ダリーナキッド海賊団if後編 “死んで本望じゃない”

ダリーナキッド海賊団if後編 “死んで本望じゃない”


(悪魔の実についての捏造がありますし、本来死亡するキャラが生存します。しかも、オリジナルキャラが出張ります。)


「“磁気弦”!!!」


「あ……………っちゃー……」

勢いよく突っ込み、アプーを殴り飛ばしたキッドの後ろ姿を諦めたようにダリーナたちは見つめていた。

確かにキッドの言葉は自分も思ったことだった。だからといって考えなしに突っ込んでいっていい理由にはならない。キラーもあっち行っちゃったし。

「………ほっときますか!」

「……そうだな!」

まあキラーさんいるなら大丈夫だな!

ダリーナたちは暴れるキッドたちを放置することに決めた。ぶっちゃけアプーを殴りたいのは全員本心で思ってたことだったしな!


**********


しばらくして、城内地下一階―――――――――――


「いや…待て…“CP0”」

「!!?」


イゾウは決死の覚悟で止めることに決めた。すると、

「ああああああああああああああああああ!!!!!」

「…ん?」

「!?」


ゴシャ!!と上から落ちてきたのである。人の固まりが。

「……っててて」

「…あのモグラ野郎……!何処だ、ここは…!」

「……ここ、何階ですかね」

(………キッド海賊団の奴らか…!)

イゾウは驚いた。いることは知っていた。話に聞いていたから。上から落とされたのか。

「……貴様らは…」

「ゲッ!サイファーポールだ!」

「なんでここに!?」

「………」

「………今の対象は『麦わらの一味』だ。

邪魔をするようなら殺さなくてはならない。」


「怪我人相手に二対一する気だったんですか…?」

「………!?」

「ここでサイファーポールが生きてたほうが厄介だと思いませんか?こっちが瀕死になってから殺されるかもしれないんですよ?」

「……我々を倒すつもりか?」

「ええ…!まあ私は弱いですけど……ヒートとワイヤーは間違いなく強いので。」

ヒートとワイヤーが戦闘態勢に入る。


「…………正確には、」


「“ヨハネス・P・ダリーナ”」


「貴様も『捕縛対象』のリストに加えられている。」


「……は!?」

「……百獣の者から聞いたが、キッド海賊団を拘束する際に、貴様は“その場から唐突にいなくなった”らしいな」


「剃を理解しているとは思えん。そして、瞬間移動をする悪魔の実の持ち主は“貴様”ではない。」


「……………貴様と接触した後に行方不明になったという人物が、『数日後、行方不明になったその日と何も変わらない状態で発見された』らしいな。」

「…それがなんだ!!」

「………ヨハネス・P・ダリーナ。貴様、能力者だろう。


『トキトキの実』の。」

「……………!?」

「……逃げた先が“数日後”なら追いかけることも出来ん。その場から“消えた”と認識されたとしても違和感はない。調べたが、貴様には戸籍も無かったぞ。」

「……だとしたら、な、」


「っっっ!!!!」ガッッッッッ!!!

「ん、ッ!?え!?」

すぐさま放たれた空気の斬撃がダリーナにぶつかりかける。ワイヤーはそれを弾こうと武装色を纏った腕で抑え込む。

「っっっっだああああ!!!」グギャン!!!

「………防がれたか」

「……はーっ、不意打ちは、狡くない?」

「それで対象が捕縛できるなら卑怯で構わない。」

「へーさすが政府の犬なだけあるもんだ……。」

「捕縛してからでも情報は吐かせることが出来る。

だが、『空白の百年』を知っている可能性のある者は一人であろうと残してはおけん。」

「っワイヤー!!」

「……………『トキトキの実』…!?」

その実は、おでん様の奥方――――――トキ様の能力、だった、はず。

「…、………」

「………元白ひげ海賊団さん」

「………」

「……なんかこっちも逃げれそうにないんで。

勝手に加勢しますね!!」

そう言うとダリーナは手に持った鎖を持ち上げる。先には棘のついた鉄球がついている。

――――――モーニングスターを構える。戦闘態勢に入った。

「……勝手にしてくれ。おれも、勝手にする」

イゾウも、銃を構えた。


********


「“鉄の(アイアン)……………」

「!?」

「打撃手(バッター)”!!!!!」

「!!!」

ダリーナの技がサイファーポールの身体に叩き込まれる。既にダリーナはフラフラになっているし、相手ももう死にかけだ。

「……ハァ、ハァ…!!」

だが、サイファーポールの者はダリーナを殺そうと動く。トドメはさせていなかった。

「…………!!」

「ダリーナ!!」

「…………っっ!!」ドォン!!

