ソラ拓コンビとバッタモンダーの因縁まとめ

ソラ拓コンビとバッタモンダーの因縁まとめ

鉄華団おいしーなタウン支部
《パート115 54レス目》

梅雨入りしてからのある日、

拓海とソラが2人で出かけている時にバッタモンダーが襲撃してきた。

バッタモンダー「ちくしょ―ーっ!?なんで勝てないんだよっ!?

        …あ。

        ……今日もいい勝負だったね?

        …またね…バッタモンモン。」←【退却】

なんとか退けたものの、戦闘の最中に急な土砂降りが降って来たため

拓海とソラはずぶ濡れになっていた。

ブラぺ「しかし酷い土砂降りだな…

    スカイ、デリシャスフィールド張るから雨が弱まるまで雨宿りしよう。」

スカイ「はい。」

【デリシャスフィールドの中に入って変身を解く二人】

拓海「へくしゅんっ!?(ずびび…)

   う~…身体、少し冷えちまったか…?」

ソラ「ええ!?そ、それはいけません!

   身体を冷やしたままにしておくと風邪をひいてしまいます!?」

ぎゅ…!【拓海に抱きつくソラ】

拓海「ちょ、おいソラ!?(汗)」

ソラ「こういう時は人肌で温める…スカイランドではそれが常識なんです!」

拓海「え!?……そ、そうなのか…?スカイランドじゃ…?」

ソラ「はい。…常識です。

   だから…遠慮はいりませんよ……?」

ぎゅ……♡【さらに強く抱きしめる】

拓海「………」 ドキドキ…

ソラ「………」 ドキドキ…

拓海「…なぁソラ……」

ソラ「…はい。」

拓海「……実は思っていたよりも身体を冷やしちまったみたいでまだ結構寒いんだ。

   身体をもっと温めるため…少し運動しないか……?(照れ)」

ソラ「……はい、拓海さん♡」


《パート117 31レス目》

拓海が一人でいるところを狙ってバッタモンダー襲来!

バッタモンダー「悪いけどプリキュアに協力する邪魔者は潰させてもらうよ?」

ランボーグを浄化出来ないブラぺは倒してもすぐ復活するランボーグに苦戦。

そしてダメージの蓄積によって遂に倒れてしまう…

そこでやっと救援に駆けつけてきたプレシャス・スカイ・ムーンライト…!

プレシャス「拓海っ!?拓海ぃっ!?」

拓海「……」←【気絶】

ムーンライト「酷い怪我…!早く安全な所へ運ばないと…!」

スカイ「……っ!…バッタモンダーぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

プレシャス&ムーンライト「っ!?」

バッタモンダー「……ひっ!?」

プレシャス(ス、スカイ…!?…怒って…いる?

      でも…スカイの…ソラちゃんのあんな顔…見たことない…!?)

コメコメ「ス、スカイ…怖いコメ…!」←【涙目で震える】

スカイ「スカイランドであれだけのことしただけで飽き足らず…

    拓海さんまで…拓海さんまでぇぇっ!!」

ムーンライト「落ち着きなさい!」←【スカイの肩を掴んで制止する】

スカイ「ムーンライトっ!邪魔…」

ムーンライト「邪魔するわ。…今のあなたを戦わせるわけにはいかない。

       今は拓海君を安全なとこに運ぶのが最優先。

       …ランボーグの相手はこっちが引き受けるわ。

       あなたはプレシャスと一緒に拓海君を…!」

スカイ「……っ!

    ……………………………はい…すみません…

    ムーンライト…この場は任せます…

    プレシャス、行きましょう……!」

プレシャス「う、うん…」


【負傷した拓海を連れて戦線離脱するプレシャスとスカイ】

スカイ「………」

プレシャス(スカイ…ソラちゃんが凄く取り乱したから、

      かえってこっちは冷静になることが出来た…

      でも…あのソラちゃんが…あんな怖い顔するほど怒るなんて…

      まるで…門平さんに酷いことしたゴーダッツに

      怒りのおもむくまま向かっていった拓海みたいだった…

      …ソラちゃん…それ程までに拓海のことが……)


《パート119 120レス目》

ソラ「拓海さん、お待たせしました!

