シンプルにタイトル思いつかない
「ゾロー!ダンベル貸してくれー!」
「おう、いいぞルフィ、でも持てんのか?」
「分かんねェ」
「顔が慣れねェな」
「まァすぐには慣れねェさ」
「じゃ、俺は甲板いって寝てくる」
「じゃあな!ゾロ!」
『まぁ確かに私の顔で「おれ」とか「肉ーー!!」とか言わないよね…』
「そうだなァ」
『んで、これだね…絶対持てないと思うんだけど』
「うおおおおお!うがァァァ!!」
『ルフィ!もうやめなよ!!腕がちぎれちゃう!!!!』
「ハッ!?…ごめん…ウタ…」
(『やめなよ』かァ…)
「おれァ、ずいぶんと弱くなっちまったみてェだなァ…」
『ルフィ…ごめん…』
「あァ、いや、謝らなくていいんだ、ウタも望んでこうなった訳じゃねェだろうし」
『ルフィ…』
「ごめんウタ、ちょっと1人にさせてくれるか?」
『うん…』
(『海賊やめなよ』『海賊やめなよ』『やめなよ』『やめなよ』『やめなよ』『やめなよ』『やめな『やめ『や『やめなよ』『やめなよ』『やめなよ』『やめなよ』
『海賊やめなよ』)
「フゥー…!フゥー…!グスッ…ズビッ…クソっ…すっかりトラウマになってやがる…!」
「あの時助けれてれば…!生身でウタと触れたのに…!」
「あの時も、弱かったから…!」
「ウタ…ウタ…いるか…?やっぱり会いたくなっちまった…」
『いるよ?ルフィ』
「ルフィ♪」
「ウタ!」
「なんか…ずいぶんと半透明なウタになれちまったな…って感じだ」
「酷いな~ルフィ~」
「ぎゅ~♪」
「わッウタ急になにして!?」
「残念だけど、夢の世界にいる間は離してあげな~い♪」
〚ごめんねルフィ、さっきの独り言、聞いてたよ〛
「ウタ、ごめんな」
「だ、か、らぁ~、謝らないでって言ってるじゃん!」
「そっか、ごめん」
「謝るな!」
「えッこれも駄目か!?」
「あ…そろそろ…みてぇだ…まぶたが…おちて…」
「ウタ、正直に言っていいか?」
『何?ルフィ、真剣な顔で』
「ウタの能力、つかいづらくねェか?」
『ウッ!…まぁ…否定は…できないぃ…』
「そもそも攻撃がさびしんぼムジカ頼りなんだよなァ」
『ウゥ…なんか…応用できないかな?』
「そうだなァ…フンッ…グヌヌヌヌ…ウオオオオ…」
『えっなに急に、えっ怖いんだけどどうしたルフィ?』
「おりゃあ!!」バシューン!!ドカーン!
『うわっ!ビックリした!!え!?なにこれ!?メイス!?』
「成功した!これで戦える!!」
『どうやったのこれ…』
「気合い!!!」
『あ、メイス消えた』
「これでどんどん射出していけば強いんじゃ!?」
『まぁそういう戦い方になるね』
「でも…これずっと夢の世界を開けておかないといけないから…眠く…なって…」
『やっぱ戦闘は不向きだねぇ~』