スグリ脳破壊SS+おまけ

スグリ脳破壊SS+おまけ

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アオイの彼氏へ向けた自撮りヌード写真をみてしまったスグリとおまけのアオイの自撮り写真を保存したゼイユの話です

支部にも投稿しました





 つい出来心で姉のスマホを触ってしまった。でもそれは間違いだった。

 目に着いた写真フォルダ、それをタップするとズラッとサムネイルが出てくる。だがその中にゼイユの趣味とは思えない裸の女らしき写真があった。スグリも年頃の男の子、どんな写真なのか気になりついタップしていた。

 画面一杯に映される写真、その女の正体は甚平を羽織っただけの裸のアオイだった。


「…………なんで」


 写真のアオイは頬を染めて恥ずかし気もなく乳房や股を大胆に見せていた。最初はアオイとゼイユが自分に内緒でそういう関係になったのかと思った。でもこの写真をよく見るとアオイの身体に落書きが書かれており、太ももに『――専用』の文字と股に向かって伸びる矢印があった。身体に書かれた名前はどう見ても男の名前で、アオイが既に男の物になっていた事の証明だった。


 スグリは自分がスマホを見た痕跡を隠すと自分の部屋に戻っていく。

 好きになった女の子がすでに他の男の物になっていた。こんな残酷なことはない。

 悔しくて苦しくてベッドに潜る。今見た事は全て忘れよう、そう思ってもあのアオイの姿が頭から離れられなかった。あの顔を自分に向けてくれたら、そんな叶もしない事を考えてるとスグリの男の象徴は大きくなっていた。

「アオイ……」

 アオイにはもう彼氏がいるのに、こうしてアオイを想いながら扱く自分が情けなくて仕方なかった。



 おまけ


「アオイ!これで何度目よ!」

「ごめんなさい~」

 ゼイユは電話でアオイに怒っていた。その理由はアオイから届いた誤送信メール。ただのメールであればそこまで怒るほどではないが、アオイから届いたメールはあまりにも人に見せられないものだった。

 その写真はアオイが裸で自撮りしたものだった。本来は彼氏に送るはずだった写真を誤ってゼイユに送信してしまったのだ。さすがのゼイユも驚いてアオイに注意をしたがそのミスが何度も続いて怒りが頂点に達してしまった。

「彼氏が大好きなのはいいけどもっと自分を大切にしなさい!あと宛先はしっかり確認する!」

「はい……ごめんなさい」

「写真もまた消しとくから、じゃあね」

 アオイとの通話を切るゼイユ。あれだけ注意してもまた間違って送ってくる予感があった。溜息をつくが同時に罪悪感もあった。

 ゼイユのスマホの写真フォルダには消しとくと言ったはずのアオイの自撮り写真が保存されていた。

 オーガポンの仮面を取り返す際に恋人がいると聞いていた。だが恋人の事を話すアオイはあまりに初々しくて体の関係があるとは思ってもいなかった。だからだろうか、普段は活発な友人の雌の姿にドキドキしてしまい、つい保存してしまった。

「ドキドキしたのは認めるけどまだあたしの方がキレイだから!…………あたしも彼氏が出来たらこれくらい挑発してやろうかしら」


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