつもりだったんだがよ…」


直前になって、「あーーん」とか言ってスレッタに手づからとろろ(略)丼を食べさせてやる行為が、なんか恥ずかしくなってしまったのであった。


あんな美味いものをスレッタに味わわせてやれなかったことは残念だが、今回ばかりは仕方があるまい。

とろろ(略)丼はいつか、またスレッタがいろいろ使いこなせるようになってから食べてもらおう。


__いったいそれは、何時の話になる?

ふと湧きあがってきたそんな疑問を胸の奥底に無理矢理押し込めて、片付けを開始するのであった。



ダメだ。痒い。痒くて仕方がねえ。


ウェットティッシュ等で一通りとろろまみれの二人の肌を拭い、スレッタは着替えさせて俺は適当に寮内の男子の部屋着を拝借したのだが。未だに痒くて堪らん。


この痒みってもしかして、山芋のせいなんだろうか?

勉強不足だったぜ、まさか山芋がこんな危険を孕んでいる食べ物だったとは…。


先程からスレッタも、痒みを我慢できないようで絶えずバリバリと肌を掻きむしっている。その地黒の肌でもハッキリとわかるほどに、すっかり赤くなっちまっている。


ぎゃーっ、スレッタお前、今そんな手で目なんか擦ってんじゃねえよ!恐ろしいことになるぞ!

宥めすかしつつ、スレッタのその行動を止めてやる。


参った。本来であれば、スレッタを地球寮の女子に預けてとっとと体を洗ってもらうべきなのである。

ところが間の悪いことに、本日この寮の女達は皆出払ってしまっているのだ。


……ならば、残っている男共のうちの誰かにこいつを預けて、風呂に入れてもらうか?

浮き上がってきてしまったアイディアを、即座に打ち消す。

いやいやいや、それこそ有り得ねえだろうが、そんなことは!!


ちらとスレッタを一瞥すれば、やはりまだまだ辛そうに痒みに耐え忍んでいるのだった。


………決めた。

こいつはこの俺が責任を持って、洗ってやろう。



成り行きでスレッタを風呂に入れてやる流れになったが、同時に俺は最近漠然とこんなことを考え続けてもいた。

今のうちから入浴介助をはじめとした諸々の介護に、俺は慣れておくべきなのではないだろうか。


このままスレッタが元に戻らなかった場合、俺が彼女を引き取って世話をし続けていくことも考えている。

彼女がこうなってしまったのは、呪われたガンダムに乗せられるのを引き留めてやれなかった、この俺の責任でもあるのだから。


その際の入浴介助は、介護や看護のプロを雇って任せるつもりではいるのだが、ろくに知らない人間に対してはなかなか警戒心を解くことが出来ないのがスレッタなのである。その上そこら辺にいる下手な男共よりも、フィジカルだけは妙に屈強なのだ。入浴介助を依頼される看護師や介護士も、仕事にならない可能性がある。


万が一の場合のことも想定して、今のうちから俺自身でこいつを洗うのに慣れておくべきなのではないだろうか。

たまたま今日はその練習の機会が早まっただけである。そんな風に考えることにした。


ともかく、飽くまで事務的に、なおかつホスピタリティー精神を忘れずに丁寧に。

邪念を挟まずク-ルに淡々と、ミッションを遂行するのだ…!!



※ここからは、副音声と共にお送りします※


「ぴゃ~~っ✨きゅいっぱぁ!!」

副音声:わ~~っ✨ご立派ァ!!


脱衣場で潔く全ての衣類を脱ぎ捨てた俺の裸を見て、スレッタはキラキラした笑顔で感嘆の声をあげた。


何を言っているかまでは通じないのだが。


この反応は、あれだな。

ジェターク寮の大浴場で野郎共にイチモツを見られたときの反応と、全く一緒だわ。嬉しいような、悲しいような。


「……おい、そんなにじろじろ見てんじゃねえッ!物珍しいのはわかるが、さすがに見すぎだよ。少しは遠慮をしろって。

というか、お前は仮にも嫁入り前の娘だろ。もっと恥じらっとけよ、そこはよ!」


恥ずかしくなってきたので、ササッと腰にタオルを巻いて、今度はスレッタの服を脱がせはじめる。


「きゅーきゅっぱきゅえっきゃんきゅきゅきゅろきゅっるるん、きゅ~るきゅるるるるん。きゅるるるきゅる~♪」

副音声:そういえばグエルさんとお風呂入るの、今日が初めてですよね。楽しみです~~♪


動物であるという自認のため、服を脱がされるということに関する羞恥心が湧いてこないのだろうか。

なにやら機嫌良さそうに、屈んだ俺の頭上できゅるきゅる言っている。


だが、こちらはそれどころではない。

緊張で胸が張り裂けそうである。

これまでいろいろやらかしては来たが、さすがに裸を見るのは初めてなのだ。

しかも俺自らのこの手で、スレッタの服を脱がすなどという夢のようなシチュエーション…。


ぬえい!たるんどる、たるんどるぞ、俺ェ!!バチンッッ!!