「ガッ…………」

咄嗟にイゾウが銃弾を撃ち込む。とうとう、サイファーポールの一人はその場に伏した。

「………」

「……しまった……!!!おのれイゾウ……!!」

「よそ見してる場合か!!次はテメェだ!!」

ヒートの炎が真っ直ぐサイファーポールの頭を狙う。だがすぐさま避ける。そして繰り出された嵐脚をヒートもすぐさま避けた。

「っ!!マハ!!」

「………………」

ヒートとワイヤーによる攻撃の嵐は止む気配が一切無い。サイファーポール―――“ゲルニカ”もそれに応戦し、ずっと捌いては反撃をするを繰り返している。決定的な攻撃がお互い繰り出せていない。

“ゲルニカ”は仮にも元四皇のクルーであるイゾウと戦っているマハを心配していた。その結果がコレだ。

「……っ、あー、助かりました、ありがとごさいます…」

「………ゲフッ、ゴホッ」

「…………くそ!!!なぜ貴様らが“白ひげ”の残党を助ける!!?」

「………こんな怪我で目の前で死なれたら、流石に胸糞悪いじゃないですか」

「…………!!」

「血も涙もないサイファーポールさんには分からないかもなァ!?」

「………クソっ!!」

首元ギリギリを狙った攻撃を避けながら、ゲルニカは舌打ちをする。

プルルルルルルルル……

「…!!」

「ハァ…ハァ………!!何なんだ次から次へと!!」ガチャ

「っ!呑気に電話してんじゃねェ!!」

「“剃”」

「!!!」

勢いよく刺そうとしたヒートの炎とワイヤーの矛が空を切る。…完全に逃げられた。


「っ!何処行った!?」

「もういいだろ!上へ戻るぞ!」

「……よし、今なら逃げれますね。走りましょう!!」

「………おいアンタ!担ぐから背中に乗れ!!」

「…………っすま、ない」

「………あっヒート、その人担ぎましょうか!?」

「いい、おれがやる」

「意外と余裕あるな、ダリーナ…」


走る。走る。階段を目指して。

「恐らくまだサイファーポールがいる!!

私の能力がバレてるなら狙いに来るかもしれない!

その時は、私を囮にして逃げてください!」

「…………ダリーナ、だったか」

「はい!?なんですか!?」

「………」

尋ねたいことは山ほどある。けど、

「………おれを助けた理由は、本当に“アレ”が本音か……?」

「…………当たり前ですよね?胸糞悪い以外にあります?」

「ない」

「……、…」

「………そもそもおれらはあんたら“侍”の生き方、気持ち悪いと思ってるからな?」

「……は」

「死んで本望じゃねえよ。生きてなきゃ意味ねえだろうが」

「なので死にたいって言っても死なせる気ないのでお覚悟って感じかな」

「まあ、勝手にこっちもするんで!!お兄さんも楽に生きたほうがいいですよ!」

「………すまない、後は…」

……トキトキの実に関しては、全てが終わってからでも聞ける。感謝の言葉も後にしよう。

そうして、イゾウは意識を手放した。


「……気絶したか、これ。重くなったぞ」

「変わるか?」

「いや、いい」

「あと、ダリーナ。バレた時はお前担いで逃げるからな」

「いや、多分なんですけど仮にもサイファーポールが二人だけで来るとは思えませんし、最低でももう一人くらいはいるんじゃないかなと思いまして。」

「…………」

「まあでも、もし捕まったとしても、キッドならすぐさま助けに来ますよ!だってキッドですし!!」

「それはそうだけど!」

「それにあのサイファーポールだってまだ余裕ありそうでしたけど、こちらの攻撃を食らってる以上ノーダメージなんてことは無い。もうひとりがいて捕まったとしても脱出のチャンスがある可能性が高い。」

「…………」

「……最悪の場合、百獣から逃げたのと同じで二日後くらいの此処に逃げます!!」

「おい、もうここ来る気ねえぞ!?」

「回収よろしくです!」

「「いやいやいや!!?」」





城内地下一階

「どこもかしこも火で動けねえ…!」

「………ヒート、ワイヤー!