   今日もデートのお相手、よろしくお願いします!」←【ウキウキ】

拓海「おう、じゃあ行くか。」


~デート中~

拓海「ってことがあってな…」

ソラ「あはは…♪」


~バッタモンダー襲撃&撃退~

ブラぺ「ペッパーミルスピンキック!」

ランボーグ「ランボォォグっ!?」←【ブラぺの攻撃で吹き飛ぶ】

ブラぺ「今だ、スカイっっ!」

スカイ「はい!…ヒーローガールスカイパンチっっ!」

ランボーグ「スミキッタぁ…!」←【浄化される】

バッタモンダー「く、クソォォォォ……!?

        バ…バッタモンモン…!」←【逃走】

スカイ「まったく…拓海さんとのデート、

    邪魔しないでくださいアンダーグ帝国!」←【プンプン…!】

ブラぺ「と言っても空気読むような輩じゃないしなぁ…」←【呆れ】


~小休止~

拓海「ほい、冷たいジュース。」

ソラ「ありがとうございます。(ごくごく…)

   …ふぅ…それにしても…

   こっちでは色々な飲み物があるんですね…

   可能ならこっちに滞在中、全種類飲んでみたいですね。」

拓海「はは…残念ながら不可能だ。…種類がありすぎてお金がもたない。

   期間限定のやつや地域限定のやつとかもあるしな。」

ソラ「なんと!?」←【驚き】


~カラオケ~

ソラ「闇を祓い~人々のな~げ~き~の~こ~え~にぃ…

   その腕を差ぁし出せっ♪」←【熱唱】

拓海(しっかし…相変わらずヒーローもの好きだな、こいつ…

   らしいと言えばらしい、がな…逆に安心する。)←【苦笑】


~ラブホテル・事後のピロートーク~

ソラ「拓海さ~ん…♡えへへ…♡」 ぎゅ…♡←【抱きついて離れない】

拓海「ソラ…そろそろチェックアウトの時間なんだが…

   今日は泊まれないから、もう出ないと…」

ソラ「でも…もう少しこうしていたいんです…♡

   …ダメ…ですか…?」

拓海「はぁ…時間…延長すっか…」


~家まで送る~

ソラ「拓海さん、今日はありがとうございました!

   楽しかったです!」

拓海「そいつは何よりだ。」

ソラ「それでは、また…」

拓海「あ、そういえばソラ…」

ソラ「…はい、なんでしょう?」

拓海「髪留め…新しいの似合ってたぞ。」

ソラ「…!

   き、気付いてくれたんですか!?」 じ~ん…←【感動】

拓海「まぁ…な。

   …やっぱ虹ヶ丘が選んだのか、ソレ?」

ソラ「はい!ましろさんが選んでくれたものです!

  『女の子はこういう小さなオシャレも大事だよ』って!」

拓海「そっか…やっぱりいい友達だな、虹ヶ丘は。

   …大事にしろよ、ソラ?」

ソラ「…はい♪もちろんです、大事にします!」


《パート120 128レス目》

ソラとデート中、急にエっチしたくなったため、

ソラを人気のない所に連れて行く拓海。


拓海「ここなら大丈夫…のはずだな…」

ソラ「た、拓海さん…ダメですよ…人が来ちゃいます……ん…♡」

【拓海にキスされるソラ】

拓海「…ソラが悪いんだぞ。

   お前がこんな薄着でベタベタ密着ばっかりするから…」

ソラ「た、拓海さん…♡」

バッタモンダー「おやおや、弱い者同士でお楽しみかい?」

拓海「!?」

ソラ「アンダーグ帝国…!?」

バッタモンダー「ダメじゃないか、群れなきゃ何も出来ない弱者が

        自分から群れを離れたら…襲ってください、

        って言っているようなものじゃない?」

ソラ「くっ…!」

バッタモンダー「ま、君達の自業自得ということで…カモン!アンd…」

ブラぺ「ペッパーミルスピンキッぃぃぃぃぃぃぃぃっクっっ!!」

ズバキィっっ!!

【目に留まらぬスピードで変身したブラぺの必殺技がバッタモンダーに直撃!】

バッタモンダー「ぐべらぁぁっ!?」

ソラ「えぇぇっ!?(汗)」

バッタモンダー「い…てぇぇ…!

        お、おい!ひ、卑怯だろうが!?

