スピノ×キング豊胸搾乳(TF俺くん時空)
ガチムチダイナレスリング「グヘヘへ……キング〜」
卑下た声とともに背後から胸を掴まれた。
「ん〜、良い雄っぱい」
「いきなり胸揉むなよご主人……」
「セクハラ大魔王のキングにそれ言う資格あると思う?」
「いやご主人の場合はパンクラがいるんだし」
そう言いつつも背後からの気配に気づき避けられたはずのセクハラを避けなかった俺にも問題がある。
一線を超えてしまった為に意識しすぎてしまい、パンクラトプスへの義理立てももあって以前のようなノリで身体を弄ぶことが難しくなったと言うのに。
「なんだよー、最悪一緒にパンクラトプスから腹パンされればいいだけじゃん」
「最悪を大前提にすんなよ!」
「だからそれぐらいでキングのことは嫌いにならないって」
「嫌いにはならなくても明らかに評価下がるじゃん……」
「下がらない下がらない、もうそういう段階はとっくに踏み越えてるから」
「おうふ……想像以上に終わってた……」
まぁそうだよな、恋仲知ってて据え膳食い散らかす男には妥当な評価ではある。
親友から気持ちいいだけの棒に成り下がらないようにしなければならないとは思うのだが、最近は気持ちいいだけの棒としての勤めを果たすのが一番良い機嫌取りになっている気がする……
「俺の存在って一体……」
「最近のキングなんか重いよ? もっと前みたいにお気楽にいかない?」
「だ、れ、の、せ、い、だ!」
「ぐえー! で、でもちょっと気持ちい……」
「感じてんじゃねェぞこのドマゾ!?」
プロのコブラツイストを食らって気持ち良くなるな。
「そういうのはパンクラとやれパンクラと」
「勿論頼んだことはあるけど遊びで技掛けるのダメだって……」
「真面目か」
「流石に怒られて拳骨されてるときに感じるのは俺もダメだと思うので」
「その程度の良識がご主人に残ってて安心したよ」
「キングからの俺の扱い最近酷くない?」
「調子コキすぎなんだよテメェ、自覚しろ」
「えー、折角友だち以上恋人未満になったんだしもっと甘えさせてよー」
「だからお前にはパンクラいるだろ!?」
「パンクラトプスともできないとこもできるところがキングの魅力です、というわけで」
ご主人が突如として薬瓶を取り出す。
中身には目に痛い極彩色のカプセル薬。
「パンクラトプスからは『二度とゴメンだ』と言われて封印されていたおっぱいが大きくなる薬をキングに使ってもらいたいと思います!」
「え、やだ」
「ノリ悪ッ!?」
「もう一度言うぞ、最近お前調子コキすぎ」
「そこを何とか!」
「ご主人って女もイケる口だったの?」
「逞しい雄の雄っぱいを巨乳にすることでしか摂取できない栄養素がある……」
「キモヲタのそういうところ引くわー」
「ヤリチン陽キャにマウントとられたら陰キャは泣いちゃうぞ!?」
「引くわー」
「うわぁー! おっぱいおっぱいおっぱい!!!」
「ああもう! 分かったからここで吸いつこうとすんな!?」
そういうことになった。
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「うわっ、マジで胸が膨らんだ……」
「うおっ、すっげぇ……やっぱりチ◯コがデカいと胸もデカくなるもんなのかな?」
「関係あるのかそれ」
「では早速いただきまーす!」
俺の部屋にご主人を連れ帰り、シャワーを浴びて薬を飲めば説明通りに胸が膨らんだ。
鼻息を荒くしたご主人が大きくなった乳首に吸い付いてくる。
「ほうほう、これはハリがあって柔らかくも揉み応えがある……」
「話すかしゃぶるかどっかにしろよ」
「うぃ、それでどう? 気持ちい?」
「んー……正直あんまり……」
乳首は開発していないし、ご主人はがっつき過ぎて扱いが雑だしで思ったより気持ち良くも楽しくもない。
完全に巨大化した胸を持て余している。
「おっぱい出してたパンクラトプスは気持ちよさそうだったよ、早く出して?」
「それご主人が飲みたいだけ……出るの?」
「出るはずなんだけど」
「出ねーぞご主人」
「そんなはずは……搾り出さないと戻らないはずだし……」
「えっ、マジで?」
「もうちょっと待って」
必死で胸を揉んだり吸ったりするご主人だが母乳が出る様子は一切見られない。
「全然気持ちよくねーから出ないんじゃねえの?」
「そ、それならキングをメスイキさせれば出るんじゃない!?」
「えー、でもご主人下手だし」
「下手って、確かにパンクラトプスからも言われてたけど……でもお尻に突っ込んだら射精するじゃん!?」
「大きさでゴリ押ししてるだけだしなぁ……むしろよくパンクラはご主人相手に母乳出せたな?」
「ふふっ、そこは愛だよ愛」
「愛で補わないとダメなあたりやっぱりご主人は下手……」
「ここぞとばかりに攻撃しないでよ!?」
「最近調子コキ過ぎのご主人への俺なりの愛の鞭だよ、パンクラ相手に練習してこい」
「いやキング相手に練習してパンクラトプスが本番なんで……」
「そういう萎えること言っちゃうあたりがご主人ホントダメ」
「し、失礼しました……」
「ハァ、もういい。 ご主人は役に立たないから帰れ」
「あ、あの……最後にせめてパイズリを……」
「帰れ」
──
