スミナガシートの考察

スミナガシートの考察

Luimago

*この記事は「ゆるくスプラを語りたい from くくね@イカトドン Advent Calendar 2023」の22日目です。


はじめに

Luimagoです。イカトドンに来てから早くも半年が経とうとしています。遊んだり雑談したり見守ったりしてくれる皆様、いつもありがとうございます!

今回は新スペシャルであるスミナガシートについて書いてみます。

題材はスパイガジェットかスミナガシートかで迷いましたが、スパガの話は無印とソレーラの両方にまたがってしまい書く時間が足りないので、別の機会に。


なお、2023冬シーズン時点でスミナガシートが付いているブキは「スパイガジェットソレーラ」「ボトルガイザーフォイル」の2種のみであり、私はスパソレしか使えないので、スパソレの立ち回りを想定した記述になります。ボトフォイについてはボトフォイ使いの方にご相談ください。

スミナガシートの略称は「スミナガ」派が多いようですが、私が模範とするスパガの達人フグ,さんをリスペクトし、本記事内では「スミナガシ」とします。


スミナガシートの性質

破壊されない。時間経過以外の要因で消えることもない

弾を防ぐことはできない

③敵も味方も、シートの向こう側の様子はほぼ見通せなくなるが、ガチホコ所持・ガチアサリ所持・マーキングによる位置表示は見える

展開直後しばらく静止、その後ゆっくり前進。展開から約11秒で消滅

展開した瞬間、接している地面に塗りを発生させる。前進中は一定時間ごとに1滴ずつインクを落とす

両端が上下に広く、中央が狭い形状。装置の着弾地点を中心として展開されるので、発動位置が高いと中央をくぐれる場合がある

シートに触れると30ダメージ。一度通過しても触れるたびにダメージが発生する(イカロールやリスポーン時のアーマーで防げる)

⑧シートに触れると色々なデバフを約6秒間受ける。触れるたびに延長される(アーマーで防げない)

 8-1 視界が白黒に変化し、敵味方のインクを区別できなくなる

 8-2 シャカシャカ音が鳴り、射撃や泳ぎなどの環境音が聴こえにくくなる

 8-3 泡のようなエフェクトが発生し、センプクしても完全には隠れられなくなる

 8-4 他プレイヤーに聴こえる泡のような音が発生し、接近を察知されやすくなる

⑨「スペシャル性能アップ」を積むと投げる距離が長くなり、前進が少し速くなる


追記:実装当初の視覚効果(8-1)はコントラストが強すぎるなどで目に強い刺激を感じる人もいたことから、記事投稿直後のVer6.0.2で修正が入りました(余談:この記事を書いているTelegraphも真っ白の背景に真っ黒の文字。Dark Readerなどの拡張機能で色を調整しないと目が疲れる)

視覚効果以外のデバフも十分に強力なため、運用自体はほとんど変わらないと思います。


スミナガシートの活用法

「触るとダメージを受けて行動が難しくなる」「巨大な」オブジェクトを「10秒以上継続して」発生させられるのがスミナガシの強みです。他の設置型スペシャルよりも自由度が高く、様々な使い方が考えられます。

ここからは、私が実際にスパソレで戦った時の活用法をいくつか挙げてみます。


【目眩まシート】

身を隠し、遮蔽物のない空間を移動しやすくする。敵に見られている状態で使うと展開する前に撃ち抜かれたり、展開できても記憶を頼りに推測で撃たれる危険があるので、敵が視線を切った隙に素早く使いたい。

前線で位置がわかっている敵に対してキル目的で、安全に距離を詰めるために使ってもいい。敵がポイントセンサーを持っている場合は逆に不利になるので使わないこと。

単純にデカくて邪魔であること、どこから使用者が飛び出してくるか予測しにくいことから、敵の注意を引きつける効果がある。できれば味方とは別の方角から投げ込むと良い。

クサヤエリア打開ターン。リッターが中央に居座ってて困るなぁ
こんな時には小○製薬のスミナガシート!
安全に横から降りて、相手の陣形を崩せます


【掻き乱シート】

長射程が居座る高台や敵が集まっている場所に投げ込み、シート本体に触れさせてダメージ&デバフ付与を狙う。前後にトーピードを組み合わせて混乱を誘いたい。キルが取れなくても相手をその場から退かすことはできる。

素早く裏取りできるステージなら、敵の背後からシートを投げつけるのも面白そう。

バイガイエリア延長戦。敵がエリア近くに集まっているようだ
エリア中心めがけてスミナガシを投げ込み、
展開と同時にトーピードを横から刺し、さらにメインで追撃
ダメージが重なって一網打尽!

動画:https://fedisnap.com/i/web/post/638051375489894520


【駄目押シート】

攻め・抑えの状況で敵の復帰ルートを塞ぐように展開し、選択肢を奪う。幅が狭く裏取りが困難なステージでは刺さりやすい。置いた後はマップも見ながら敵の動きを読んで迎撃する。

同時キルやワイプアウトが発生した場合には、リスポーン近くまで踏み込んでから展開する手もある。相手に手前処理を強いれば時間やインクを浪費させることができる。ただし無印よりも「誘い込んで返り討ち」の難易度が高いので、あまり無理しない方がいい。

ナンプラーエリア抑えターン。右高(敵視点)の復帰ルートを塞ぐ。完全には塞げていない場合も、どこから抜けてくるかは予測しやすい。わざと抜け道を残して誘導するのも手
ボトフォイと協力して2枚同時に展開。トーピードで遅延を重ねて無事ノックアウト