        召喚中に攻撃とかヒーローのすることかぁっ!?」

ブラぺ「やかましい!

    こっちはソラとエっチしたくて凄くムラムラモンモンしてるってのに…!

    さっさとバッタモンモンして帰れ、お邪魔虫っ!」 ゴゴゴゴゴゴゴ…!

バッタモンダー「ひっ!?…な、なんて気迫……!」

ソラ「た、拓海さん……………

   わたしのこと、そこまで求めてくれるなんて…♡」 きゅーん♡


バッタモンダー「こっちもこっちで頭ピンクだな、おいっ!?」


《パート123 62レス目・108レス目》

ある日、拓海とみんなが集まっている時のこと…

バッタモンダーが懲りずに襲撃してきた。


バッタモンダー「今日こそ…やってしまえランボーグっっ!」

ランボーグ「ランボぉぉぉぉぉぉグっ!」


【ランボーグと戦闘】

アンジュ「フレフレ!ハートフェザー!」

ドーンっ!←【キュアアンジュの必殺技でよろけるランボーグ】

ランボーグ「ランボぉグ!?」

アンジュ「…今よ!

     スカイ、ブラックペッパー!」

スカイ「はい!」

ブラぺ「おう!」

3人除く他一同「…え?」

スカイ「スカイブルー!」

ブラぺ「デリシャスブラック!」

スカイ&ブラぺ「「ひろがる! ペッパーミル

         クロス カイラリティ ダブルシューーートっっ!!」」


ズガァァァン!←【ブラぺとスカイの合体技がランボーグにヒット!】


ランボーグ「スミキッタぁ…!」←【浄化】


3人除く他一同「え…ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」



バッタモンダー「ち…ちきしょう…!

        お、おぼえていやがれ…!

        ………バッタモンモン…!」←【逃走】


【変身を解く一同】

ソラ「拓海さん、やりましたね!」

拓海「ああ…やったな!」

ゆい「ちょっと待って2人共!?」

のどか「なんでソラちゃんと拓海君が合体浄化技を!?」

あまね「き、聞いてないぞ!?

    説明しろ品田!?」

さあや「え?2人共、

    あの時の出来事…みんなに言ってないの?」

ゆい「さあやちゃんは訳知り!?」

拓海「あー…

   少しみんなを驚かせたかったから…秘密にしてた。」

ソラ「では、みなさんにご説明します。

   わたしと拓海さんがあの技を習得した経緯を…!」

   …それは先日の出来事……」


~回想~

先日のそうめんパーティ(パート121・124レス目のSS参照)以降

本格的に始まったHUGプリのみんなとの交流。

(ただし、何故か はなと拓海は全然会えない。)

            (はな「めちょっくっ!?」)

その日、拓海とソラは

ハリーからお茶に誘われて喫茶店でくつろいでいた。

その時のメンツは拓海・ソラ・ハリー・エルちゃん・はぐたんと…

ちょうどその時暇だった、さあや。

ハリー「…てな感じにしとくとええで?」

拓海「なるほど…

   流石ハリーさん、赤ちゃんの扱いは1枚も2枚も上手だ…!」

ソラ「スカイランドにはない、こっちならではの育児知識…

   勉強になります…!(メモメモ)」

エルちゃん「えるぅ♪」

はぐたん「はーぎゅ♪」

さあや「ふふっ、

    はぐたん、エルちゃん、すっかり仲良しだね。」


そんな時、空気読まずにやってくるバッタモンダー!


バッタモンダー「覚悟しろプリキュア達!」

ランボーグ「ランボぉぉぉぉグっ!」

ソラ「アンダーグ帝国!」

拓海「ハリーさん、

   エルちゃんとはぐたんを連れて隠れてくれ!」

ハリー「すまん、頼むみんな!」

さあや「いこう、ソラ、拓海!」


【変身してランボーグと戦うブラぺ・スカイ・アンジュ】


スカイ「ヒーローガール…スカイパンチ!」

ランボーグ「ランボぉぉグ!」

バアン!←【スカイの必殺技をはじくランボーグ】

スカイ「!?」

ブラぺ「なっ!?」

アンジュ「スカイの浄化技を防いだ!?」

バッタモンダー「はっはっはぁ!

