スズミがセリナに騙るだけの話。
#スズセリ #かわいそ!「ごちそうさまでしたスズミさん。いいお店でしたね」
「いえいえ、普段からセリナさんには迷惑をかけてしまっているので、そのお礼です……ああ、どうぞ、消臭タブレットです。あの店の香辛料は残るので。これから先生の元へ向かうのですよね?」
「あっ、はい!ありがとうございます。……?どうかしました?」パクッ
「……甘い、ですか?」
「ふぁ……はい、とっても、あまくておいし、い?……あ、の?スズミさん、これ……」
「食べちゃいましたね……」
「うそ、そんな……どうして!」
「どうしてって、そんな、幸せそうな顔をして食べているのに、なぜそんなコトを?ほら、まだ沢山ありますよ」ザラッ
「あっ、あっ、ああっ……!」ガバッ
「ほら、こんなに一生懸命に食べているのに」
「だめ!だめだめだめ!だめなのに!……からだ、とまらないの!だめ!たべちゃ、だめ、なのに!!」ガリッ ボリッ ガッ
「ふふっ、くっ……ははっ、あはは!普段私がどんな気分であなたの言葉を聞いていたか分かりましたか!?無理なんですよ!止められないんです!それなのにあなたは、あなたはっ!この苦しみも知らないでのうのうと……!」
「ううっ……!ひどい、ひどいです!ぐすっ……信じてたのに!私!スズミさんのこと!信じていたのに!!!」
「……泣かないでください。もっと濃いのを差し上げますから……ほら、口開けて」トロッ…
「あっ……!ふぁ、こくっこくっこくっ……ぷぁ♡あは、あはは……♡あー♡あぅー……♡」ドサッ…ピクッピクッ…
「……それでは私はパトロールへ戻ります。当番、頑張ってくださいね?」