邪念を払うため、セルフビンタをかます。

一瞬ビクッとしたスレッタが見えた気がしたが、構わず俺は焦りや緊張で布地を破いたりなどしてしまわないよう細心の注意を払いながら、丁寧に衣類を剥ぎ取っていく。


「ハアハア…いよっし、ようやっと全部脱げた…」


一糸まとわぬスレッタの姿に、思わず見とれてしまう。

月並みな喩えになっちまうが、まるで神話に出てくる女神様のようだ。


……こいつの裸を見た男って、俺が初めてなのかなぁ。

そうであれば良いんだがなぁ。



それから俺はなんとか心頭滅却し、どうにかスレッタの全身を洗い終えた。


湯に濡れて艶やかに光る褐色の肌と白い泡のコントラストがなんとも官能的で、度々正気を失いかけたが、それもセルフビンタによってどうにか乗り切った。


満足げな顔でぷるるっと体を揺すって水分を飛ばすスレッタ。

こいつ自身が元々風呂好きだったのか、特に暴れられることもなく恙無く終えられた。助かったぜ…。

コンディショナーを洗い流した赤毛をヘアゴムでささっと括ってやり、バスタブの方へ誘導する。


「ふふっ、ちゃんと大人しくしてくれてて、偉かったな。

さてっと。俺の方も、体に残留してるとろろを流しちまうからよ。

その間お前は湯船の中で、ちょっとこいつと遊んどいてくれ」


「ぴえーっ。きぇっきゃきゅきゅきゅきゅ、きょけきゃきゃきゅるるきゅっきゅ~?」

副音声:ええーっ。せっかくだから、お背中流しますよ~?


ぎゅっと俺の背中にまとわりついて、スレッタは何事か不服を唱えている。豊かな乳房がむにゅむにゅと背中に押し付けられる。

や" め" ろ" スレッタ・マーキュリー、そんな誘惑みたいなことをやってんじゃねえ…。

べりっと彼女を俺の体から引き剥がして、諭す。


「うん、ありがとうな。でも大丈夫だ。大丈夫だからな、お前はしばらく大人しく…いや、湯船のなかでゆっくりとしていてくれよ。ほーら、泡風呂入れてみたんだぞ!」


「きゅあっ、きゅわわきゅわわわあ♪きゃりきゃきゅうん、きゅえっきゃん!きゅいきゅきゅ、きゃるるきゃん」

副音声:わあっ、泡のお風呂だあ♪ありがとうございます、グエルさん!行きましょ、アヒルさん。


よしよし良いぞ、アヒルさん。

そのまま上手くスレッタの注意を引き付けといてくれよ。



「ふーーっ……ようやくサッパリした…」


ザバン。


体中のとろろを洗い終えた俺は、スレッタに引き続いてバスタブに浸かる。なんだかんだ(主に精神面で)疲れていたが、ようやく人心地つけた気分だ。


最近はシャワーばかりで随分久しぶりになるのだが、やはり湯船に浸かるのは良い。疲れの取れ方が全然違う。スパ運営で成り立っている観光地が各地に点在するのも納得ってもんだ。「そうだろうそうだろう、お前にもようやく風呂の良さがわかったか。今度温泉の良さも教えてやるぜー?」というケレスさんの脳内ボイスが聞こえてきた気がするが、シッシッとその幻覚を追い払う。


加えて今回は泡風呂だというのも、我ながらナイスアイディアである。お互いの裸を見ないで済む。

只でさえ狭いバスタブだからな。俺の心の平静を保つためにも、そのくらいの工夫はしなくては。


「きゅえっきゃん、きゅえっきゃん!きゅえきゅきゃきゃい、キュアキェきぇきゅ!」

副音声:グエルさん、グエルさん!見てください、クラゲです!


空気を含ませ湯船で膨らませたフェイスタオルを、キャッキャ言いながらスレッタが見せつけてくる。


懐かしい。俺も子供の頃ラウダ相手にやったもんだよ。で、それを湯船の中で潰して「お前屁ぇこいたなーっww」なーんつって下らないやりとりをするまでがワンセット。

さすがに今はやらねえけど。


とは言っても、それは潰す瞬間が面白えんだよ。よし、俺がいっちょ潰してやっか。


そう思ってクラゲに近づいていったところで、不意に顔面に向かってぴゅーっと勢い良く湯が浴びせられる。

スレッタの手元を見れば、見覚えのある構え。

こいつ…獣化してるくせに、水鉄砲なんか体得してやがったのか!妙なところで器用さを発揮させてくる。


「ぴゃはーーっ!くっきゃきゃきゅきゃきゅきゃきゅぅ♪」

副音声:あはーーっ!引っ掛かりましたねぇ♪


「お前、やりやがったなぁ…?

