トレーニング
2日目!國神視点!取り敢えず現状の確認だと入寮テスト後にやった体力テストをした。
多少記録は落ちているものの、奴らにここに連れてこられる少し前の記録と大きな差はなかった。
まぁ勿論、人によるが。
全体的にはほぼ以前のままなのだ。
理由は、不定期に開催される三桁をゆうにこえる数行われたあの道楽。
そもそも強い母体が望まれてるのだ、………ああ、なるほど。
今までのアレは母体の品質管理の為だったのか。
気付いたところで現状が変わるわけないのでどうでもいいが。
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今俺たちがしているのは一次選考後に行ったものよりも少しだけハードなフィジカルトレーニングだ。
地獄のフィジカルトレーニング、とはじめに称したのは誰だったか。まったくその通りだ。
ヤツらに休む暇もなく犯されるなど日常茶判事 であったので皮肉な事に持久力だけはかなり上がっていた。
だが俺の場合、それ以外は全て衰えている。
「ふっ、ふっ、つ、うっ!…はぁ、はぁ、ックソ!!」
分かってはいたがかつてのようにはいかない。
ダンベルチェストプレスを久しぶりにやっているが、あの頃よりも持てる重さはかなり減った。
単なる衰えも有るだろう。
だが、ただ単に運動しただけでは出ない量の汗をかいている。理由は分かっていた。
そも、陵辱に慣れきった身体がいきなり密着度高いボディスーツ着たのだ。
乳首も股間も浮き出るし擦れる感覚で快感を感じてしまう。
まぁ汗はよくかくし、服が貼り付けられるような感覚はむしろあの頃に戻ったようで正直嬉しいし、続けても一向に構わない。
だがその意識に反し、ビクビクと震える身体と熱を求める下半身。
仕方ない、休憩しよう。
使った器具をしっかりタオルで拭いて
己を慰める為に移動した。