スレッタちゃんのお電話相談

スレッタちゃんのお電話相談


注意事項


・グエルが地球寮に身を寄せることになった世界線。

・某質問スレと少しだけ雰囲気が被っているかも。

・某シ○スレ内のネタを参考にさせて頂いています。

・月経ネタがあります。気をつけて!

・逆レ睡姦みたいな描写があります。ご注意。

・当作品はフィクションです。避妊大切。セーフティ大切。

・パーメットや磁気嵐に関する理解が微妙な状態で書いてます。悪しからず。

・保健体育の知識が曖昧な人間が書いています。フィクションですので、そこも悪しからず。

・プレイ中、物理的にちょっと不思議なことになっているような気もしますが、ご了承下さい。

・♡喘ぎ解禁



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グエルくんのこと、これでも僕は結構目にかけているんだよ。


公開プロポーズは流石に度肝を抜かれたけど、泣いているスレッタを庇ってくれたのは本当に感動した。その他にも、君はいろんなところで妹のことを気にかけて、助けになってくれたよね。


だからこそ君たちの関係、見ていてじれったくてたまらないんだ。

どれ。ここはひとつ、このお姉ちゃんがひと肌脱いであげようじゃないか。



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☆☆かんたんあらすじ☆☆

いろいろあってグエルは地球寮に身を寄せることになり、スレッタはグエルのことをなんでも話せる兄のように慕うようになっていた。


そんななか、スレッタはプロスペラへの電話が磁気嵐の影響でなかなか通じず困っていた。緊急の用事というわけではないが、いろいろ相談や報告をすることで精神を安定させていたのに。


母親だけでなく、同性の友人らとの通話は軒並み磁気嵐によって邪魔されてしまう。


そんなスレッタの悩みを聞いたグエルは、自らがその電話相談役を買って出たのであった。



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下心がなかったとは言い切れない。

これをきっかけにもっとスレッタと近しい関係になることが出来たなら…そんな打算も確かにあったろう。


だけれどやっぱり今回この相談を引き受けた一番の理由は、やはりこれに尽きる。少しでも好きな人の役に立ちたい。

だからこそ、一時的にお母様の代わりをするだけとは言え、精一杯その大役を果たすつもりでいたんだ。


俺は甘かった。やっぱり浮かれていたのだろう。

「お母さんに普段聞いてもらっていること」。

これだけで、ある程度相談内容の予測なんてつけられたはずなのに。


「最近生理痛が重たくって…。生理前もいろいろ大変で。おっぱいが張っちゃって。ブラジャーのサイズも二転三転して、地味に出費が痛いんです。なんかあと、生理前って体も妙にムズムズしちゃって…」


「ぶぅふぉおおっっ!!」


「グエルさん!?どうしました?」


「い、いや、何でもねえ…ちょっとコーヒー噴いただけだ」


「え、ほんとに大丈夫ですか?まあ、グエルさんが良いなら良いですけど…。

という感じで、結構悩ましいんですよねー。グエルさんもこういうこと、ありますか?」


「(あるわけないだろ!!この女、アホなのか!!)

まあ、それは辛いよなぁ。痛いのや怠いのを代わってやれないのは、もどかしいが。

……つうか、そういうのって、エアリアルのライブラリか生徒手帳(スマホ)のネット検索でも使って調べられるんじゃねえか?」


「あの、それがですね。そっちも磁気嵐のせいなのかな…なんか上手くいかなくなっちゃってて…」


「……うぐあああ、そっかそっか。そっちも上手くいかねえか!なるほどぉ!なら、今度資料を用意してデータを直接渡すから…」


「えっ、お話聞いてくださるだけじゃなくて、そんなことまでして頂けるんですか!?へへっ、至れり尽くせりですね~」


(ぐっ…!そんなにお前が喜ぶんなら、俺は…!)



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またある日。


「今日の健康診断どうでした?グエルさん。

ふふー、私はまた今年も身長が伸びちゃって。いつかグエルさんのことも、追い越しちゃうかもしれませんよ?」


(んなこと起こるわきゃないだろ。だけど、ちょっとバカなところもかわいいんだよな。はーっ、ばかわいい…)


「保健の先生からも、ハナマル健康優良児って太鼓判押してもらっちゃって。

……でも、ちょっと困ったこともあって。提出したはずの検尿カップ、なぜか私の分だけ無くなっちゃったんですよ。一人だけ再提出です。周りの人たちをお待たせして申し訳なかったし、何よりも悪目立ちしちゃって恥ずかしかったです…。

へへー…という単なる愚痴なんですけれども。聞いて頂けて……あれ。グエルさん、グエルさん?聞こえてますかー?」


ガラガラッ!!