おらっ、食らえっ!三倍返しだっ」


「ぴゃーーーっっ(*≧∀≦*)」

副音声:キャーーーッッ(*≧∀≦*)


なんと和気藹々としたやり取りであろう。

俺も将来子供が出来たら、こんな感じで風呂に入れてやったりするんだろうか。


「父親ってこんな気分なのかな」なんて考えながら、微笑ましいものを見る気分で目の前のスレッタを見やる。


けらけらとはしゃぐ無邪気な笑顔、ばしゃばしゃと遠慮なく湯をかけてくるしなやかな腕、動き回る度ふるふると揺れる乳房。

勢い余って立ち上がったと同時に垣間見えるへその隙間から、下腹部へ向かって滴り落ちていく水滴ィ…。


「馬鹿を言ってんじゃねえ~~~っっ!!こんないやらしい身体つきの子供なんかいて堪るかーーーーっ!!」



一頻りはしゃいで疲れたのか、あるいはのぼせたか。

スレッタがぱたんとこちらに凭れかかってきた。


そろそろ上がるか…。そう思ってスレッタを抱え湯船を出ようとしたのだが、相手の意図は違ったようだ。

軽くこちらを押さえつけ、ペロペロと頬を舐めてくる。


お前、まさか…。


「きゅーきゃきゃきゃきゃきゃきょきゃえきゃうぉきゅきゃきゅ!きゃきゃきゅきゅクェキュけきょけきゅきききゃっきぇきゅきゃかゃいきぇっ♡♡」

副音声:今日はいつものお返しをします!私のテクで骨抜きになって下さいねっ♡♡


普段やってる"毛繕い"のお返しをしてくれようというのか。


よりにもよって素っ裸のこの状況は、マズくねえか…?

只でさえビジュアル的に刺激が強いのに、更には身体的な接触までもするなどと。

もっと他の機会でも良いのでは。


そこまで考えたが、ふとこんな気持ちも過る。

もう今までだって、あそこまでの狼藉を働いてきちまったんだ。今更おんなじなのではないだろうか。

あと、いつもは俺が好き勝手触らせてもらっているのだから、今日くらいはこいつの思うままにさせてやっても良いのかも。


少しの間考えてみたが、結局俺はスレッタに身を任せることにした。

そうだ。俺が邪念を捨てさえすれば、全く問題は無いのだから。


「…じゃ、遠慮なくお願いしようかな。頼んだぜ、スレッタ」


「ぴょーーい!きゃきゃけけくきゃきゃい!」

副音声:よーーし!任せて下さい!


頬から始まり、各部位を丁寧に舐めていく。

額、鼻筋、耳たぶ、首筋、鎖骨、肩や上腕…。


幸か不幸か、湯船に浸かっているので範囲は限られてくるのだが、それでも懸命に"毛繕い"をしてくれている。俺のために。

正直、めちゃめちゃ嬉しい。


労うようにスレッタの頭を撫でてやりながら、伝える。


「ああ、気持ち良いよ……。ありがとう。気分が安らいでいく……」


俺の鼻先でそれを聞いたスレッタは、心底いとおしそうな様子でとろけるような笑顔を向けてきた。


……相変わらず、人を勘違いさせるのが上手い女。



「きゅきゅーーーんっ!ぴ~や、きゅえっきゃんきょきゃいきゅききゃきょっぴゃいきょきゅきょぉ♪」

副音声:どどーーーんっ!ほ~ら、グエルさんの大好きなおっぱいですよぉ♪


ザバッ!

突如湯のなかから体を持ち上げ、体当たりするように俺の頭に抱きつき、ぎゅうぎゅうとその乳房を押し付けてくるスレッタ。

「良い子、良い子」と言わんばかりに、俺の頭を撫でている。

豊かな脂肪に挟まれ、むぎゅっと頬が圧迫される。

……やわらけぇーーっ。

当然ながら、視界いっぱいに広がるのは…。


のぼせてぼんやりしてきた頭で、考える。


え?なにこれ。ヤバくね?

