デート前日

デート前日


「ルフィ、デートにいくぞ、これは決定事項だ、拒否することはできないよ」


「別に拒否しねぇけどよ…お前その格好で行くのか…?」


うーん!ボクの格好はいつもの髪型!お気に入りのヘッドホン!実は7着もってる純白ワンピース!それと申し訳程度のサングラスにフード!バレバレだね☆


「じゃあどうすればいいのさ!」


「デート明日でもいいか?準備が必要なんだ」


「フッ…いいだろうルフィ君…ボクがこんなに広い心の持ち主でなければ君は一発で


~夜~

「よし、じゃあやってくぞー」


まさか髪を染めるなんてね!


「ボクの髪を染めれるのは君ぐらいだね」


「普通は黒髪を紅白の色に変えるんだけどな」


「いや、多分ボクが産まれるまで紅白のツートンカラーなんて種族はいなかったと思うよ」


「ししし!学校でも染めた扱いされてた時あったよなァ~」


「アルバム見せたら納得してくれたけどね」


「あ、そうだ、シャンクスにウタ髪染めたって言っとかないとなァ~、万が一見られたらおれが浮気したみてェになっちまう」


「あー、ボクがあとでLINEしとくよ」


「あ、明日は髪おろせよ」




「あとこれ」


そういってルフィが持ち出してきたのは黒いスーツのような上半身にミニスカガーターベルトというあまりにも刺激が強すぎるコスチュームだった


「おいルフィ!ボクにこれ着ろっていうのか!?」


「ん?そうだぞ!黒髪ロングだったら似合うかなーって思ってな!」


「いや似合うだろうけど!これはダメなんじゃないかなぁ!!」


「そっか~じゃあこれなんかどうだ?」


着物


「これじゃ目立つよ…」


「確かに目立つなァ~」


「あ~、服はボクが決めるよ」


「その方がいいな!」



「んで、そのヘッドホンは明日封印して、この昔のやつ使えよ!」


「そもそもヘッドホン外していけばいいんと思うんだが」


「えッお前ヘッドホン外して生きていけんのか!?」


「失礼だなこいつ」





「なんか、ボク別人みたいだな」


「問題ねェよ、おれはウタの内面が好きだからな」


「なッ!?そそ、そんなこと言われてもボ、ボ…クはちっとも!微塵も!雀の涙程度も!1ミリたりとも!うれ、嬉しく…!嬉しくなんか…!う…!うぅ…!」


「何泣き出してんだウタ」


「う゛れ゛じい゛ィ゛ッ゛!!!うれ゛しいよォ゛…!」


「あーはいはい喉痛めるから無理な大声出すな」


「ボクは幸せ者だなぁ~♪ルフィに愛されて~♪」


「情緒不安定かお前」


「あっ!ルフィもしかしてボクの迫真の演技に気づかなかった感じかい?いや~才能がありすぎて困る」


「アレ演技なのは今すぐ女優やるべきだろ」






「スヤァ…」


「おっとルフィ君、もう寝てしまったのかい、まぁ明日デートだしねぇ、しょうがないさ」


「ボクもルフィのよこで寝るとするかな」


「………」


ルフィの横にいると幸せな気分になる 暖かくて、優しい感じだ ルフィは負けず嫌いで、子供っぽいけど、そこも可愛い でもいざという時頼りになるし、なんだかんだ結構強い 昔暴漢に襲わ「バァッ!!!」

「きゅう~」チーン


「しっしっし油断したなァウタ!演技ならおれも得意なんだ!」


「って…あ…」

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