デート前のあれこれ

デート前のあれこれ

ソダシとFは流れで付き合い始めて欲しい委員会

「おはよう、ソダシ」

「あら、昨日言ってた電車よりも一本早くしたのね。そんなに私に早く会いたかった?」

「あぁ。早く会いたくてな。今日の集合場所はいつもより寮に近かっただろう?」

「からかったつもりだったのだけどね。…まぁ良いわ。それで?」

「走った方が早く着くことに気付いてな。」

「………冬なのに薄着だったのはそういう訳ね…」

「一応上着も持ってきたのだがな、走ってる内に温かくなってきて……ソダシは寒くないのか?」

「この格好が?良い?エフ、お洒落は我慢なのよ。それにこのぐらいの寒さ、筋肉の保温力でカバーできるわ。」

「そうか。…………その、電車で変な輩に絡まれたりしなかったか…?」

「私、電車は嫌いなの。あそこに車が停まってるでしょう?吉田に送ってもらったわ。」

「そうか。…………なぁ」

「そんなに私が心配?貴方、余程私の事が好きなのね。」

「?あぁ。大好きだ。君を愛している。」

「あ~…わかったわかった。こんな事聞いた私がバ鹿だったわ。ほら、行きましょ。」

「わかった。……暑いな。もう一枚脱がせてくれ。……ふぅ」

「ちょ……ほぼ肌着じゃないの」

「そうだが……?」

「あのね、いくら貴方だからって…」

「大丈夫だ。目的地に着くまでには着る。」

「そういうことじゃなくて………!……他の人に貴方のそんな姿を見られるのが嫌なの。……私だけで良いの。わかった?」

「……わかった。着るとしよう。」

「わかったなら良いの。……ほら、行くわよ」

「なぁ、ソダシ」

「何?」

「君は、本当に俺の事が好きなんだな。」

「………バ鹿っ!あほ!!置いてくから!!!」

「そ、ソダシ………?…行ってしまった…」

「…………?」

「吉田さん。ソダシはどうしたんだ?」

「えっ。えーっ…………追いかけたら良いと思うよ。」

「そうか。わかった、ありがとう吉田さん。」


おまけ

「今日はね~寒いって聞いたからいっぱい着てきたの!」

「(もこもこしててぬいぐるみみたいだな…)抱き締めても良いか?」

「うん!」


「ソダシちゃんからファッションを教わりましてね…くちゅっ」

「…大丈夫?上着貸すよ。」

「うう…ありがとうございます…」

「良いよ良いよ。こっちもアカリさんの可愛いところ見れたから。」

「…も、もう……お上手なんですから…」


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