スペイシュ後編:女神調教快楽堕ち

スペイシュ後編:女神調教快楽堕ち


朦朧とするスペース・イシュタルの意識に、耳慣れない声が入ってきた。

「なんだ、もうおっ始めてたのか。堪え性がねえなあお前らは」

「っ、すんません親分」

「まあ、怒りやしねえがよ。いっつも言ってるだろうが、女は……」

薄く目を開ける。親分と呼ばれた、じゃらじゃらと悪趣味な装飾品を身に着けた大柄の男が近づいてくる。これが、この盗賊団の頭目であるらしかった。

「おーおーかわいそうに。どうだ?水、飲めるか?」

「ん……」

抵抗する気力もなく、口元に添えられたボトルの中身を口に含み、飲む。ただの水ではないらしい。霊基回復の効力があるようで、股の痛みと違和感が薄れ、僅かに気力が戻る。

「……何のつもりよ?」

「おっと、聞こえてなかったか。悪かったなあ、部下が乱暴にしちまって。もう心配はしなくていいぜ」

まさか、とは思いつつも。ほんの少しイシュタルの警戒が緩んだその瞬間に、男は彼女の身体に腕を回し……その胸の突端にある桜色のふくらみをくに、とつまんだ。

「ひゃっ!?」

「女もヨくしてやるってのが、俺の流儀でね。泣いてる女を犯すのもいいが、マグロじゃあもったいねえ。誘われる方がそそるだろ?」

男の太い指が執拗に乳首を捏ねまわすかたわらで、もう一本の腕はイシュタルの股間へと伸びていく。先程までそこを蹂躙していた肉棒とは違う、優しく撫でるような刺激。精液を溢す秘裂をなぞり上げ、茂みに隠れた豆粒を軽く押し込むように刺激されて、彼女は思わず声を漏らす。その穴は彼女の意志に反して熱く、湿り気を帯び始めていた。

「よーしよし、効き始めたな。我慢することはねえ、好きなだけ感じな」

クチュクチュとわざとらしく音を響かせるように、男は穴の入り口を弄り続ける。

「んうっ、やっぱ、さっきのに何か……!」

「ご明察。つっても、あの薬だけじゃねえ。見な」

そう言って、男は股間をまさぐっていた手をイシュタルに見せつける。精液交じりの愛液がねちゃぁっと音を立てて、指の間に糸を張っていた。顔がかぁっと熱くなり、思わず目を逸らす。

「おっと、うぶな反応だな。可愛いぜ。だがまあ、見せたかったのはそっちじゃねえ」

笑いながら手をひらひらと振ってみせる男。その五指の全てに、それぞれ意匠の異なる指輪がはめられていた。異様なまでに強いエネルギーを感じさせるそれに、思わず目を瞠る。指だけではない。手首にも、先ほど見たときは首元にも似たようなものがじゃらじゃらと付けられていたはず。

「溜め込んでいたお宝って、まさか全部……!」

「その通り。俺は女をハメて捕えて、躾ける専門家。いくつかは自己強化用だが、女を気持ちよくしてくれる効果が目白押しってわけだ。だから遠慮せずイっちまっていいんだぜっ……と!」

「んあっ!?」

じゅぷっ!と音を立てて、膣内に再び指が突き入れられる。人差し指と中指がぬちゃぬちゃと濡れ切った穴をかき混ぜながら、ぷくりと膨れだしたクリトリスを親指が何度も押しつぶす。もう一方の手は胸を優しく絞るように揉み上げては、固くなった乳首をつまんで引っ張り、また離すことを繰り返す。

「や、あっ、あっ、くっ、~~~~っ!」

男の指が膣の腹側を強く擦るのに合わせて、ぎゅっと目をつむりながら、イシュタルは腰を震わせて絶頂した。

「はぁっ、ふーっ……」

指が引き抜かれる。頬を赤らめ、股からは透明な液を垂らしながら荒い息を吐く。瞳こそ男を勝気に睨みつけているものの、その姿はどう見ても発情したメスだ。取り巻きの男が鼻息荒く近づく。