        今回のランボーグは防御力重視の特別製だ!

        たった一人で放つ浄化技じゃ浄化しきれないぜっ!?」

スカイ「く…プリズムがいれば…!」

ブラぺ「……っ!」

ハリー「これはちとヤバいか…

    みんなを呼ばな…!」


エルちゃん「…はぐたぁ…!」←【はぐたんと目を合わせる】

はぐたん「…はーぎゅ!」←【うなずく】


エルちゃん「…プイキュアー!…パぁパぁ!!」

はぐたん「はーーーぎゅーーー!!」

【エルちゃんとはぐたんの身体が光る】

ハリー「な…エルちゃんとはぐたんが…!」


【ブラぺの前に発光する何かが出現】

バッタモンダー「な…なんだ!?」

ブラぺ「スカイストーン?

    それと…これは…スカイミラージュ…?

    …いや、形が違う…これは…ペッパーミル…!?」

アンジュ「…もしかして…

     エルちゃんとはぐたんが…!?」

スカイ「…!

    ブラぺ……いきましょう!」

ブラぺ「…ああ!」

【発光するスカイストーンとペッパーミル状のアイテムを掴む】


スカイ「…スカイブルー!」

ブラぺ「…デリシャスブラック!」

スカイ&ブラぺ「「ひろがる! ペッパーミル

         クロス カイラリティ ダブルシューーートっ!!」」


ズガァァァン!←【スカイとブラぺの合体技がランボーグにヒット!】

ランボーグ「スミキッタぁ…!」←【浄化】


バッタモンダー「あ…ありえねーっ!?

        バ…バッタモンモン…!」←【逃走】


ブラぺ「これは…!?」

スカイ「スカイミラージュならぬ…

    スカイペッパーミル…ってところでしょうか…?」


~回想終わり~

ソラ「…というわけです。

   エルちゃんとはぐたんの力で生まれたスカイペッパーミル…

   これのおかげで拓海さんとわたしの合体必殺技が生まれたわけです!」

拓海「ソラと一緒じゃないと放てないのがネックだが…

   これで俺もランボーグを浄化できる!

   よりさらに戦いの役に立てるようになったぜ、みんな!」←【ガッツポーズ】

のどか「う……うん、そう…だね…

    (ズ ズルいなぁ…ソラちゃん…拓海君との…)」

ゆい「よ…良かったね…拓海…

   (合体技…あたしも欲しい…)」

あまね「…私も…品田との技…名無しのダブルキックはあるが…あるが…

    ……エルちゃん…(しょぼーん…)」

ソラ「(えへへ…♡拓海さんとわたしだけの必殺技…♡)

   ゆいさん達には悪いですけど…ちょっとだけ優越感、です♡」

ましろ「ソ、ソラちゃぁぁぁん!?

    また思ったこと口に出てるよぉっ!?」


~後日~

はな「あれ?さあやから聞いたこの話って…よく考えると

   『ハリーのSOSで駆け付けた私が拓海君のピンチを助ける』、って

   拓海君と仲良くなる千載一遇のチャンスをはぐたん達に

   潰されたことになってない…?」

はぐたん「はぎゅ!」

    (訳・ごめんね、はな。

     『はな拓』はどうあがいても厄介事ばかり起きそうだから

     出来るだけ避けたいの。)


《パート126 63レス目》

ソラ「拓海さん、次は『陶芸』デートです!」

拓海「虹ヶ丘…

   またニッチなのを薦めてきたな…(呆れ)」

というわけで陶芸体験デート。


【電動ろくろで湯吞みを作る2人】

拓海「よし、我ながら

   いい感じに出来た!」

ソラ「おお、さすが拓海さんです。」

拓海「それにしても…

   お互い手が土まみれになっちまったな?(苦笑)」

ソラ「あはは…♪」


……


拓海「出来上がったら宅配便で送られてくるのか…

   しかし…陶器って出来るまで結構時間かかるもんなんだな…

   長い時間乾燥させて…

   その後10時間近く火で焼いて…

   焼き終わった後も時間をかけて冷やさないといけないのか…」

ソラ「いつも気軽に使っている物でも、

   それが出来上がるまで様々な手間と時間がかかっている…

   そのことを改めて認識させられますね。」

拓海「ああ。」


拓海(……………………

   いつも気軽に使っている物、か)

【デリシャストーンを取り出す拓海】

拓海(いつも使っているコレも

   誰かが手間と時間をかけて作った物なんだよな…

   …おそらく、その誰かは…

   父さんのお師匠さん…ジンジャー…)


拓海(父さん達の師匠で父親代わりだったその人は…

   何を想いながらこの石を作り、父さんに託したんだろう…?)