……せめてもの抵抗です。今からでも二人を2日後の未来に…!」

「……そうするしかねえのか…!?」

二人が覚悟を決めかけたその時。

ガダガダガタ!!

「ん?」

ザバーーーン!!!

「み、水ゥ!!?」

炎を消す、水が流れ出る。

「ガボボボボボボボ」

「ダリーナ!!」

「プハッ、おい、しっかりしろ!!」

「おごボボボボボ!!」

「長鼻ァ!?」

「なんだあれ、キリンか!?」


流される。そして………


「うわぁ〜~~!!」

「ギャ〜~~~!!!」

ドッパァーー……ン!!

「水ーーー!!?」

鬼ヶ島が落ちていく。

空に桃色の龍と白き神だった人を残して。

そうして、落ちていき――――――――


〘「鬼ヶ島」ドクロドーム屋上の戦い―――

勝者――――“カイドウ”改め―――――〙


『間違いないぜよ!!ゆガラら!!!』

ネコマムシの声がスピーカー越しに響き渡った。場は混乱しており侍たちも含め皆その声を聞こうとしている。

「ゴホッ、ゴホッ!!」

『カイドウはルフィの手で地中深く殴り飛ばされた!!!』

「………!」

『落下する「鬼ヶ島」は巨大な龍となったモモの助様が受け止めた!!!…そうじゃな!?』

『そう!!』

「じゃああの桃色の龍が…!?」

「モモの助様だったのか!?能力者!!?」

『あの日より20年……!!おでん様の無念に始まったこの弔合戦はついに!!』


〘勝者―――――“カイドウ”改め


――――“麦わらのルフィ”!!!〙


『わしらの勝利じゃあァ〜~~~!!!』

「うおおおおおおおお!!!」

「『四皇』2人を討ち取ったぞォ〜~~!!!」

「生きて帰れるなんて思わなかった!!」

侍たちが沸き上がる。そこかしこから嬉しそうな叫び声が聞こえてくる。



「チョッパー重症者2名〜!!」

「チョッパー、ゾロが目ェ覚まさねェ!!」

「チョッパー先生!!こっちに来てくれ!!」

「この人もよろしく、それじゃ……」ドサッ…

「うおわーーー!!!大丈夫かお前ら!!!」


「……だいぶ無理してたみたいだな、元白ひげ海賊団の奴」

「おーーい、ダリーナ大丈夫かー」

「…………グアァー……」スヤァ…

「……ヒート、ワイヤー。お前らも怪我してるじゃないか、何があった?」

「……まあ、それは追々言うんで。」

「コイツ完全に寝たな」ツンツン

「……まあ、色々やってくれてたらしいしな。気を張っていたんだろう。

ファッファッ………今は、ゆっくり眠らせてやれ」



……………そうして決着より7日後―――「兎丼」常陰港。

「ふい〜~何とか戻ったな」

「ああ、出港できそうだ!!」

トンテンカン、トンテンカンと小気味いい音を立てて各々の船が修復されていた。

「フランキー将軍も元通り!!」

「かっこいいよなーそれ!!」

うおおおおおおお!!と男たちが目を輝かせているのを呆れた目で両船の女性陣は見ている。

「……まあ、壊しにくそうなのはいいことなんですかね?」

「それはそうかな」

「うん。壊れにくいのは美点だと思う。」

「炎で周り囲ったら蒸し風呂みたいになりそう」

「死ぬでしょ!!それ!」

「おっそろしい事言ってんじゃねェぞ、テメェら!!!」


「馴れ合うなよ!!お前ら!!!」

キッドの鶴の一声に皆、気を引き締められる。

「無事出港できるまで気も抜くな!!情報はどこからか漏れて必ず『新聞屋』の耳に入ってる。おれ達はもう『四皇』に代わる者として狙われるんだ!!」

ゴクリ……!!とつばを飲み込む。緊張感がようやく戻ってきた。

「………私のことも、恐らくバレてるでしょうね」

「だろうな。ったくバレるようなことしやがって」

