デレデレ!メイドティルル
翌日
「ふわあ……朝か」
よく眠れ………たわけねえだろうが
俺は昨日ここでティルルと……シたんだぞ
こんな早く起きたのいつぶりだ?
夢じゃないよな?
思い出したら感触だとかぬくもりだとかが脳裏に焼きついて離れない
実のところちょっと、いや……すごく嬉しかった
だって俺、ティルルのこと……
だけど……このままじゃダメだよな
ちゃんと謝らないと
俺だってあんなかたちでは望んでない
探すか
庭にはいないか……
そうだ、ハスキーのとこ行こう
弁当作ってるんだっけ?
ハウスキーパーなら誰が普段どこにいるとかわかるだろうし
俺は厨房を目指すことにした
なんかいい匂いがしてきたな……誰かいるだろうし聞いてみるか
「ふんふ♪ふんふーん♪」
えらいご機嫌なやつがいるな誰だ?
「よーし今日も完璧。昨日はいっぱい気持ちよくしてくれたし。精のつくもの作っといてあげないと」
ティルル!?
お前が作ってたのか
「まさかアタシであんなに興奮してくれるなんて。ふふっ」
あれは本当にティルルなのか?
幻覚か?頭でも打ったのか?
いや、違うだろ
思い出せよ
昔のティルルは俺の前でだっていつも笑顔だったしいつも幸せそうだったじゃないか あれは俺の知っているティルルだ
また、戻れるのか昔みたいに……
言うんだ俺
昔から思っていたことを、口にするんだティルルに直接
「…………」
バカ、アホ、ヘタレ、弱虫
なんでいつも俺はこうなんだ
でも、下手に出てきたらまたいつものパターンで終わってしまう
どうすれば……
「いえーい完成♪………はあ、なにやってんだろアタシ。ハスキーさんに弁当のこと口止めしてもらって。いつもあんなヒドイ態度とって突き放してきたのにそのくせ諦められなくてこんなことして。ホントにアタシって自分勝手で最低。もういい加減やめなきゃ。アタシは単なるメイド。釣り合うわけないのに……こんどこそちゃんとしないと……ぐすっ」
知らねえよ
なんで泣いてんだよ
なに考えてんだよ
意味わかんねえこと言うなよ
けどウジウジしてる場合じゃないんだよな
ここで逃げたら、今までの全部が本当に幻になっちまうぞ
俺は覚悟を決めた……何度目だしっかりしろ
「ティルル」
「ちょっ、なによいきなり……」
「弁当、ティルルが作ってくれてたんだな。いつもありがとう。今日のもうまそうだな」
「違う。別にそんなんじゃ……」
「俺はお前が変わったと思ってなんかいなかった。でもそれは俺がちゃんと見れなかったんだけだったんだな」
「やっ、どこ触ってんのよ!!まだ盛ってんの!?」
「本気でイヤだったら殴ってもいいし、焼いてもいいから。これがレイプだったらご主人様もメイドも関係ないだろ。訴えてもいいぞ」
大丈夫
柔らかいおっぱいとか、コリコリした乳首とかでヤバいぐらい興奮してるけどちゃんと冷静だ
できるだけ優しく、昨日ティルルが喜んでた箇所を思い出しながら
「あっ……やだ、なんで。こんな……ひゃっ、ヘンタイ……ううっ」
「昨日よりもおとなしいな。見ろよこっちだってこんなに濡れてる」
ティルルのあそこはもうグショグショに濡れていた
俺はティルルの下着をずりさげて指で弄る
「じっくり見るとこんな感じなんだな。ぬるぬるでビクビクですげえエロい」
「ひゃん、何言ってんのよ……そんなとこ顔近づけないで……ひゃうん!?だめ、汚いから!舌でペロペロなんてしないで!」
「ティルルに汚いとこなんてねえよ。全部綺麗だし興奮する」
「ああっ……ふっ、あぅ……んっ、バカ!こんなのダメ……だってばぁ!!待ってもう……あああんっ」
ティルルが仰け反り全身を痙攣させた
「はあ……はあ……もうっ、朝っぱらからなにしてんのよ!!フンッ」
ティルル顔を真っ赤にしてプイッと横をむく
気づけよ
お前の一挙一動すべてが可愛くなってることを
「ゴメンゴメン。ティルルがすげー可愛かったからつい」
「なによ突然……いつもそんなこと言わないじゃない」
「だからこれからはちゃんと言うよ。ティルルは可愛いし、しっかりしてて面倒見もよくて料理も上手い。口は悪いけど……もしかしてそれは演技だったりする?じゃあ言うことなしだよ。ティルルは俺にとって最高のメイドで最高の幼馴染だ。昔も今もずっと」
「さっきからなんなのよ……もうホントやめて……」
ティルルは真っ赤になった顔を手で隠して俯く
「だからさ、俺と付き合ってほしいし、いつか結婚してほしいし、俺との赤ちゃん産んでほしい」
俺は分身をティルルの秘部にあてがう
「………」
ヘタレなティルルは拒むことも受け入れることもできないらしい
だったらもう進むしかねえな
「ちょ!?コラ、待って……ああっ」
「痛いのか?」
「そうじゃっ、ないけど……はあ……ああんっ!!」
「ティルルのナカやっぱりすげえ気持ちいい」
「そんなに褒めたって……やだあ…ふああっ……んっ……付き合うとかどうとかって冗談……よね?」