ソラ「…?

   拓海さん?どうしました?」

【首をかしげながら、拓海を見るソラ】

拓海「………………………

   いや…なんでもない。行こう、ソラ。」

【拓海、微笑する】

拓海(…考えるまでもないか。

   父さんとローズマリー…あのゴーダッツさえ

   今だに敬愛し続ける程の人物だ。

   大体予想はつく。きっと…)


バッタモンダー「やれやれ…

        相っ…変わらず仲良しこよしだなぁ君ら…!」

【またまた空気読まず現れるバッタモンダー】

ソラ「…!

   バッタモンダー!」

拓海「…ホント空気読まないな、お前…」

バッタモンダー「空気読んでないのはそっちだろ?

        弱いくせに強い奴に連戦連勝するんじゃないよ、まったく…!

        ……………今日こそは…倒す!

        …カモン!アンダーグエナジーっ!」


ランボーグ「ランボぉぉぉぉぉグっ!」


ソラ「…!拓海さん!」

拓海「ああ…」


拓海(そう…受け継いだこの石…

   これからもためらいなく使わせてもらう…

   大切な人を守るために…!

   ゆい…父さん、母さん…菓彩…エルちゃん…芙羽達…そして…)

【隣のソラを見る拓海。】

拓海「行くぞソラ…!

   今日は俺も一緒に言わせてもらう…!」

ソラ「…はい!」

ソラ&拓海「「ヒーローの出番です(だ)!」」


《パート126 170レス目》

バッタモンダーの切り札・シャララボーグ。

ソラの憧れの人・シャララ隊長にアンダーグエナジーを注ぎ誕生したランボーグ…!


シャララボーグを浄化すればアンダーグエナジーによってかろうじて

その生命を保っているシャララは死んでしまう…

その事実にソラは戦意喪失。

…ミラージュペンは消え、戦う術すら失ってしまった…。


~ましろの家~

ソラ「………」

ましろ「ソラちゃん大変…!

    拓海先輩が…!」

ソラ「…え……拓海さん…?」


茫然自失で沈んでいたソラに更なる追い打ちをかけるように…

彼女の尊敬する先輩ヒーローで初恋の男性である

拓海の負傷の報せが入る…!


~拓海の家~

あまね「すまない…バッタモンダーにしてやられた。

    …シャララボーグを浄化出来ないなら

    バッタモンダーの方をどうにかすれば…と

    襲撃をかけてきた奴に狙いを絞って戦ったのだが…甘かった。

    今回、ヤツはシャララボーグだけでなく

    信号機ランボーグまで引き連れていた…!」

信号機ランボーグ…かつてソラ達が戦った

あらゆるモノの動きを止める能力を持つランボーグ。

あの時はバタフライのミックスパレットの力で窮地を切り抜けたが…

今回の襲撃時にバタフライは不在だった…

あまね「品田は信号機ランボーグの能力に不意をつかれシャララボーグに…

    信号機ランボーグの方はなんとか浄化できたが…

    品田はこの有り様…くっ…!」

【ベッドの上で気を失っている拓海】

コメコメ「あまね…」

ゆい「あまねちゃん…自分を責めないで…

   今回も…あの時みたいに石が守ってくれたから…

   拓海はきっと大丈夫…」

【拓海の傍に置かれているひびの入ったデリシャストーンを見やる】

ソラ「た、拓海さん………………っ

   わ、わたしのせいだ…

   わたしが…わたしが……っ!」

ましろ「ソラちゃん!?」

【ソラ、逃げるように部屋から出る】

ましろ「ご、ごめんみんな…!

    私、ソラちゃんを…!」

拓海「う…ソ…ラ…?」

コメコメ「コメっ!?」

ゆい「拓海!?」

あまね「品田!?気が付いたのか!?」

ましろ「あ…拓海先輩…」

拓海「…ここは…俺の部屋…?