「ハァ~〜!?こっちだって奥の手見せる気は無かったし、最初は使う気もなかったですよ!!

それより、キッドは休んでください!!まだ傷塞がってないでしょ!!修理は私たちでやりますから!!」

「傷塞がってねェのは、お前もだろ。お前が休んどけ!!」

一気に雰囲気が壊れた。二人揃ってギャーギャーと元気に言い合っている。

「…ユースタス屋の言う通りだ。鎖国は外から中が見えねェ分、こっちから敵の動きも見えねェ」

「……てことは、もしかしてキャプテン達の懸賞金!!見た事ねェ額になってるかもな……」ワクワク


「アッパッパッパ〜~!!」

「!?」

「アプー!?」

「アプー!!」

「なんでナンバーズが!!?」

「生き残ってたのか、アイツラ……!」

「そう!情報がどこからどう伝わったのか知らね〜~~が!」

「お前だろ、うっとおしい野郎だ!!」

どこからか、ナンバーズこと一美の手の平の上からアプーが現れる。言い争っていた二人ですらアプーに気が移っていた。


「出たぜ、気になる“懸賞金”🎵

アッパッパッパ!!見るか?全部書いてある!!」

バサッ!!と目の前に落とされたのは新聞だった。

「!」

「お前らの“懸賞金額”と……新しく『海の皇帝』と呼ばれる者達の名前が!!!」

「……あらら」


******


キッドが怒って麦わらに当たり散らしに行くのを見届けた後、キッド海賊団たちも宴を満喫していた。


「キラーさん!!無理しないでください!!」

「ファッファッ、これくらいなら大丈夫だ」

「ダリーナも!無理すんなよ!!」

「んー………」グビグビグビ

「…………ダリーナ殿、だったか。」

「……?

あなたは、白ひげの…」

「イゾウだ。」

「……ああ、どうも…で、こちらは…」

「拙者は菊と申します。兄を助けていただきありがとうございました。」

「………いや、私は、なにも……」

「……少し、貴方と話をしたくてな。」

「?」

「………おれは、『トキトキの実』の能力前任者を知っている。」

「!?」

「………貴方は、“トキトキの実”をいつ…、?」

「…………恐らく、ですよ?

元々、私が生きていたのはおおよそ“九百年前”の時代だと思います。」

「!?」

「恐らくですけど………。『トキトキの実』は未来に行けますが、それは『同じ能力者がその時間にいない時だけ』成立するんだと思います。」

「…………」

「………だから、私はこの能力の前任の方がどんな方か知りませんし、知ることが出来ません。時代が違いすぎる時すらあるから。話にしか聞けないどころか、本にしか載ってないときすらあるんです。」

「…………」

「………もし良ければ、前の『トキトキの実』の方の話を聞いてもいいですか?

…こんな能力だから、前の人の話なんて、そんなに聞いたこと無くて……」

「……ええ!是非!」

「……私も、是非。」



ここはワノ国、花の都。場は祭りの空気に染め上げられていた。



裏話

まず、思ってたよりダリーナが受け入れられていて驚きました。

前の設定集に書いた通り、元々ダリーナはキッドを不死だと邪宗にバラして逃げるが捕まり、キッドに対しての怨嗟の声をあげながら殺されるって最期にしようと考えていました。

が、過去に飛んだキッドといかに関わるかを考えたら「疲弊で倒れたところを助け住まわせる役割」になり、書いてくうちにコミカルになっていったので、なら大幅に変えよう!ていうかこれでキッドが傷つくとも思わんし「自分の力がなく友人を死なせる」っていう特大地雷をキッドに踏ませて追い詰めよう!こっちのほうが傷付くしアダマントに成るのに説得力があるな!となりました。