「御用改めであるーーー!御用改めであるーーーー!

…すみません。健康診断の日の、保健室の周辺の監視カメラのデータを改めさせてくださいませんか。どうしても、突き止めなければならないことがあって」



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「おら、スレッタ。…例のブツだ」


「ありがとうございます!いやー、ほんと毎回助かってます」


「お前ら、前から思ってたけど、いったい何の受け渡しをしてんの?漫画の貸し借り?それともヘンなクスリか何かですか~ww」


「むー、失敬ですね!オジェロさん。これはですねー…」


「ヴァアアアアアアァァ!!グオォオオオオオォン!

こ、これはっ、あれだよ、おめー…そうだ!

俺達テストパイロット同士の互いの技術評や他社のパイロットの記した技術論なんかの資料の受け渡しをしてんだよだから大丈夫だお前が心配するようなことはなにも何一つとして発生してはいないんだっ(一息)」


「お、おう…」



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今まで相談されていた内容は、健康や生活に関する切実なものであったように思う。

だが、さすがに今回言い渡された内容は…紛れもなくセクハラであろう。


「今日なんですけどね。机の角って気持ち良いから、みんなもやってみて!って話したら、なんか変な空気になっちゃって~」


「…………?????机の、角……?

…………………っっ!!!おっまっえ、何を言い出すんだよ!そういうのは、女友達にでも話せって!!」


「もう!だから、その女友達に話すっていうのをやってみたら、変な空気になっちゃったっていう話をしてるんですぅ!」


「そ、そうか。悪かったな。

そうか…一口に女友達っていっても、親疎の問題だけじゃなくて、そもそもの性質としてそういう話を受け付けられるヤツも限られてくるわけだもんな。

……健康優良児、だったか。そりゃそんな欲求が湧いてきても、おかしくはない、わけか…」


一体なぜ、こいつは俺にこのような話をしてくるのだろう。


頼りになる先輩として、兄のように慕ってくれているから?

消去方でここにしか辿り着けなかったから?

……何か違うな。


お母様とお話してるような気分になっている?

いや、さすがにそこまで思い上がるのは傲慢過ぎる。


まあ、妥当なのはこのへんか。

いろいろ聞いてやっているうちに、医者やカウンセラーと話すような感覚になっちまったのかもしれない。

羞恥心を理由として彼らに何かを隠しだてするのは、解決の日を遠のかせてしまう悪手である。そんな感覚。

信じて頼りにしてくれることは嬉しい。だが、なんとも複雑な気分である。


全く意識されていないじゃねえか…。


「???グエルさん?

さっきから何ブツブツ言ってるんですか?」


「……いや、別に。何でもねえ。

つうか机の角って何だよ!体に傷がついちまうじゃねえかよ。どうせやるなら俺の手でも使えば良いだろうがッ!!」


「………………………え"」


野太い声でスレッタが呻く。

しまった!つい口が滑っちまった。


「うぐあっ!?いっ、今のは忘れろォ!!……じゃ、今回も資料を用意するから…いや、毎回のことだけどなあ、俺は決して中身にまで目は通してねえから!!決してな!!」


「あの、前から思ってたんですけど…直接教えてもらうことって出来ないんですか?日中顔を合わせてるし、同じ建物の中に暮らしてもいるのに、電話や資料だけっていうのも……直接グエルさんのお顔を見ながらお話、したいです。


ええと、それにその…毎回いろいろ調べて下さるのも嬉しくは、あるんですけど、も……これって解決策を求めているっていうよりかはですね、ただグエルさんにお話を聞いて頂くことそのものに意義があるっていうか……」


