チトラーンガダー設定

チトラーンガダー設定


【クラス】アーチャー

【真名】チトラーンガダー

【外見】黒髪ポニーテールの女戦士。服の色は深緑がかった灰色が主だが、ワンポイントで白や青がある。目の色は黒で、肌もやや黒め(アルジュナより白くドゥリーヨダナより黒い)。実は爆乳(不夜キャスくらい)だが弓を使うのに邪魔なので潰しているため見た目は普通(ニトクリスくらい)。

【パラメーター】

筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:B

幸運:B 宝具:B

【クラススキル】

対魔力 D:自身の弱体耐性を12.5%アップ

単独行動 A:自身のクリティカル威力を10%アップ

【固有スキル】

男装戦士 EX:自身のBuster性能を15%アップ+Quick性能を15%アップ+Arts性能を15%アップ

アルジュナの妻 EX:自身に魅了・恐怖無効状態を付与

バーヌマティーの縁 EX:自身にやけど、呪い無効状態を付与

【キャラクター詳細】

チトラーンガダーはアルジュナの妻の一人である。

アルジュナは、やむを得ず兄ユディシュティラとパーンダヴァ共通の妻ドラウパディーの寝室に立ち入ったため、ドラウパディーを娶るにあたり兄弟で決めた約束に従い12年間の放浪生活を送った。

そんな中、彼が訪れたマニプル国の王女として、先王の唯一の子として弓を取っていたのがチトラーンガダーだった。チトラーンガダーはアルジュナの、アルジュナはチトラーンガダーの武勇の話を聞き、互いに心惹かれていた。

二人が恋に落ちるのは、必然だった。

【プロフ1】

身長/体重:177cm/68kg

出典:マハーバーラタ

地域:インド

属性:秩序・中庸 性別:女性

アルジュナに愛された“戦士の私”という強いアイデンティティを持っているためか、戦士と認めた相手にはたとえ悪人であっても最低限の礼節をもって接する。

しかし、クルクシェートラの戦争には女であるため参戦できなかったことが心残りなのか、今度こそアルジュナと肩を並べて戦いたい、戦えるように強くなりたいと強く願うあまり、出会った戦士に片っ端から模擬戦の誘いをかけている姿が目撃されている。

要するに、戦闘狂である。

【プロフ2】

マニプル国王は息子に恵まれず、娘チトラーンガダーただ一人の子しか得られなかった。そのため王は娘チトラーンガダーを男装させ、女戦士として育てた。チトラーンガダーは武芸に秀でた女戦士となり、その名が知られるようになったが、男性たちからは女として見られることはなく、婚期を迎えても夫を持つことはなかった。

弓の扱い方は熟知しているし、戦士としての誇りも持っている。それでも、チトラーンガダーが生きた時代の女は結婚し、夫に息子を与えることが求められていた。特に、チトラーンガダーには兄弟がいないため、マニプル国の存続のためには自分が子を作らなければならない。彼女は女としての義務を果たせない後ろめたさから目を逸らし続けていた。

そんな彼女の耳に、ある戦士の噂が届いた。クル王家の分家パーンダヴァの三男アルジュナが、弓術に秀でた凛々しい男であるという噂である。強く正しいアルジュナの噂を聞いたチトラーンガダーは、甘い蜜に誘われる蝶のように恋に落ちた。

【プロフ3】

チトラーンガダーにとっては幸運なことに、アルジュナがマニプル国を訪れるという話が伝わった。兄ユディシュティラと妻ドラウパディーの寝室にやむを得ず立ち入ったアルジュナは、12年間の放浪生活を送る途中でマニプル国に立ち寄ったのである。