ダリーナも壮絶な最期にしてやろうと決めました。元々死なせる気でしたが、更に悪化させる形に。


名前 ヨハネス・P(サイケ)・ダリーナ

出身地 偉大なる航路 クロノス島

悪魔の実 トキトキの実(超人系)

年齢 23歳(未来へ飛んだ時間を含めると推定年齢900歳以上)

誕生日 1月7日(ダリー(1)ナ(7))

身長 180cm

星座 やぎ座

血液型 S型(O型)

趣味 絵を描くこと、林檎の世話

好きな食べ物 林檎料理全般

嫌いな食べ物 牛乳(加工品はいける)

イメージ動物 白うさぎ

イメージ花 ナナカマド

笑い方 ひひっ

所属 キッド海賊団(自称5番手)

戦闘スタイル フレイル型モーニングスターぶん回し


トキトキの実に関して

・同じ時空に存在は出来ないかわりに、いつの時代にも食べた人がいるという設定にしています。なのでトキさんご存命で介入してる時間軸にダリーナは入ることは出来ない。

・ダリーナのは日毎に飛ぶこともできる。年飛ぶのも可能だが前述の通り「他のトキトキの実の能力者がいる時空」には飛べない。セレビィみたいな感じなのでどの時代にもトキトキの実の能力者がいる。ただしお互いの接触は不可能。



・この世界線のダリーナは祖母が亡くなった時に、悪魔の実に変質した林檎を食べ、飛んできました(本編時空だとその林檎の種を埋めて林檎の木にするので食べていない)。そこから色々飛んで紆余曲折あって15歳のときにキッド達のところへ来ました。こいつが九百年前の事情を知らなかったのはクロノス島自体が田舎よりの島だったから。

・読める文字が無かったが言語は何とか覚えたのでドルヤナイカやキラーに書きを教えてもらった。ちなみにそういった事情なためポーネグリフが多少は読める(ポーネグリフの言語は日本で言うところの英語みたいな感じだった)。むしろもう使ってない言語になってると聞いてびっくりした。ただ、読めるだけで知らないことのほうが多いので、やはり「火の傷の男」を探す必要がある。

・後は本編と同じくキッドにとって同年代の友人枠になる(ルフィにとってのウソップ的な)。この時空だと割と冷酷なことも出来る。海賊だからね!

・ドルヤナイカちゃん死亡時もいましたし死体も見た。ここでこの時代で生き、死ぬことを決意。そのまま旗揚げメンバー入りしてる。

・二年前時点でもキッドたちと一緒にいるけどその時はメカクレ帽子モーニングスター使いの女の子がいるくらいしか分からない。一切喋らないし目元もチラッと見えるくらいのイメージ。

・和の国編では百獣海賊団に捕まる前にトキトキを使い、数日後に移動したことにより逃げおおせている。その後、百獣海賊団や和の国にいた虚無僧の服を寺から掻っ払うことで潜伏していた。服をかっぱらったお寺は「愚公寺」。

・元ネタは尾田先生の短編集「WANTED!」の「一鬼夜行」の主人公「愚公」。

リューマがいけたんならこの作品も!とこれにしました。こっちでも錦さんに「刀を持った変わった坊主の話」「遥か昔この場には人喰いの化け物が居た」「あの寺には神がいるらしくよく供物が置いている」「オロチと繋がっている坊主はほとんど名誉目当てで本来の教えを貫いた坊主たちは捕まってしまった」とか錦えもんからの紹介の際に話してたりします。