「…………ぐっ。済まん、それだけはダメだ。頼む、こういう話題は電話や書面のみでやり取りさせてくれ…!!」



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…というような対応をしたからであろうか。


その翌日の放課後。

スレッタは俺を呼び止め、このように切り出してきた。


「……あの、もしかして電話での相談、ご迷惑になってますか?すみません、全然私気がつかなくて……。そうですよね、グエルさんに甘えっぱなしなのも、良くないですよね。

そしたら何か他の手段や、別な方に……」


「いいや、スレッタ。他の誰かに相談するのは許さん。…いや、済まん。この言い方は、あまりにもおこがましいな」


スレッタの手を取り、目を見つめながら懇願する。


「至らぬ部分もあるかも知れないが、他の誰かに相談するのではなく、これからも俺を頼ってはくれないか。せめてお母様との電話が通じるようになるまで、このことは俺に一任して欲しいんだ」


わかっている。こういうときの最適解は、本来ならば信頼できる同性の友人らに彼女を託すことなのだ。それが難しければ、学内の保健師等の専門家を頼るなど、いくらでも方法はある。


弟ならばこんなとき、必要以上に抱え込もうとする俺のことを「傲慢高潔罪」などという小難しい言葉で評しそうだ。いやいや、そんなご大層なものではない。


至ってシンプルな事実。


今回こんなふうに、取り返しのつかないことになってしまったのは。

ただの愚かな男の、醜い独占欲が招いた結果に他ならない。



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深夜、地球寮の談話室を訪れると、そこにはソファで眠ってしまっているグエルさんの姿があった。テーブルの上には、MS操縦に関する資料。


髪の毛は、シャワーを浴びた後であるのかセットがされずに下りている。寝間着代わりなんだろうか、ラフなティーシャツとハーフパンツの姿だ。


珍しく眉間に皺が寄っていない、穏やかな表情。

コミックの中で言うならば、番長だとかガキ大将だとかの男らしいキャラクターを彷彿とさせるのが、普段のグエルさんだ。だが、こうして見ると本来は結構女性的な優しい顔立ちであることがわかる。

いつもは気を張っているんだなあ。


ただでさえ大変なのに、やっぱり私負担をかけてしまっているよね…。いい加減そろそろ、グエルさんから独り立ちをしないとな。


役に立つ資料を提供してくれるのはもちろんありがたいけれど、正直言って本当はもっとお話自体をたくさんしたい。なのに「後で資料を渡すから」で会話をぶった切られちゃうのが寂しい…と、いうようなことを遠回しに伝えたこともあるけれど。


やっぱり贅沢言い過ぎちゃったよね。

反省しよう。


と、そこで筋肉に覆われてゴツゴツしたグエルさんの褐色の腕が目に入る。

腕の逞しさに比べ、意外に繊細そうな長い手指。ピアノでも嗜んでいそうな、上品な手。


綺麗。そしてどこか官能的でえっち。

そんな腕と手に、思わず見いってしまう。


ふと、いつか彼が言っていた言葉が脳裏に甦る。

「俺の手でも使えばいいだろ」



……………………………………。


自分の中の悪魔が囁く。

そうだ。

そもそもグエルさんが、言い出したことだもの。

だったら、ちょっとくらい、別に良いよね…?

今まで散々寂しい思いをさせられた鬱憤、ここで晴らしちゃおう!


対抗するように、今度は天使の方が諭してくる。

いや、いけない!そんなことは決してやってはいけない。

グエルさんにだって、尊厳というものがある。

さすがに意識の無い間に、只の先輩である彼にそんなことをやらせるのは……。


数十秒の間、思い悩んで。__いや、思い悩むポーズを取りたかっただけで、初めからその結論は決まっていたのかもしれない。


結局私は、その強烈な誘惑に逆らうことが出来なかった。



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おそるおそるその彼の腕を両手で持ち上げようとすると、節くれだった彼の第一関節が、偶然私の乳首に触れた。


「…あっ」


ビリビリと体に電撃が走ったような、だけれど同時にフワフワとしたような切ない感覚に襲われる。


なにこれ。

気持ち良い。気持ち良い。もっとしたい。もっとしたい。


しばらくスリスリとティーシャツの上から乳首を彼の指先や関節で刺激する。


「アッ、うんっ、あっ、あっ、あっ……。

きもちいい、きもちいい…おっぱいきもちいいよお…」


繰り返すうち、次第におまたのあたりがじんわりと濡れてきた。


いつもは机の角や自らの手で慰めている、ここ。

グエルさんの腕に擦り付けたら、絶対に絶対に気持ち良い……!!


