スレ民へのクリプレ🎅🎄🎁(結局)全部乗せ

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in  凪の家


凪の家でクリスマスパーティーをするため買い出しから帰った二人は、荷物を下ろしてサンタコスに着替えていた


玲王「いや〜、なんであそこのド◯キ男物のサンタコスが一着しかねぇんだよ。なー?」

凪「さ、さぁ…クリスマスだし、もう売れちゃったんじゃない?」

言わずもがな、犯人はもちろんこの男である


サンタコスを買いにド◯キに入った瞬間「ごめーん、レオ。俺ちょっとトイレ〜」と言いつつ、勝手知ったる店内で玲王より早くコスプレ売り場へと到着し、自分用の男性用サンタコスLLサイズ一着のみを残し、それ以外の全ての男性用サンタコスを違う場所へと隠したのだ

(※フツーに営業妨害なのでやめましょう)


そして、「残念〜。レオと一緒のコスしたかったけど、俺さすがに女物入らないから」と言って、見事玲王だけに女性用ミニスカサンタコスを着てもらうことに成功していた

天才的頭脳の無駄遣い。策士である


玲王「あ、やべぇ!そーいや俺、プレゼント持ってきてないんだった」

凪「え、いや、いーよ全然…。俺からしたら(ミニスカサンタコスの)レオと過ごせるだけで、最高のクリスマスプレゼントだから…」

これは嘘じゃない。偽りざる凪の本音である


玲王「えー、でも…そーいうワケにもいかねーだろ?」

納得しない玲王がキョロキョロと部屋の中を見回し、買ってきたケーキの箱に巻かれていた黄色いリボンに気付く


それを見て閃いた玲王は、そのリボンを自身の首に巻いて凪の方を振り向いた


玲王「じゃーん♪『プレゼントはおれ♡』とか、こんなのどーぉ?」

その言葉の裏の意味もよく分からず、玲王は上目遣いで凪を見つめる



凪「!?」


凪はほとばしっていた

玲王は冗談で言っただけのセリフだったのだが、とにかく、書くのも憚られるようなエゴ(欲望)を中心とした色んな感情の渦に、凪は飲み込まれていた


そして、たまらず玲王の手を引き、ベッドの上に座っていた自分の膝の上へと乗せる


玲王「!」


凪「俺、プレゼントは…レオを食べたい、デス」

凪は顔を赤くして、でもその手はしっかりと玲王のミニスカから伸びる太腿を触っている


玲王「はぁ!?今日は朝まで映画観るんだろ!」

凪「え、あ、いや…映画も観るよ、観るけどさ…(他にも、もっと見たいモノあんじゃん…目の前に)」


玲王「んー…」


凪の上に乗ったまま少し考えた玲王は、「ダメ!お前はこっち」と、ローテーブルの上にあったケーキのイチゴを口に咥えて「あーん」しようとする


凪「…ッ、(可愛い、可愛すぎる…ッ!)」


自分の家で、玲王がミニスカサンタコスをして、口移しでケーキのイチゴを食べさせようとしてくれている


凪「…しゃ、写真撮っても、イイですか…?」

今すぐ目の前の玲王に喰らいつきたい気持ちを抑えながら、凪はお願いをした


こんな機会、この先もあるかわからない

だから残せるものは記録として残しておきたかった


玲王「…」

イチゴを食べようとしない凪に焦れた玲王は、それをそのまま自分の口の中に入れ、噛み砕いて食べてしまう


凪「あー…(た、食べちゃった…咥えてるトコが撮りたかったのに…)」


玲王「…凪、お前さぁ、好きなモンは、食わずに最後まで残しとくタイプ?」

凪「え?」


玲王「俺は、最初に食べちゃうタイプなんだよなー。だって、気が変わったらもう終わりだろ?」


そう言って玲王が凪の膝の上から降りようとするので、凪は慌ててその腰を掴む


凪「ゴメンナサイ…撮らないから、今すぐ食べても、いーですか…?」

凪のその必死な様子に、玲王はフフッと小さく笑ってから「おいで」と言うように手を伸ばした


🍓END🍓


🌵あとがき🌵

気分が変わりやすいので「俺が乗り気になった時にさっさと喰えよ!」という玲王の話でした

凪くん振り回され気味のif世界線———?

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