「なあ、もうそろそろいいだろ親分。もう我慢できねえ、口でいいから使わせてくれよ」

「おいおい、噛みちぎられたくなきゃ大人しくしてな。仕上げはこれからだぜ」

そんな言葉を返され、イシュタルにも睨みつけられた男はすごすごと引き下がる。それを一瞥した頭目は、足首の縄を一部だけほどくと、イシュタルを床に仰向けに転がした。膝を抑えて脚を大股開きにさせ、濡れてひくひくと震える淫穴が露わになる。男はそれを見下ろし……

「きゃあっ、何すんのよ!?」

ぶちゅりと音を立てて、股ぐらに吸いついた。咄嗟に脚を閉じたイシュタルであったが、太ももで幾ら頭を締めつけても、男は意にも介さずにアソコを責め立ててくる。ジュルジュル、ピチャピチャと音を立てて舌が這いまわり、その先っぽがくりくりと陰核を捏ねまわして刺激する。

「やあっ、んうっ、なか、はいってっ……!」

尖らせた舌先で膣内をぐちゅぐちゅと掻きまわされる。白く泡立った愛液は、溢れる端からジュルジュルと音を立てて吸い上げられる。硬い床に押さえつけられて腰を逃がすこともできず、イシュタルは唇を嚙みながら嗚咽を漏らすことしかできない。軽い絶頂が何度も波のように襲って、しかしいくらイっても男の舌はねちっこく膣穴を責め続ける。絶え間ない刺激に、知らず知らずのうちにイシュタルは腰を突き出し、男の口におマンコを押し当てるような体勢になっていった。

「んいっ、いっいく、いく゛ぅ゛っ!!」

今までとは非にならないくらいの絶頂。彼女は腰を反らせながらぷしゃあっ、と潮を撒き散らした。潮を顔中に浴びながらも、男は全く舌の動きを緩めようとしない。嬌声を漏らしながら更に一度二度と絶頂して、ようやく解放されたイシュタルはぐったりと床に身を沈めた。

「はーっ、はぁーっ、ふぅ、うーっ……」

「ま、準備はこんなもんだな。そら立て、ここからが本番だぜ?」

男は足首の縄をほどき、手首の縄を握ってイシュタルの身体を引き上げる。彼女は男に促されるまま、上体を柱に預けて腰を後ろに突き出す姿勢をとった。形の良い尻の間に、真っ赤に充血した肉壺がひくひくと震えながら男を誘っている。とろりと粘ついた液を垂れ流すそれに、男は満足げに笑って服を脱ぎ捨てた。ぼろり、とまろび出た男根は規格外の大きさ。

ぷちゅ、と音を立てて、陰唇に怒張したそれが押し当てられる。

「んぅっ」

半ば朦朧としながら、艶めかしい声を溢すイシュタル。そんな彼女を弄ぶように、男は幾度もペニスの先端を押し当てては離す。堪えかねたかのように、膣穴がひくりと広がる。その瞬間、

「ふんっ!」

「んお゛っっ!?」

一息の内に最奥までずっぷりと、ガチガチに勃起したチンポが押し込まれた。ほっそりとして美しい腹に肉棒のシルエットが浮き上がる。

「あ゛っ…、んお゛っ…、ん゛っう」

ゆっくりとした、だが深いストローク。みちみちと膣肉をかき分けてチンポが奥を殴りつけるたび、イシュタルの喉からは喘ぎ声が洩れる。苦悶に顔を歪めながらも、その穴はきゅうきゅうとチンポにしゃぶりつき、結合部はぐちゅぐちゅと泡立った愛液を垂れ流していた。空いた手でコリコリに勃起した乳首を引っ張ってやれば、甲高い鳴き声が上がる。その声に男のチンポはいっそう硬く張り詰めて、イシュタルの膣奥を突き上げた。

