テイア
「何だか懐かしい気配を感じたから来ちゃった♪私にもあんな若い頃があったんだよねぇ...。」
「一番最初に地球に来た生命って事は私はみんなのお姉ちゃんって事だよね?」
*基本情報
【元ネタ】ギリシャ神話、月形成仮説
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】女神テイア
【異名・別名・表記揺れ】Θεία、仮称:アーキタイプ・テイア
【性別】女性
【身長・体重】167cm・52kg
【肌色】白 【髪色】金 【瞳色】赤
【外見・容姿】アルクェイドに似た顔立ちをした女性
身に着けている青いドレスは金属質なクラゲのような印象を受ける。
【地域】ギリシャ・宇宙
【年代】神代以前~神代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神霊・浮遊・(領域外の生命)
【ステータス】筋力:EX 耐久:A 敏捷:B 魔力:A 幸運:D 宝具: EX
*【クラス別スキル】
対魔力:A+
文明によって生じた干渉術式はほぼ通じない。
真名看破:EX
ルーラーは最も早く地球に現れた生命であるため、地球からのバックアップにより地球上で生まれたサーヴァントであればあらゆる妨害を無視して真名及びステータス情報が自動的に明かされる。
逆に言えば、例えばイトカワのような地球外の存在がサーヴァントを装った場合はそれを見破れないし、
一般的なフォーリナーの場合、依り代の真名及びステータス情報は見破れるがそれが宿す邪神の詳細は分からない。
神明裁決(月):A
ルーラーの司る天体の衝突により月が生まれた事から、月と関わりを持つサーヴァントへの強力な支配権を持つ
女神の神核:B
女神としての神性を示す複合スキル...なのだが、アルテミット・ワンとしての能力を制限する枷としても機能している。
今回の現界においては地球と月の土から依り代を作りそれに憑依する事でサーヴァントの枠に収まっている。
領域外の生命:- →EX
地球に帰化したため普段は失われているが、宝具『O・R・T(Oldest-Relation-Thing)』の発動によりEXランクとなる。
*【保有スキル】
原初の一:E
司る星を失った事により弱体化。
それでも地球と月からのバックアップを多少なりとも受けており、現界を維持できるだけの魔力が常時供給されている。
効果としては『単独行動:EX』+『自己回復(魔力):A』。
しかし世界の裏側と表側を行き来する際はアーキタイプ:アースがそうする場合より手前が掛かるようだ。
創世証明:EX
月は天体テイアが原始地球に衝突した事で生まれた。即ちルーラーは「これまでの太陽系という歴史が正しいものである」ことを証明する根拠となる。
効果としては特異点や異聞帯のような正しい人類史から外れた存在への絶大な特攻と防特。
...例えば地動説に基づく現代の宇宙を否定し天動説に基づく理想の宇宙へと『回帰』しようとする人類悪とか。
惑星大権:C
地球内部に沈んだ天体テイアの核を介しての大地への支配権。
アーキタイプ:アースとの権限の衝突を避ける為、局地的な地震や隆起、沈降を起こすものへとスケールダウンしている。
千里眼:B
女神としてのルーラーは予言を司ってもいたが、後述する視覚との関わりから未来視を行うスキルとなっている。
本来の千里眼の機能も健在であり、星の裏側から表側を観測できる有効距離と精度。
魔力放出(光):A
女神テイアとしてのスキル。
古代ギリシャ人は視覚について、人の眼から光が放たれ、それが物に当たってはね返り再び眼に戻ってくることにより、
人の眼は物の姿を捉える事ができるという考えを持っていた。
ルーラーはこの「人の眼から放たれる光」を神格化した女神である。
*【宝具】
『ホシの記憶(ジャイアント・インパクト)』
''ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:100 最大捕捉:固有結界内全て''
巨大衝突説を再現した宝具。
現行テクスチャに影響を与えないようにするため原始地球を再現した固有結界に標的を閉じ込めた上、ルーラーがかつて司っていた天体を模した魔力球を思いっきりぶつけるオーバーキル極まりない宝具。
『O・R・T(Oldest-Relation-Thing)』
''ランク:EX 種別:対人(自分)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1''
「最も古くより関わりを持つもの」。
ルーラーの真体、即ち天体テイアのアルテミット・ワンとしての姿を一時的に取り戻し、『領域外の生命:EX』を修得すると同時に爆発的な自己強化を行う。
当然多用すると抑止力による排除対象になりかねない。
*【解説】
ギリシャ神話におけるティターン十二神が一柱、光と視覚を司る。
天空神ウラノスと大地神ガイアの娘であり、後に兄弟であるヒュペリーオーンの間に、太陽神ヘーリオス、月女神セレーネー、暁の神エーオースを産んだ。
ティタノマキアの際は長兄オケアノス及び他の姉妹達と供にゼウスに味方し、実権を失った後もゼウスの統治を見守っている。
月女神セレーネーを産んだ逸話から、月形成仮説の一つ巨大衝突説において原始地球に衝突した火星サイズの仮想天体にその名が付けられている。
その際天体テイアの核は砕けながら地球内部に沈み、それ以外の部分は飛び散った地球のマントルと混じり合って月となったという(地球に衝突し月を生み出した天体はテイア一つだけではなく複数の小天体だったとも言われている)。
...女神テイアの正体はこの天体を司っていたアルテミット・ワンである。
元々活動的では無かった上、司っていた天体を失ってパワーダウンしたため地球に帰化する事を即断、地球の裏側に引っ込んでゴロゴロしていた。
後に星間船団の内乱が地球近郊で起こった際、好奇心から裏側から抜け出し観戦しに行きゼウスと接触、正体を見抜き対立した場合勝利は出来るがその際の地球への損害は無視出来ないと判断したゼウスの提案により相互不可侵の協定を結ぶ。
ゼウスはこのアルテミット・ワンにテイアの名前を与える事で存在定義しつつ能力を制限し、抑止力はそれを利用してギリシャ神話体系における神の一柱としてテイアを正式に地球へと迎え入れた。
今回現界した理由は、地球ではしゃぐイトカワ、リュウグウ、テンペル1、エリスをみて自分もみんなのお姉ちゃんとして参加してみたくなった為である。
*【人物・性格】
性格を一言で言えば基本的に怠惰で自堕落。
それでいてみんなのお姉ちゃんとしてマウントを取りたがる面倒臭い奴。
なお、アルクェイドが誕生する際テイアの影響を大きく受けた為、彼女に対しては後方母親顔しつつ遠野志貴との関係を影ながら応援しているらしい。