・その前からコマごとに意味深な感じにいたが、ゾロ&サンジVSドレークのときにゾロたちを助けてドレークを六尺ある錫杖で鼻めがけてぶん殴ってる。六尺棒で。

その後服を変え、ホーキンスを斬り伏せたローの話を隠れて聞いて焦ったように立ち去っている。

・ただ正体が出るのは役者が揃ってから。そこで名前がようやく判明する。サンジにレディだったのか…!とか言われる。みんなを解放したのも船の場所を特定したのもコイツ。

・鬼ヶ島では暴れるキッドたちを放置してヒート&ワイヤーたちと行動。その中でイゾウがサイファーポールと戦っているところに出くわす。しかもダリーナも捕縛対象だった(キッドと同じ歳とバレてたので妊婦狩りに巻き込まれてないのはおかしいと調べていったら南の海に戸籍が無いとバレた&百獣海賊団からワプワプじゃないのに目の前から消えたと聞いていて思い当たる悪魔の実があった&それっぽい実例があったため)。この際にイゾウに彼女がおおよそ九百年前から来た現在の「トキトキの実」の能力者であるとバレた。百獣海賊団からどうやって逃げおおせたかも分かる。

その後、上手いことヒートワイヤーイゾウと連携しつつ戦いマハを撃破。その後すぐにイゾウごと逃げおおせる。イゾウに関しては「目の前で死なれたら胸糞悪いので」助けた。

・ロボ見てもシーン…てなる。破壊しにくそうくらいしか思わない。仮にも約900年前の人間だろお前。 

・自分「取り敢えず追加してメイン枠にするならなんか盛っとくか…」→自分「(ワノクニ編読み返す)そういやトキトキの実って今どうなってんだろ?シャンクスは確か違ったよね?」→自分「……こいつ(ダリーナ)に食わせたら整合性取れるか?」

こんな感じで決まりました。


Q、どこでおこぼれ町の真実聞いてたの?

A、実はトノ康処刑時の時点で、しのぶ達の近くに隠れて突っ立ってました。「あ!麦わらの一味!なんか知ってるかな?」と聞き耳立ててたらえらくエゲツない話をしてるしオロチへの怒りが増して思わず乱闘騒ぎに出てきてしまった。

Q、サンジへの「なんとかブラックさん」発言・ドレークへの「落ちた将校」発言

A、直前のドレークとの会話でその呼び方をするな!と言ってたのを「あだ名かなにかで嫌がってるのかな?」と判断してあの呼び方しました。あとサンジとか黒足ってはっきり言ったら自分が海賊だとバレるため。ドレークに関しては嫌味のつもり。百獣海賊団の仲間のフリしてたし言っても違和感はまあない。

Q、サンジは虚無僧が女だと気づいてた?

A、咄嗟過ぎたので気付いてません。ですがどことなく口調が柔らかくなってて無意識に察知はしてる。

Q、百獣海賊団の服どこから奪ったの?

A、見回りに来てた奴らに奇襲をかけて追い剥ぎしました。サイズが合わなかったので胸のところに帽子挟んでたりします。ちなみに百獣もオロチの部下もクルーが多いからお互いのことも把握しきれてなくてダリーナのことも新入りか?くらいしか思ってなかった。

Q、虚無僧服の行方

A、ドレークと追いかけっこしたあと、百獣の手下をボコり服を追い剥ぎし、本来の愚公寺に服をキッチリ返しました(ついでに船出するとき、船で育ててた林檎をお供えしました)。

帽子が無いし髪型も変えてたので百獣クルーには気づかれずそのまま潜入、キッドとキラーの行方やキッド海賊団クルーの居場所を探ってたらホーキンスたちの話を聞きました。そこからはオロチの手下に百獣海賊団のクルーを騙って接触しクルーたちを解放。虚無僧服で色々探ってた際に船は発見してたのでそこまで案内してたらキッドとキラーに合流しました。

Q、ポーネグリフは?

A、このあと、本編通りローに貰いました。あと、懸賞金がまた変わったのでダリーナたちの懸賞金も上がり、トキトキの実についてもバレました。ですが、まだルフィやローたちにダリーナがポーネグリフ読めることはバレてない。今のところ、イゾウと菊にだけバレてます。



本当に読んでいただきありがとうございました!!途中から雑になっていしまい申し訳ないです。オリジナルキャラメインの話になってしまいました。恐らく、今後の展開があったとしても本編に支障が無い程度にはダリーナも活躍するのだと思います。気に入っていただければ嬉しいです。ダリーナのことを気に入っていただきありがとうございました!!


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