チョッパーとNo.1&No.2

チョッパーとNo.1&No.2


チョッパー「ルフィ〜ゾロ〜どこ行ったんだ〜」

ある日のこと、食料調達を兼ねて上陸した島にある森にルフィとゾロが入っていくのを見たチョッパーは気になって二人のあとを追った。何か大きな音がしたりして不気味で怖い森に不安を覚えながら森の奥まで行くと...


ルフィ「うおおぉぉぉぉお!!」ガアンッ!ゴォン!!

ゾロ「はあああぁぁぁぁあ!!!」ガキィン!ギィンッ!!


ルフィとゾロはそこで戦闘をしていた、それもチョッパーには殺し合いにも思えるような本気さで...ルフィ、ゾロ双方とも武装色の覇気を纏っており、ゾロに至っては真剣を使用していた。


ルフィ「これで、最後だ!ゾロ!覚悟しろ!ギア4!バウンドマン!」

ゾロ「はっ!そうこなくちゃな...三刀流奥義!!」


ルフィは覇気を纏った自らの身体に空気を吹き込んで奥の手中の奥の手...ギア4を繰り出した。対するゾロも刀にこれまで以上に覇気をこめてルフィに飛びかかる...


ルフィ「猿王...」

ゾロ「一大三千...」


麦わらの一味ナンバー1と2の渾身の一撃がぶつかり合うーーー!


ルフィ「ーー 銃!!!」

ゾロ「ーー 大千世界!!!」

ガアンッ!!!という隕石同士がぶつかり合ったような音が響いて...二人は互いに反対方向に飛ばされた


ルフィ「イテテテテ...まだまだぁ!」

ゾロ「くそっ、何て威力だ...だが負けねえぞ!」


またぶつかり合いが始まりそうになったそのとき...


チョッパー「うおおおお!やめろー!!」

ルフィ・ゾロ「「チョッパー!?」」

チョッパー「何でケンカしてんだよぉ...おれ、おれ、そんなふたり見たくねえよぉ...」


不意の乱入者に驚きながらもチョッパーのもとに駆け寄るルフィとゾロ。泣いているチョッパーをなだめながら闘っていたわけを話す。


チョッパー「え?つまり戦闘訓練してたってことか?」

ルフィ「まー、そういうことだ、しししし!!」

ゾロ「まさか着いて来てたとはな...気付かなかったのはおれたちの未熟さ故だな...もっと見聞色の精度を上げねえと」


ルフィとゾロの話によるとときどきこういうことをしているようで、互いの技術の向上や連携の際の参考にしているようだ。森の中で行っていたのも周りへの被害を抑えるためらしい。というか、船の近くでしていたときにナミにこっぴどく怒られたことがあるそうだ。


ルフィ「だから、心配すんな!喧嘩なんかじゃねえから」

ゾロ「まあ、闘い自体は真剣にやってたからな。そうだな、そろそろ戻るかルフィ」

ルフィ「おう!行こう、チョッパー!」

チョッパー「うん!あ、サンジが今日は肉料理だって言ってたぞ!」

ルフィ「ホントか!いやー楽しみだ」

ゾロ「ふん...」


もとの優しくて頼りになるふたりに戻って安心するとともに、戦闘での真剣な姿を思い出して胸が熱くなるチョッパー。ふたりみたいに強く格好良くなりたい、そう改めて思う出来事であった。

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