これはアルジュナに恋するチトラーンガダーにとって吉報だったが、彼女は不安に駆られた。豊満な胸は押さえつけてあり、髪は短く切りそろえられて、手には弓だこが出来ている、筋肉質で無骨な女が、バーラタ(当時のインドの呼称)中の女に惚れられているアルジュナに見初めてもらえるのか? という恐怖に襲われたのである。チトラーンガダーはシヴァに祈り、優美な女の姿に変えてもらいアルジュナに言い寄ったが、アルジュナは振り向かなかった。放浪中に数多の女性に求められて関係を持っていたアルジュナは、弱く柔らかく庇護欲を刺激されるような女性には食傷していたのだ。アルジュナがマニプル国に訪れた理由の一つは、女戦士として名高いチトラーンガダーに会うためだった。

それを悟ったチトラーンガダーは、再びシヴァに頼み元の女戦士の姿に戻してもらった。女戦士として勇敢に野獣を狩るチトラーンガダーに恋をしたアルジュナは、彼女との結婚の許可をマニプル国王に求めた。チトラーンガダーが産んだ息子をマニプル国王の養子とする約束で結婚した二人の間には息子バブルヴァーハナが生まれ、アルジュナは放浪生活に戻るためマニプル国を去った。

このバブルヴァーハナは、クルクシェートラの戦争で父に等しいビーシュマを殺したアルジュナが馬祀祭でマニプル国を訪れた際に過失でアルジュナを殺してしまうことで、アルジュナのビーシュマ殺しの罪を清める役割を負うことになる。

なお、この時死亡したアルジュナはチトラーンガダーに会う前に関係を結んだナーガの女ウルーピーの持つナーガマニ宝珠で蘇生した。その後アルジュナはマニプル国でチトラーンガダーとバブルヴァーハナと過ごし、馬とともに帰国することになる。アルジュナを見送った際の母子は悲しみに暮れたという。

【プロフ4】

◯単独行動:A

アーチャーのクラススキル。

チトラーンガダーは夫を持たずとも女戦士として自立しており、アルジュナとの短い夫婦生活を終えた後も父と共に息子バブルヴァーハナを立派な戦士に育て上げた。

つまり、チトラーンガダーは夫がいなくても腐ることなくやるべきことを成し遂げられる女性である。そのためランクがAと高い。

◯男装戦士:EX

チトラーンガダーの女戦士としての誇りを示すスキル。

スキル名が“男装”であるのは、彼女が男性的な装いをしていたことが理由である。チトラーンガダーは己の男性的な側面をアルジュナに見せるまでは疎んでいたが、アルジュナにとってはむしろ好ましいものであった。

◯黄金律(戦士):A

チトラーンガダーが常に戦士に相応しい肉体を保っていることを示すスキル。彼女の戦いぶりに影響を受けた味方にも恩恵を与えられる。

アルジュナが惚れたのは、“戦士”チトラーンガダーである。つまり、このスキルでアルジュナを落としたと言っても過言ではない……と指摘すると弓が頬スレスレに飛んでくる。

ゲーム内効果:自身のNPをチャージ(30%)+味方全体のNPをチャージ(20%~30%)

◯森林王女:A

チトラーンガダーの国、マニプル国は森林を分け入った場所に存在する小国だった。ゆえに、彼女は森でこそ本領を発揮する。

効果の対象が味方全体に及んでいるのは、チトラーンガダーが独善的な戦士ではなく、祖国を守るために武術を極めようとした戦士だからである。

ゲーム内効果:味方全体のNPをチャージ(20%)+Buster性能をアップ(10%~20%)+フィールドが〔森〕のとき、味方全体のBuster性能をアップ(10%~20%)+クリティカル威力をアップ(20%~30%)

【プロフ5】

『梵天よ、我が手に宿れ』

ランク:B 種別:対人宝具

レンジ:50 最大補足:50

ディグレーデッド・ブラフマーストラ。

ブラフマーストラは、インドの古代叙事詩に登場する主要人物の中でも特に強いとされる戦士のみが使用している武器である。例えば、ラーマやカルナはこれを宝具として用いることが出来るほか、叙事詩においてはアルジュナも使用している。