彼の肘を上方へ曲げて、腰掛けを作る。

後ろを向いて、その腰掛けの上腕の部分に跨がる。

肘から上の部分を胸の中に抱え込んで…、前後に腰を揺すり始める。


ギッ、ギッ、ギシッ、ギッ、ギッ…。


年代物である談話室のソファが喘鳴を上げる。


「ン"ッ…」


痛かっただろうか。背後から、低い呻き声が聞こえた気がする。


だが目先の快楽に頭を支配されてしまっている私は、構わず腰を振り続ける。


ああ、そう、これ、ここ…。

いつもやってるように、粒の部分を押し潰すように擦り付けて…。


「あっ、あっ、あああっ……♡」


じゅわじゅわ~っ…。

体がビクビクと震え一瞬スーッと意識が遠くなるのと同時に、おまたから一気に熱い何かが漏れ出してくるのを感じた。


なに、今の…?こんなふうに意識が飛ぶのは初めて…。


もっと。もっとしたい。もっと今みたいな気持ち良いの、したい!


はあはあと息を荒げながら、大きな声が出ないように抱き込んだ彼の拳にギュッと唇を押し付け、引き続きグリュグリュと粒の部分を押し潰すように前後に腰を揺すり続ける。


グリュッグリュッグリュッグリュッ………クチッ、クチュックチュックチュックチュッ


夢中で腰を振りたくっていると、ソファの軋む音の中に粘着質な水音が混ざり始める。


「んっ、んっ、んっ、ふうっ、んっ、んんっ。

ああんっ、だめっ、だめっ、止まらない、止まらないっ…」


……さすがにショートパンツは履いたままとは言え、沁み出たものでグエルさんの腕を汚してしまっているだろうか。

ふと心配になり、視線を下げお尻の下の彼の腕を確認しようとする。


そのとき、視界の端っこに入ってきてしまった。

彼の足の付け根のそこが、大きく隆起しているのが。


これはもしかして。以前ライブラリで見た、男の人の生理現象…。


あはっ♡そっかあ。

このひとってば。このわたしで、勃たせているんだ…!

なぜだろう。ともかく嬉しい。


その時に浮かんできてしまった、あまりにも非道でおぞましく、しかし抗いがたい魅力を持つ最高のアイディア。


やっぱり私は悪魔だ。



☎️



彼の腕で作った腰掛けから降り、振り返って彼の方に向き直る。

すりっと座っていた部分の腕を撫でてみる。

ふふ。やっぱりちょっと、しっとりしてしまっているなあ。


グエルさんの顔を確認してみる。

いろいろやらかしてしまったからもしかしてと思ったが、まだ目は開けていない。


だけれど彼は、なんだか不思議な顔をしていた。


顔色自体は発熱した病人のように赤らんでいながらも、その表情の造形自体は罪悪感や恐怖心で顔を青くさせている人々のするようなそれに近いように感じられた。

最初に見たときとは違い、軽くだが眉間に皺を寄せ、固く目を瞑り、きゅっと口を真一文字に結んでいる。まるで何かに耐え忍んでいるかのよう。


…まあ良いや。

まだ目を開けてないし、続けちゃおう。


よいしょ、とグエルさんの腰の上に跨がる。

隆起しているその大きな塊めがけて、おまたを擦りつけ始める。


「グッ!…ン"ン"っ」


まるで悪夢に魘されているかのように、グエルさんが苦悶の声をあげる。


グエルさんの腕を持ち上げてみる。

なぜなのか最初に持ち上げたときよりも格段に軽くなっているように感じられたので、両腕一気に持ち上げる。彼の両の手のひらを、おっぱいの上にぽすっと置く。そして自らの手のひらを重ねて、揉みしだくようにむにむにと動かしてやる。


それと同時に、ゆるゆると腰をうねらせ始める。

先程と同じように動いていると、ぐじゅっぐじゅっぐじゅっとまた湿った音が聞こえ始める。


ピクンッ。

あっ♡グエルさんの、少し大きくなった…。


大きくなって、角度が変わったからだろうか。

動いている拍子に、薄布何枚かを隔てたそれは、ぬかるんだ窪みの入り口にガポッと入ってきてしまった。


「ひゃうっっ!先っぽ、入ったあ♡」


その刺激をもっともっとと渇望する気持ちを抑えられず、腰の動きを上下運動に変える。

ちゅぷっ、ちゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、ぎゅぽっ、ぎゅぽっという生々しい音と共に、入り口の部分を擦り続ける。