「本気に決まってるだろ。俺は欲張りなんだよ。可愛いティルルを独り占めしたくてたまらないんだよ。身体だけじゃなくて全部がほしいんだよ。イヤか?」
「もう!!またあ!!イヤとかそういうことじゃなくて……」
「じゃあ付き合う分には俺で問題ないんだな」
「もうわかりなさいよ。アタシがどう思おうがアタシはタダのメイドなの。自分の立場考えなさいよ」
突き放してた理由はそれか
じゃあなにも問題ないな
「どうせ誰かになんか言われたんだろ?それを言ったのはうちのメイドじゃないんだろ?」
「はあん、くうっ……みんながそんこと言うわけないじゃない!!ふざけたこと聞かないでよ!!……言われたのはホントだけど……」
「だよな、みんな最高のメイドだよ。俺にとっての1番はティルルだけど」
「だからアタシが……アン……いや、ご主人様となんて」
「それだけか?」
「えっ?」
じゃあ俺の勝ちだ
「よかった。じゃあ問題ないな。俺はティルルが大好きだから」
「ああっ……そんなこと言いながら射さなさいで!!はあ……ああんっ」
「もう限界……ティルルの中に出そうだ」
「ダメ……それは……あんっ、ひゃああ!!」
俺はティルルの中に熱い欲望を放つ
「だからダメだって。アンタはもっと相応しい相手とちゃんと……」
「そんなこと関係ねえよ。誰がなんと言おうと俺は1番は好きな女の子をお嫁さんにするからな。イヤだって言うまで諦めないからな。もう一回いくぞ」
「もういや、またそんなことされたら全部受け入れちゃう!」
「じゃあ言えよ。俺も言ったんだから」
「ああっもう好きにしなさいよぉ……あんっ、いやああああんっ」
そうはいかない
お前も勇気を出せ
「ちょっと……なんで急に止めるの?まだできるでしょ?」
「ティルルが言ってくれればいくらでもするよ。言ってほしいんだけど」
「……こ、ここまでしたんだからもういいじゃない。そもそも好きじゃなかったらこんなことしないわよ」
「ダメだ言え」
「ううっ、わかったわよ……イジワル。はあ……ご主人様好きです。もう好きすぎてどうしたらいいかわからないぐらいから責任とってよ」
「及第点」
「なによ!言わせておいて!」
もう怒ってても可愛いな
「冗談だよ。ティルル好きだよ」
「もう……バカ。アタシも好き……」
まあ俺達は紆余曲折あって仲直りして戻っこられた
お互い根っこはビビリでヘタレだから足踏みしまくるかもしれなきけどそれでもいいんだ
ずっと一緒になるって決めたから
「ねえ続きするまえにしよ……ご主人様、塞いで。まだ……してないから」
ティルルが指先を唇に当てて可愛いらしくおねだりをする
「ん、ちゅ……はむ……ご主人……さま……好き……大好き」
俺はティルルの頭を撫でながらもう片方の腕を背中にまわし抱きしめる
好きだ、好き、大好き
俺も頭に浮かんだ言葉が自然と漏れてしまう
ちょっと恥ずかしくなってきたけどすごい幸せだ
「ティルル、射すぞ……うぐっ」
「うん、ご主人様、射してっ射してっ……アタシも……ひゃうあああっ!!」
俺達は恋人としての第一歩を踏み出した
その後ハスキーが時と場合だとか節度のある行動だとかをみんなに説いた
まあ、そういうことなんだろう
これからはもっとしっかりしないと
「なあ、ティルル」
「なに?」
「なんでフランメになってるんだ?」
フランメに変身したほうが早く動けるが俺を見張るとかなんとかでティルルはいつも人の姿で登校している
「昨日、ルフトに乗ったのよね?あのときはアタシは掃除だったから仕方ないけど、これからはアタシが……乗せてあげる」
「アイスがほしくなったのか?」
「バカ、アタシが自分で作ったほうがおいしい」
「それもそうだな」
「ほら、乗って」
こっちに触れるの何年ぶりだ
むちゃくちゃモフモフしてる
「変なことしたら振り落とすから」
「あ、はい」
こっちはガチなやつだから大人しくしていよう
昼食時
「また来たぞ。愛妻弁当が」
ナブラはいつもの調子だ
「ナブラ、アンタの電子頭脳は今日も絶好調よ」
「なん…だと?」
ティルルがいつもと違うから調子を崩したようだ
「ふふっ、じゃーん♪今日の献立はホタテの炊き込みご飯、レバニラ炒め、うなぎの蒲焼きよ」
「うおーすげえ、超豪華じゃん」
メルフィー・キャシーから獣王アルファぐらいぶっ飛んでる
「はい、あーん」
「いやあ自分で食べるって」
「ここは本当に現実なのか」
マルチは混乱している
少し前の俺と同じだ
「オドオドしないの。ずっとしたかったんだけど……ダメ?」
ダメだ勝てねえ
「あ、あーん」
「こいつらまさか昨日……」
シグマの中の疑問が点と線で繋がった
昨日の俺は普通じゃなかった(賢者タイム)からだ
「あっ、タレが」
「はずしちゃった、ちゅっ」
「んむっ……おい!!」
なんで拭き取るのが唇なんですかティルルさん?
周囲がどよめいてますよ
「あははっ、失礼しました。ご主人様♡」