一体どういうつもりでやってんの、お前。


いや、わかってる。

どうせこいつのやってることに、深い意味なんかありゃあしねえんだ。

飽くまで親愛の情を示したいだけなんだろう。


いや、それにしたって、この状況はヤベェだろ。

何がヤバいって、そりゃ俺の…。


というようなことを考えていると、よりにもよってそのヤバい場所に向かってスレッタが手を伸ばしてきてしまった…!


「ン"ク"ウ"ッ…!?おいおい!そこは良いって…!」


さすがに慌てて止める。

このままコトが進展しちまえば、いわゆる乳手○キになっちまう。いや、断じてまだ授○の段階までは進んじゃいねえんだけども。


確かに脱衣場では興味津々でガン見しちゃあいたがよ、まさか○○○触ってくるだなんて誰が想像できるかよ…!


不服であるのか、スレッタは抗議を始める。


「きゅえっきゃんきゃっきゃりきゅるりけきゅ。きゃきゃききゃっけ、きゃきゃきゃきょきゃきゅききゃききゃい!

きゃきゃききゃっけきょかーきゃんきゃきゅおきぇんききゃきゃきゃ、きゃきゃきゃにょオキャンキャンきょきょえきゃきゅるきょきゅきゅるるきゅきゅるるんきゅるる?」

副音声:グエルさんばっかりズルいです。私だって、あなたの役に立ちたい!

私だってお母さん役を演じながら、あなたの○○○○○をお世話することくらいは出来るんですよ?

(※スレッタさんは、動物の親が自分の赤ちゃんをお世話するくらいの感覚で話しています)


スレッタの両肩を掴んでその行動を制止し、目を見つめながら諭す。


「いや、その…まずは、済まん。今更だが、本当に済まん!

俺が散々お前に触ってきたことは事実だ。これは違いない。

しかしだからといって、お前がそこに触れてきちまうのは大分話が変わってくるんだ。マジでマズいんだ。頼む、解ってくれ!」


俺がお前の体のどこに触れようが、お前は特段変わりやしなかった。

だが、俺の方は違うんだ。色んな意味で、暴発しちまう…!!



数分後。

互いに折れることの出来なかった俺達は、取っ組み合いに発展していた。


いわゆる恋人繋ぎで両手同士をがっしりと組み、互いに相手にのしかかろうとしている。


以前から薄々感じてはいたが。

スレッタの中では俺の方は大きな猛獣で、自分自身のことは小動物かなんかなんだと思い込んでいるのだろう。

それゆえに、その動きからは全く容赦を感じられない。


「フシャアーーーーーーッッ!!

きゅえっきゃん!!きょっきょきょきゃんきぇんきき、オキャンキャンきゃわわきゃけくきゃきゃいきょおおぉ!」

副音声:フシャアーーーーーーッッ!!

グエルさん!!とっとと観念して、○○○○○触らせて下さいよおおぉ!


「と" ま" れ" 、スレッタ!!

俺の○○○になんぞ執着して、一体何になる!?

手段と目的を履き違えてんじゃねえ……!」


苛烈を極める闘いのさなか、俺はふと考える。


今のこの状態、何かで見たことがある。

いや、断じてエロい恋愛映画だとか、あるいはAVだとかそういうのじゃあなく。


わかったぞ!こりゃーアレだな。

昔ウルトラマンとかデビルマンとかで見た戦闘シ-ンと同じなんだわ。



「ちょっと誰なのよ!?さっきっから、ドッタンバッタンうっさいわね!」


ニカとチュチュを伴ってバスルームの様子を見に来たミオリネは、勢い良くその扉を開ける。


そこに居たのは、全裸で背後からスレッタを羽交い締めにしているグエル。

そして同じく全裸で、決死の形相でグエルの腕から抜け出そうともがいているスレッタだった。


「ぎいやああああああぁあぁぁッッ!!

いったいスレッタに何をやらかしてんのよ、ケダモノめが----ッッ!!!」

おぞましさのあまり、絶叫するミオリネ。


「見損なったぜ、このクソスペムッツリドスケベボンボンがよおおおおぉぉっ……!!」

怒りの咆哮をあげながら、バットを構えるチュチュ。


「お部屋の惨状見ましたよ。スレッタを使って、とろろプレイだなんて…。

見たくなかったですよ、こんなグエルさんは」

軽蔑の眼差しを向けながら、静かに言い放つニカ。


「キョエエエアアアア---ッッ!オキャンキャンッ!!オキャンキャンッッ!」

オキャンキャン()への執着を抑えられないスレッタ。


「違う、誤解だっ!!俺だって、俺だってなあ……もっとロマンチックな感じが良かったんだよ~~~~~~~~~っ😭😭😭」






???さん

「みんなもとろろを食べるときには、くれぐれも気をつけてくれよな。

お兄さんとの約束だぜ!」


🌿おしまい🌿


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