チェイム、朝のご奉仕

チェイム、朝のご奉仕

エチチ闘技場の元・作家

ドラゴンメイド、それは人間の女性に化ける力を持つドラゴンであり、生涯の主とする人間に仕えて家事全般をこなす竜人の使用人である


「……ご主人様、朝ですよー?」


彼女、『ドラゴンメイド・チェイム』もまたその一人として、ご主人様の寝室の管理を任されているドラゴンメイドである。


そして彼女はいつものように、太陽が昇ってもなお眠り続けている自分のご主人様を起こすべくその寝室の中へと入っていき、彼がかぶっている布団を勢いよくはがしていった。


それとともに彼女は見てしまった。自らのご主人様が眠りにつきながらも、寝巻を突き破らん限りにその下半身にある分身をそそり立たせているその姿を。


(ご主人様…疲れているはずなのに、こんなにご立派で…なんてたくましい……!)


気がついたら彼女はいまだ夢の中にいるご主人様の寝巻の下部分を脱がし、彼のそのご立派な逸物を天高くそそり立たせていた。


それと共に淫靡というよりは初恋を知った乙女のように顔を甘く火照らせ、チェイムは唾液まみれの唇を脈拍する亀頭へと近づけ、それを呑み込んでいった。


それは奉仕をするしないだけではなく、精神の根幹が揺さぶられ、こうしていることが嬉しくなってしまう。


ご主人様の男性器の持つ硬さ、熱さ、逞しさは自分を愛してくれる証であり、それがとても幸せなことだと心の底から理解してしまう。

牡臭い亀頭を口腔粘膜にぶつけ、溢れ出始めた先走りを恍惚としながら飲み、それらすべてがどのような美酒よりも甘美なる陶酔を産み出していった。


鼻を鳴らし、その瞳には親猫に甘える子猫のようなコケティッシュな色を讃えて、美貌が台無しなくらい忙しなく首を前後させた。

いつの間にか自身の秘所へと向かっていたその指は広がり始めていったそのナカを、心の奥に刻まれた『奉仕することの喜び』を表す様にトロトロと揉みほぐしていった。


―― どぷくるるるるるるるっ!びゅるっ、びゅくるるるるるっ!


「ンン……っ♥むぅぷああっ♥♥」


彼女の口では収まりきらないほどの精の噴出が始まると、何を言われるでもなくその喉奥へと濃厚な体液を受け止めていった。

チカチカするほどの粒子が彼女の視界に溢れ、ウットリするような酩酊を伴って身体中に広がった。あまりの眩しさに目を閉じたとしても光は血管にしみて体中を駆け巡った。


(ふぁあ……♥こんなに愛してもらえるだなんて、チェイムは幸せですぅ………♥)


それと共に彼女はエクスタシーの余韻で秘所の中にあるヒダの群れをぬちぬちと鳴らしてウェーブさせ、そこから吐き出した蜜をシーツに湯気を立てて広がらせていった。


……チェイムがこの後、股間への違和感と足元の湿り気で目覚めたご主人様に頭を小突かれたうえにハスキーからご主人様のベッドを汚した罪で一週間の謹慎処分を言い渡されたのは別の話である。

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