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──────
「早くこいっつったのに遅ーよバカスピノ!」
「すまない、いやしかし急に呼び出されては準備が……なんだその胸は?」
あ、こいつもこんな表情するんだ。
癪ではあるが俺を一番気持ちよくさせてくれる相手として真っ先に頭に浮かんだのがスピノサバットだった。
部屋にくるようにだけ連絡を入れれば直ぐに応えてくれた。
充分早かったのに憎まれ口を叩いてしまったのはいつもの癖である。
「ご主人の怪しい薬でこうなった、おっぱい搾り切らないと戻れない、気持ち良くならないとおっぱい出ない、OK?」
「……つまりお前を抱けばいいんだな?」
「今回ばかりは本当に『抱けば解決する問題』だからな、ほら面目躍如だぞ喜べよ」
「何故か今日は当たりが強くないか……?」
「完全な八つ当たりだけど最近便利に使われて過ぎてるフラストレーションをお前に預けたい」
「…………そうか、素直なことはいいことだ」
「今日はもうお前に全部任せる、無駄な抵抗する気も起きないから思いっきり感じさせてくれ」
「分かった、任せてくれ」
半ば捨て鉢に言い捨てたにも関わらず、最初の口付け一つからして感じてしまった。
コイツのこういうところホント嫌い。
キスを続けながら確かめるように俺のたわわな双丘を両手で揉めば、ご主人からは終ぞ与えられなかったじんわりとした快感を覚える。
「んっ」
「感じているようなだな」
「うるせー……見りゃわかるだろ」
「そろそろ吸い出してみるぞ」
舌先で勃起した乳首を転がし、吸い上げてくる。
それだけなら今までもあったはずのことなのに、巨大化したそれから中身を吸い出そうとしているその姿に何故か顔が熱くなる。
熱さは顔だけでなく全身を火照らせ、胸の中に蟠る熱が乳首を通して噴出する。
「あっ、あぁ…………」
「んぐっ、出たな」
「え、飲んだ?」
「口の中に出されては飲むしかあるまい」
精液なら何度も飲ませた仲だというのに、母乳を飲まれたとなると余りに気恥ずかしいのは何故だろう。
こっちの気持ちを知ってか知らずか当たり前のように母乳を飲み続けながら、反対の胸の乳首を指先で玩びつつ残った腕で尻穴を弄る。
胸から得た興奮に肛門は既に熟れ肉体は完全に雌になることを望んでいた。
「挿入するぞ」
「ああ、頼む……」
すっかりこの男の形を覚え込んでしまった尻穴は抵抗なく巨根の全てを飲み込んだ。
自らの巨大さに振り回されているご主人と違って、相手の全てを把握した上で振るわれる逸物は的確に快感を高め、俺を雌にしていく。
衝かれ、揉まれ、吸われる度に股間と双丘からは恥じらいもなく体液を漏らし、口からも涎と嬌声を垂れ流す。
快感に頭の中が白むほどなのに、朦朧とする中で生真面目に左右の乳首を均等に吸い出そうとするスピノの姿が何故か可笑しく感じられる。
愛おしさに無意識にその頭を撫でていた。
驚いたように少しだけ動きを止めたスピノだったが、全て受けれるように動きを再開し、俺の中で達した。
俺も達し、飛び散る精液と母乳が混ざり合いながらスピノの身体を濡らしていく。
お互い一発程度では収まりがつかないし、俺の胸もまだ搾り切るには程遠い。
口元と股間の結合部から淫靡な水音を響かせながら行為は続いていく。
「どうだよ、俺のおっぱい美味いか?」
「ああ、美味いと思うぞ、胸を張れ」
「言われなくてもまだまだ胸張ってるよ」
こんなに快感の波に翻弄されているというのに、この男が俺の胸を吸い続けているという事実だけで今までで一番心に余裕があるように思える。
雄として勝つという目標からすれば真逆の方向ではあるのだが、この珍しい状況に感慨深ささえ感じる。
「んっ、ようやく胸が萎み始めたか?」
「ホントだな、随分飲んだけど胃とか大丈夫か?」
「…………努力はしよう」
「がんばれ」
スピノの努力によって母乳が搾り切られた事により薬の効果は切れ肉体は元通りになった。
体格相応に大食漢ではある筈だが、流石に母乳の一気飲みは堪えたのか珍しく佇まいに精彩を欠いている気がする。
卑怯な気がするがこのまま畳み掛けよう。
「ありがとさん、じゃあここからは純粋にお楽しみの時間だな?」
そう告げて、乳首を吸う作業からやっと解放された口に吸い付いた。
舌を挿入し、口内に残る自らの母乳を味わうように絡めていく。
雌にされることを受け入れて両手両足でしがみつき、まだ逃してやらないと全身で宣言する。
胸から搾り取られた分と同じだけ、こいつの逸物からも尻で搾り取ってやる気持ちで臨んだ。
余裕を持った上に表情の動きや感情の機微にも慣れてきて改めてこの男をみれば、常に俺を圧倒していたかのように見えて彼なりに必死だったことが読み取れる。
自らも感じて達し続けているというのに、それよりも目の前の男が俺の中で達することへの満足感が強い。
男という存在である以上はどうやっても逃れ得ない射精という敗北宣言が、雌であることさえ受け入れてしまえばこれほど愛おしいものへと変わるとは。
母乳を飲ませるのは反則だなと、自らも尻で感じ射精し続けている事実を棚上げして始終精神的優位を保ったまま、スピノとの夜は更けていった。