   ゆい…コメコメ…菓彩…虹ヶ丘…?

   ……っ!?いてぇ…!?」

ゆい「まだ動いちゃだめだよ拓海っ!?」

拓海「…ぃてて…そうか…俺、やられたのか…

   くそっ…情けねぇ……

   あいつの力に…なってやりたかったのに…!」

【ひびの入ったデリシャストーンが拓海の視界に入る】

拓海「またコイツに守られたのか俺…

   はぁぁ…あの時から成長してないな…マジで…」

あまね「品田…今は休め。」

拓海「そうするしかないか…

   何かするにしろ、デリシャストーンを直さなきゃどうにもならないしな…」

ゆい「拓海…」

拓海「心配かけて悪い、ゆい…菓彩…

   あと、コメコメと虹ヶ丘も…」

ましろ「う、うん…」

拓海「………ソラは…?」

あまね「品田が目を覚ます直前にここを出ていってしまった…」

拓海「…そうか。

   …すまん虹ヶ丘。

   …あいつの…ソラの力になってやりたかったが…

   かえってあいつを追い詰める結果になっちまった…」

ましろ「そ、そんなことないよ!

    拓海先輩は…ソラちゃんのため…ソラちゃんのため…に…」


……


拓海「…虹ヶ丘。」

ましろ「…っ!」

拓海「……ソラを頼む。」

ましろ「………!

    うん…………!」」

【部屋を出るましろ】

拓海「すまん…

   ゆい、菓彩…少し…休む…」

ゆい「うん…お休み、拓海。」

あまね「…しっかり休めよ。」

拓海「ああ……わる…ぃ…………………………………………」

【拓海、眠る】


《パート138 118レス目》

~拓海の張ったデリシャスフィールド内~

スカイ「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ブラペ「でやぁぁぁぁぁぁっ!!」


【特訓として模擬戦闘を行うブラペとスカイ】

ブラペ「はぁ…はぁ…よし…!

    今日はここまでにしよう、スカイ。」

スカイ「はい!」


【互いに変身を解き、休憩に入る2人】

拓海「ほら、ソラ。

   水分補給のドリンク。」

ソラ「はい、ありがとうございます。

   ……ごくごく………」

【拓海からドリンクを受け取り、それを飲むソラ】

ソラ「…ぷはぁ……

   …それにしても拓海さん、

   最近やけに積極的に特訓に付き合ってくれるようになりましたね?

   以前は週2日ぐらいの間隔だったのに…」

拓海「まぁ、夏休みってのもあるが…

   心境の変化があったからな。」

ソラ「心境の変化…?」

拓海「こっちの話だ。」

拓海(…ソラには色々世話になっているのに、

   最近先輩らしいことをソラにしてやれてる気がしないからな…

   …特にシャララボーグの時は無様に返り討ちにされて

   ソラを余計追い詰めちまったし…

   もうちょっと先輩らしいことしないと申し訳ないというか…)

【隣でドリンクを飲むソラを見る拓海】

ソラ「……ごくごく……

   …ぷはぁぁ…美味しい、です…♪」

拓海「………」

拓海(シャララボーグの一件、

   虹ヶ丘のおかげでソラは笑顔を取り戻したから良かったが…)

【拓海、ドリンクを飲む】

拓海(……笑顔を守る、って案外難しいな…あの時、改めて思い知らされた。

   …その人を傷つけるヤツを排除したり

   その人をただ守るだけじゃ到底叶わない…

   その人が思い描く理想や未来、大切な人たちを

   全部ひっくるめて守るぐらいじゃないと…笑顔は守り通せない。)

拓海「…ごくごく……ぷはぁぁ……

   …………もっと、強く…ならなきゃ…な。」

拓海(守るために……ゆいは当然として…

   その周りも……全部ひっくるめて。

   ……もちろん……ソラ…お前も……………)

ソラ「………?

   拓海さん…?」

拓海「…………ただの独り言だよ。

   …………さて…ストレッチをしたら帰ろうか、ソラ。

   今日は虹ヶ丘の家まで送ってやるよ。

   ……エルちゃんの顔も見たいしな。」

【微笑む拓海】

ソラ「あ……はいっ!

   ありがとうございます、拓海さん♡」


Report Page