セフレなロキドは健康にいい

セフレなロキドは健康にいい



閲覧注意

…………

………

……








窓から降り注ぐ暖かな光。外から聞こえる小鳥の可愛らしい鳴き声。普段の生活からは考えられないほど和やかな夜明けを感じキッドはベッドの柔らかな触感に包まれつつ身体を起こした。小さな違和感。自らの部屋のベッドはキッド自身の好みにより大分固めである。ならばここはどこだ。ズキズキと響く頭痛。そうだ昨日浴びるほど酒を飲んで、それから……、どうにも記憶が曖昧だ。

二度寝したい誘惑にどうにか耐え、ギシとベッドのスプリングを鳴らしながら緩慢な動きで身体を起こす。その瞬間目を見開いた。眠気もどこかへ吹っ飛ぶ。目の前の光景は何なんだ?と現実を受け入れずに石のように固まってしまう。


 それもそのはずで、キッドの横にはハートの海賊団の船長であり自らと同じ最悪の世代の1人である死の外科医ことトラファルガー・ローが裸で寝ていたのだ。


「あァ!??!」


驚愕な光景に思わずベッドから転げ落ちる。ドタッと響く音と叫び声にローも流石に目を覚ましたのかと「んー……」と小さく呟き音の正体を知ろうとこちらを見て、そして、目が合った。


数秒にも数時間にも永遠にも感じる時間が2人に流れた。ベッドから落ちたことで布団も無くなり、身体を通り抜ける冷たい風がキッド自らも服を着ていないことを如実に伝えてくる。尻がズキズキと痛み、何かがドロリと流れていると思わしき感覚は最悪の予感を覚えさせた。ローもこちらを見つつ現実を受け入れられずに固まっている。最悪の沈黙がそこにはあった。





……この後なんやかんやで余りにも身体の相性良すぎたからってセフレになるロキド

セックス中は甘い言葉の1つ吐かないで欲しい……愛はないけど情はあるし、お互い気持ちよければそれでいいみたいな関係の二人が最高に好きなんだ私は……!!


やる時はローがキッドの部屋に来るといいな

ローは能力のおかげと趣味:放浪で普段から結構フラフラするから夜居なくてもあまり気にされない&キッドの部屋は機械いじりするから防音だし集中する時は人払いして入ってくるなとさえ言えば誰も部屋に近づかないからちょうどいいみたいな感じで


本当にムカつくけど相性が良いし、後腐れもないし、気も使わなくていいからしょうがなくって利害の一致の関係で居て欲しい





「ケモノみてェだな」


「海賊の時点でとっくにケモノだろうが」


「 ははッ、違いねえや」


互いに噛みつき、愛撫し、求め、言葉も吐かずに熱烈に貪り尽くす。ケモノ達の夜はまだ明けない。

Report Page