ジョイボーイSECOM
⚠️注意⚠️
勝手にハートのクルー全滅させてます
あとネームドキャラがナチュナルに死んでる
「ゼハハハハハハ!!一足遅かったなぁ!麦わらの一味!!」
「!!黒ひげ!」
ラフテルにようやく辿り着いた麦わらの一味とキッド海賊団
麦わらの一味を待ち構えていたのは四皇、黒ひげマーシャル・D・ティーチだった
「ちっ!なんであいつがここにいんだ」
キッドは不快感を隠そうともせずにそう言った
「ゼハハハハハハ!!お前たちにおもしれぇもん見せてやる!」
「面白いもの……?」
そうして出てきたのは上半身が血塗れになり青みがかった黒髪が白銀に変わっており、彼を象徴する琥珀色の瞳がまるで血のように赤く変わり光の失った目をしている磔にされたローの姿があった
「!?!?トラ男くん!?」
「トラファルガー!?」
あまりに変わり果てたローの姿にみんな困惑を隠しきれなかった
「おいトラ男!!息はあるのか!?返事をしてくれ!」
「お前のクルーはどうした!?何があった!!」
「トラ男!!その姿なんなんだよ!!どうしちまったんだ!!」
「おいトラファルガー!!無視してんじゃねぇ!!」
全員ローに声を投げかけるがローはピクリとも反応せず、ただただ無感情に顔を俯かせていた
「っ!!!まさか……っ!」
全員頭の中にローが死んでしまったのでは無いかと思っていた
「ゼハハハハハハ!!別に死んではしねぇさ!ただ……」
「心の方は、死んじまってるかもしれねぇがなぁ!!」
黒ひげはそう言うとヤミヤミの力を使い大きくそのサークルを広げた
そこからコビー、ヘルメッポ、ひばり、ガープ、そして黒ひげの仲間であるはずの死体がでてきた
「コビーっ!?ヘルメッポ!!」
「うそっ!ルフィのおじいさんまで!」
「……」
みんな混乱の渦に飲み込まれているのにルフィは磔にされているローから目を離すことが出来なかった
「よく見とけよお前ら!」
そうして黒ひげはガープの胸に手刀を落とし心臓を抉りとった
「ヒュッ……!!」
「!何してんだアイツ!!」
「なんてことを……っ!」
ナミは口を抑え真っ青な顔で震え始めゾロとサンジは怒りで震えた
ロビンは黒ひげの行動に今までにない嫌悪感を抱いた
「さぁ、食え!」
そう言って黒ひげはローの上半身にその心臓を叩きつけた
「!!!」
全員、その目を疑った
まるで吸い込まれるかのようにガープの心臓がローに吸収されていった
血は飛び散りはしたもののまるで心臓をたたきつけたとは思えないような光景だった
「ゼハハハハハハ!!お前たちに1つ、教えてやる!」
「お前たちが手に入れたがっているワンピースは!」
「この、トラファルガー・D・ワーテル・ローなんだよ!!」
「なっ!?」
「トラ男がワンピース!?」
「そんなバカげた話あって溜まるか!!」
全員黒ひげの言うことが信じられなかった
今まで求め続けていたワンピースがまさかローな訳ないと
「嘘じゃねぇさ!それは、お前が一番よくわかってるんじゃねぇのかニコ・ロビン!!」
「……っ!」
名指しされたロビンは考えたくもなかったことがまさか現実だったことに足元がおぼそかなくなった
「ロビン!?どういうことなの!?」
「お前がよく知ってるってどういうことだ!!」
「教えてくださいロビンさん!!」
「……」
ロビンは言いにくそうに目を泳がせたのち、言いづらそうに口を開いた
「……ポーネグリフに、書かれていたことよ」
「この世には、どんな願いでも叶えることが出来る"器"があると」
「そしてその器は生きていて、今も尚どこかに存在していると」
「器って……まさか……」
「その通りさ!こいつは、どんな願いだろうとも叶えることが出来る"生きる願望器"なんだよ!!」
みんな、あまりの衝撃に何も言えず立ち竦むしか出来なかった
まるで生気のないローの姿が嫌に目に付いた
どうして、そんな目になってしまったのだろう
なにが、あったのだろう
「だが、願いを叶えるためには魂が必要だ。その魂を捧げなければワンピースは使うことが出来ない」
「だが!!トラファルガーは既に四皇ビッグマムの魂を取り込んでいた!!」
「!!あの時か……っ!」
キッドはワノ国で共にビッグマムを討伐した時のことを思い出していた
今思えばビッグマムを倒した時、ローの様子がおかしかったことに今更気がついた
あの時は疲れているからだろうと当たりをつけていたが、まさか……
「中途半端に力を覚醒させたせいで俺と戦ってる最中、遂にトラファルガーは力を暴走させた!力を取り込もうと敵も味方も関係なく取り込んで行った!俺の部下も大勢巻き込まれた」
「そうして自身のクルーたちも全員取り込んじまったのさ!」
「!!取り込んだって」
「……だからアイツらここにいねぇのか」
「トラ男……」
ハートのクルーたちがいない理由がようやく判明し、ローの心は壊れてしまったことも同時に察してしまった
「ゼハハハハハハ!!あのトラファルガーの絶望する表情は実に傑作だった!おめぇらにも見せてやりたかったぜ!!」
「……っ!!!このっ!!」
黒ひげのあまりの言い方に我慢の限界が来たゾロとサンジが飛び出そうとした瞬間、後ろから何かが勢い良く飛び出していった
「!?」
いきなりやってきた何かに黒ひげは驚愕して少し体制を崩した
その隙をついたなにかは黒ひげを思い切り殴りつけた
「がはっ!!ちっ!誰だ!」
黒ひげは突然襲いかかってきたことに怒りを覚え土煙から見える影に怒鳴った
そうして塵が晴れていき、姿を見せたのはギア5の姿に変わったルフィだった
「!麦わらっ!?」
─────
息が荒くなる
手足の感覚も薄れていく
目の前に磔にされているのは誰だ?
何故、あんな表情をしている?
いいや、知っている
ワーテルだ
ワーテル、正式な聖杯の器にして俺の愛しい「 」
隣にいるあの男はなんだ
ワーテルのなんなんだ
ワーテルのあの現状はなんだ
何故ワーテルがあんな目をしている
あいつが……やったのか
……ユ ル サ ナ イ
ワーテルを傷つけるものはなんであろうとも、絶対に!許してなるものか!!
続きは無い(思いつかないんじゃ)