【塗り返シート】

床で展開した時の塗りは意外と太い。エリアの塗り合いで使えるかも。メインが届かないけど今すぐ塗りを出したいという時はトーピード遠投→スミナガシ投げ込み。

塗り面積はリッターのフルチャと同じぐらい?
コンブエリアの塗り合い(青がスパソレ側)。味方マニュコラが画面右下から入ってチャクチを使ったが、確保には少し足りない
スパソレが画面左下からスミナガシを展開。シートとエリアが重なる部分に塗りが発生すると…
エリアを確保できた

(この試合はT-GOさんのバトルメモリーをお借りしました。ありがとうございます)


【とどめ刺シート】

手負いの敵に対してトーピードが使えない時、またはトピが効かなそうな時に、第2のサブウェポンとして投げつける。発動即投げでも隙があるので他の敵には注意。

ホコを止めに行ったが捨て身のカバーが入り、メインあと1発の状況で距離を取られた。前に詰めるのは危険だし、トーピードを投げる余裕もない
少し下がってホコショを避け、スミナガシを目いっぱい遠投。ホコ持ちに接触させた


よくない使い方

【頓死ート】

物理的に追い詰められてから使ってもほとんど成果を挙げられず、ゲージを無駄にするだけで終わりがち。残ったシートが味方の邪魔になる恐れもある。スミナガシを慌てて使うよりも、トピとメインで悪あがきするか、お祈りリスジャンするか、死を受け入れて溜め直すかの3択を選ぼう。そもそもそういう状況に陥らないような行動を心がけたい。

【自分に目眩まシート】

繰り返しになるが、ポイセン使いが見ている前では絶対に展開してはいけない。敵を視認できなくなるのに自分たちだけ一方的に位置を知られてしまう。ポイセンを持つブキにはノーチラス47エクスプロッシャースクリュースロッシャーネオホットブラスターカスタムフィンセント・ヒューと、スパガにとっては名前を並べるだけで胃が痛くなるような天敵が多い。

ラインマーカーやトラップも厄介ではあるが、その性質やメインとの組み合わせも考慮するとポイセンが最も危険。いずれにしても対戦相手のサブウェポンは覚えておきたい。


ルール別の相性(※個人の感想です)

○ガチエリア

攻めでも守りでも、打開でも抑えでも、エリアの内側でも外側でも役に立つ。単体で戦局を変えるような爆発力はないが、使えば使うほど用途の幅広さを実感できる。

◎ガチヤグラ

オブジェクトの移動の遅さ、スパイガジェット自体の乗り適性も合わさってルール関与の強い味方になる(ポイセン使いがその場にいなければ攻めターンではカンモンで前めに投げて敵の接近を阻む使い方が有効で、タイミングが合えばカンモン突破後にシートがヤグラと一緒に前進する。防衛ターンではヤグラ進行方向に対して垂直に広げても平行に広げてもプレッシャーをかけられる。

△ガチホコバトル

ヤグラとは真逆で、ルール関与にはほとんど役に立たない。一気に動くホコのスピードにはついて行けないし、味方のホコを隠す効果も無い。もちろんホコ割りにも使えない。敵のホコ持ちはいざとなったら死ぬ気で通過できるので、要所でのホコ止めもあまり期待できない。使い方としては有利ポジションに居座る長射程ブキの妨害、味方ホコに横から近づこうとする敵の足止め、ホコ付近に密集している敵への範囲攻撃といったところか。

○ガチアサリ

ステージ全体を広く使うルールであり、敵に対して色々な角度から投げ込める。中央で使えば前線を上げやすくなるし、敵陣側で時間を稼ぐ時にも役立つ。スパソレは塗り広げも味方支援も両方やりたくなるがインク管理が厳しいので、回復目的の使用も選択肢に入りそう。防衛時は展開位置を間違えると相手を助けてしまう。チャンスタイム中は直接当てるよりも背後に投げて退路を断つのが手堅い使い方か。

?ナワバリバトル

私はナワバリ素人なのでラストの塗り返し以外は全く分からない。トドンにはもっと詳しい人がたくさんいるはず。イカ、よろしく〜。


使用例バトルメモリー

R20V-SAW9-8GG8-D5CN

イカリング3からダウンロード予約→https://s.nintendo.com/av5ja-lp1/znca/game/4834290508791808?p=%2Freplay%3Fcode%3DR20V-SAW9-8GG8-D5CN

Ver6.0.1/野良オープン/ガチエリア/ナンプラー遺跡

デュアルスイーパー/スパイガジェットソレーラ/スパッタリー・ヒュー/スプラチャージャー
ノーチラス47/スプラマニューバーコラボ/パラシェルター/ボトルガイザーフォイル

【解説】

打開、拮抗、抑えと一通りスミナガシを使う機会があった試合。エリアも中央高台も縦長なので、中央で使う際は真横から投げることを意識しました。

・トーピードとのコンボ

・味方との交戦で死にかけた敵がシートに引っかかる

・前線ジャンプを強行した敵にシートがピッタリ重なる(重なっている場合のダメージ判定は1秒おきに発生する?)

など、キルのバリエーションが妙に多かったです。

双方にスミナガシ持ちがいる試合です。使用者・味方・相手それぞれの視点で繰り返し見ると面白いかもしれません。ご意見ご感想ありましたら是非お寄せください。


まとめ

スミナガシートは色々な状況に対応できる力を秘めた優秀なスペシャルです。雑に使うと効果を発揮しにくいですが、工夫次第では勝利に大きく貢献できるでしょう。

私もまだまだ使いこなせているとは言えないので、今後も実戦でたくさん使って研究したいと思います。

キミもスパイガジェットソレーラを持たなイカ?ついでに無印も持たなイカ?

以上です。ありがとうございました。


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