「はあっ、はあっ……どうしようっ、グエルさん、どうしようっ…もっと奥、入れたいっ…入れたいよおっ…グエルさん、助けてぇ…」


奥に押し込もうとする度に、警告するような痛みが動きを制止する。だけれどそんなものには構わず、その剛直の上に思い切り腰を下ろしてしまいたい。二つの気持ちに板挟みになり、葛藤する。


生理的な涙がぽろぽろと零れてきて、止まらない。


好き勝手動いて負担を与えてしまっているからだろうか。

いつの間にかグエルさんもはあはあと息を荒くし、額に脂汗を浮かべ、時折声を裏返らせながら苦しそうに呻いている。


彼の指の間に一本一本自らの指を絡ませるようにしながら両手を繋ぎ、中のものをしごき続ける。


……あっ、くる!もう少しで、さっきみたいな頭がスーーッとするやつ、くる!


「あっ、あっ、あっ、ふっ、あんっ、はっ、あっ。

グエルさん、グエルさん!きちゃうきちゃうっっ!!気持ち良いのきちゃうよおーーっっ……」


ビクッ、ビクンッ、ビクンッ!

キューーーーーーッッ…!


中を痙攣させ締め付けるのと同時に、グエルさんも一瞬ぶるっと震えてから体を弛緩させた。


中に入っていたものも、ふにゅっと弛緩したのがわかる。


ハアハア、ハアハア……♡

呼吸を整えながら、余韻に浸る。


……ダメだ。

足りない…!もっと、もっとやりたい!!!


だってほら、まだちっとも経ってないのに、もうグエルさんのだってまた硬くなり始めてる…!


逃げられないように、彼の頬を両手で挟んで、グッと顔を近づける。

そして、ついにその言葉を囁いてしまった。


「……ねえ、グエルさん。

起きてますよね?」


ヒュッと息を飲む音が聞こえた。



☎️



「あっ、あんっ、やっ、あっ、あっ、あっ」


中を突かれるのと同時に、勝手に変な声が出てきてしまう。


律動する度、ソファはギシギシと今際の際の断末魔を上げている。

…ありがとうソファさん、あなたのことはきっと忘れません。


天井を背景に、逞しい両腕で抱え込まれてグエルさんの肩の上に担がれた自分の左足が、ぷらぷらと揺れているのが見える。

私の足は適度に長さがあるから、彼のように大きい人でもきっと担ぎやすいんじゃないかと自負している。健康優良児で良かったな、なんてちょっと場違いなことを考えてみたりする。


こんなに気持ちが良いことをしているのにも関わらず、目を瞑っていたときと同じく何かに懺悔するかのような苦しそうな顔でグエルさんは行為に耽っている。

……当たり前か。私が無理に付き合わせてしまっているんだもんね。


今更だがちょっと申し訳なくなってきたので、ついついこんなことを言ってしまう。


「グエルさん、グエルさん。ごめんなさい、ごめんなさい。あなたの優しさに漬け込んで、無理矢理こんなこと、させちゃって……」


その言葉を聞いて、彼は一瞬キョトンとした顔をした後。

するっと私の頬をひと撫でし、困ったように笑ってこう言ったのだった。


「ほんとにお前って、なんにも全然わかっちゃいねえのな」


「え?なに…


……ひゃうっ!!!ちょっ、なっ、いきなり激しく、動かっ……あっ、そこっ、ダメっ……あっ、あっ、あっ、あっ、あうっ、ひゃっ、あっ♡

そこっ、それっ、ダメっ、ダメっ…



うそっ、うそですっ、嘘。

好きっ、すきすきすきっ、好きです、好きぃ~~~~~~~っっ♡♡」


☎️



お察しのとおり、ソファはお釈迦になりました。

二人のポケットマネーを出し合って弁償したんだと思います。


地球寮の皆さんのスルースキル、パねえっすね。

いや、二人が知らないだけで、談話室の前ではザワザワヒソヒソやってたんだろうか…。


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