「あ゛っ、だめ、そこ゛っ、ごすれるう゛ぅっ」

ずっぽりと子宮口をノックする深いストロークと、指で散々に確かめた性感帯をカリ首で擦る浅く早いピストン。男は巧みに両者を使い分け、イシュタルの脳に絶え間なく快楽を送り続ける。薄い腹肉に手をあてがい、チンポでゴリゴリと押しつぶすように突かれて、彼女は脚をぴんと強張らせて声を迸らせた。膣肉がびくびくと震えながら、男の精を求めるようにまとわりつき締め上げる。

「んお゛っ、あ゛っ、お゛ーっっ……」

「ふーっ……そろそろ、俺も本気でイくぜっ!」

男はイシュタルを柱に押し付けるようにしながら、再び腰を動かし始める。弱点を的確に攻め続けていた先程とはうってかわって、男の快楽を最優先にしたひたすらに激しいピストン。だがそんな乱暴な責めも、存分に耕された肉体は快楽として貪ってしまう。

「お゛っ、んお゛っ、あ゛う゛っ、お゛く゛っ」

腰をがっしりと掴まれて突き上げられるその度に、イシュタルの脚が地面を離れる。自分の体重のほとんどがチンポに突き上げられた子宮を押しつぶして、肺から吐き出される空気が声ともつかない喘ぎとなって口から飛び出ていく。一突きごとに蓄積されていく気の狂いそうなほどの快感に、彼女は肉棒を今までになく締め上げながら絶叫した。

「ん゛あ゛っ!あ゛っ!くる゛っ、きちゃっう゛っ!」

「ふぅっ、ふっ……イくぞ、そらイけっ!」

「あ゛う゛っ、イく、イぐう゛っ!?!!?」

びゅぶるるるっ!!

ぴったりと子宮口に押し付けられたチンポから、熱い精液が迸る。膣内に溢れるその感触で、彼女はさらに一度達した。膣肉がうねり、肉棒に残っていたものまでも子袋に収めようと絞り上げる。がくりと力を失って垂れた顔はだらしなく緩み切って、大開きの口からは赤い舌が覗き、涎が垂れ流されていた。

「……ぅ、射精た射精た。」

「お゛っほ……」

チンポが引き抜かれる。ほんの少し前にはぴっちり閉じて男を拒んでいた割れ目は、今やぽっかりと開いたまま精液混じりの愛液を溢しながら、次の男を待ち侘びるようにひくひくと震える淫らな穴に変わり果てていた。



「はあ、はぁっ……もう、もういいよな親分?」

「おう。待たせて悪かったな。好きに使え。手首もほどいていいぜ、もう逆らえやしねえからな」

盗賊たちが、それぞれの肉棒をたぎらせながらイシュタルに詰め寄る。頭目は満足げな顔でそれを許し、指示の通りに手首の縛しめを解かれたイシュタルは床に横たえられた。

(……あ。あれ、使えるようになってる……)

誰がどの穴に、どの順で挿れるか揉めている男たちを横目に、イシュタルは気付いた。手首の縄が封じ込めていた、サーヴァントとしての力が振るえるようになっている。スキルも、今ならば宝具でも。

「……あんたたち、こっちを見なさい」

「あ?こいつ、何をしようと!?」

「好き勝手にやってくれちゃって……!」

エーテルの高まり。異常に気付いた男たちが何かをしようとしても、もう遅い。イシュタルは口角を釣り上げて……


ちゅ、とキスを投げた。

デビルズ・シュガー。女神のとろけきった微笑みと投げキッスが、魅了と興奮の呪いとなって男たちの理性を吹き飛ばす。散々に見せつけられて限界まで張り詰めていたはずの男たちのチンポが、肉体の限界以上にいきり立った。

「本気にさせたのはそっちだから、ね……?」

もはや、順番など考えられる筈もなく。男たちは我先にと、女の身体にむしゃぶりついた。口に、雌穴に、いまだ処女のはずの尻穴に肉棒をねじ込まれ、精を吐き出され、またすぐに突き刺される。肉欲のままに蹂躙されながら、彼女は悦びの声を上げ続けた――


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