チトラーンガダーはアルジュナの妻たる女戦士であるが、彼女の武勇は流石にアルジュナには劣る。ゆえに、彼女はブラフマーストラをランクダウンさせたものを宝具として使用する。もしラーマらが用いるような出力でブラフマーストラを扱えば、チトラーンガダーの霊核はブラフマーストラの行使に耐えきれず粉々に砕けてしまうだろう。

それでもチトラーンガダーの技量とサーヴァントとして現界したことにより、ブラフマーストラの威力を10%落とす程度に留められているため、普通に核兵器レベルの威力が出る。

ゲーム内性能:Buster宝具

自身の宝具威力をアップ(3T/20%~40%)+敵全体に強力な攻撃+敵全体の防御力をダウン(20%~40%)

【プロフ6】

◯バーヌマティーの縁:EX

カルデアに召喚されたチトラーンガダーは、先に召喚されていたドゥリーヨダナの妻バーヌマティーの影響を受けている。その理由は以下の通りである。

カリンガ王女バーヌマティーには、兄弟と妹達がいた。バーヌマティー当人は当時はバカがつくほど真面目で、極めて内向的で、感情も乏しく心を閉ざしており、家族を含め他人とはビジネスライクな関係しかとらなかったせいか、自身の兄弟と妹の名を朧気にしか覚えていなかった。おそらく、そんな彼女の妹の中に“チトラーンガダー”という名の女性がいたのかもしれない。ゆえに、後世に伝承されるうちにバーヌマティーと妹チトラーンガダーが混ぜ交ぜになって伝わり、ドゥリーヨダナが略奪婚で手に入れた妻がチトラーンガダーとされることになったのだろう。そしてアルジュナの妻であるマニプル国の王女チトラーンガダーも、同名とされたドゥリーヨダナの妻と混同されてカリンガ国の王女とされたのだろう。

この混同により、ドゥリーヨダナの唯一の妻であるカリンガ王女と、アルジュナの妻の一人であるチトラーンガダーに縁が生まれた。カルデアに召喚された復讐王妃バーヌマティーはこの縁を用いて英霊の座にいるアルジュナの妻チトラーンガダーと文通する仲(バーヌマティー曰くメル友)になっていた。そして今回の特異点解決のために、チトラーンガダーを騙る偽物が偽物であることを証明するために汎人類史のチトラーンガダーが必要だと判断したバーヌマティーは、その縁を手繰り寄せてカルデアにバーヌマティーを召喚した。

その縁により、カルデアのチトラーンガダーはバーヌマティーとの間に強い縁がある。これは通常の聖杯戦争で召喚されたチトラーンガダーには存在しないスキルであり、サーヴァントという仮初の夢の中で結ばれた友情を示している。

◯アルジュナの妻:EX

上記の事情があるため、このチトラーンガダーに付与されたスキル。他の誰でもない、パーンダヴァの三男アルジュナの妻であることを強調するスキル。これは通常の聖杯戦争で召喚されたチトラーンガダーも所持している。

◯麗姫のカリスマ(偽):C

バーヌマティーの影響で得たスキル。通常の聖杯戦争で召喚されたチトラーンガダーには存在せず、カルデアのチトラーンガダーのみ所持している。

本来このスキルは国中の男を惹き付けるバーヌマティーの美貌から生じたスキルであるが、チトラーンガダーの場合、彼女の戦士としての姿により味方を鼓舞するものに変化している。(偽)とついているのはそのためだ。彼女の夫アルジュナに近しい者ほど恩恵を受けやすい。

なお、チトラーンガダーは当初はスキル名を変更しようとしたのだが、アルジュナに「貴女も麗姫では?」と表情ひとつ変えず当たり前のように突っ込まれ、麗姫の名称を据え置いた。

ゲーム内性能:味方全体の攻撃力をアップ(20%~30%)+味方全体の〔秩序〕属性のサーヴァントのBusterカードのクリティカル威力をアップ(50%~100%)+味方全体の〔中庸〕属性のサーヴァントの宝具威力をアップ(20%~30%)+味方全体の〔神性〕のサーヴァントのNPを増やす(20%~30%)

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