シャル・ウィ・■■■?

シャル・ウィ・■■■?


※画像はイメージです

「レイシフト完了ー♪ …待ち合わせの時間なしで二人揃って、だから風情がないけどね」

「はは、まあまあ。たまには良いんじゃないかな? テンプレから外れるのも」

「そう? …ふふ、そうね」


藤丸立香のアルクェイド・ブリュンスタッドは、ある微小特異点へと赴いていた。表向き調査ということになっているが、実際は違う。

これはいわゆるお忍びデート、というものだ。あまり気合の入った服装でカルデア内を出歩くと周囲に「ああ、デートか」と察されてしまうので、服装も多少地味めにしてある。

立香は黒のフリース・白のTシャツ・青のジーンズ、アルクェイドは白の無地シャツ・紺色のミニスカート・黒のストッキングというコーデだ。

カルデア制服はギリギリセーフとしても、アルクェイドのあのドレスは目立つ。だからまあ、これで良いはずだ。


「いつもの立香とはまた違った感じね、その服。なんでかキュンキュンしちゃう」

「そう言うアルクェイドも似合ってるよ。やんというか、高嶺の花が自分のところに舞い降りてきた感がある」


互いを褒め合う立香とアルクェイド。何時もと違う雰囲気に何だか気恥ずかしくなった二人の顔色は赤い。


「…このやり取りムズムズするわね! 早く行きましょ!」

「ああ、行こ……っ……あの、アルクェイドさん?」

「んー?」


立香の腕に、アルクェイドが抱きついていた。それだけならまだ冷静さを取り繕えたが、豊満な胸が当たっているためそれも叶わず。結果、立香は混乱の中アルクェイドに疑問を投げかけることになったのだ。

…彼女の谷間に腕が沈んでいる。これで無反応な男はいるまい。服越しでも分かる柔らかさからくる興奮や、大衆の面前でイチャイチャしている恥ずかしさが合わさり、立香は顔が熱くなっていた。


「恥ずかしがらない! ほら、ゴーゴー!」

「うおわっ…!?」


そう言って元気に腕を引くアルクェイドだが、その表情は赤い。なる程彼女も恥ずかしいのか、と理解した立香はならばおあいこだと思い抵抗をやめた。

それでも周囲が気になっていた立香だが、デートに夢中になって以降周りの視線は気にならなくなった。


───


正午過ぎ、ジェットコースターやら観覧車やらに乗って遊園地を満喫していた二人は、食事を取るべく飲食店に入っていた。

十分程待って料理が運ばれてきたのだが…。


「立香、あーん♥」

「…アルクェイド、オレ好みの料理頼んだのってそれやりたいから?」

「あ、バレちゃった? ふふ、そのとーり♪」

「バカップルのやることだなあ……まあ今更か。じゃあはい、あーん」

「えっ、わたしにもしてくれるの?」

「一緒に恥ずかしくなれってことだよ。これでおあいこ」

「も、もう…」


腕を絡めたり、二人きりの観覧車で寄り添ったり、食べさせあいっこをしたり。誰が見てもバカップルそのものな二人なのだった。


───


遊園地のナイトパレードが終了した。鮮やかな色彩は去り、一抹の寂しさが心に去来する。遊園地自体がきらびやかな場所とはいえ、パレード中とそれ以外ではかなり差があるのだ。


「立香、今日は本当にありがとう。とっても楽しかったわ!」

「オレとのデートでも楽しんでくれたなら良かったよ。アルクェイドが良いならまた一緒に来よう」

「うんっ♪ …あ、ねえねえ、最後にお土産買っていかない?」

「良いけど、持てる量だけね?」


そう言って土産屋に移動し店内を物色し始めた二人。その中で、アルクェイドは静かに語りかけてきた。


「ねぇ立香、この後行きたい場所があるんだけど、良い?」

「良いけど、どこ行くの? ここから近い場所?」

「ふふ……ひ・み・つ♥ …でも、立香なら分かるんじゃない? ラブラブカップルが夜に行くとこ…♥」


耳元で囁かれた立香は、昼の間眠っていた“雄”が急速に目覚めていくのを感じた。


(…いやいや、流石に公衆の面前では自重しろ、オレ。そもそも予想が外れてるかもしれないし)


アルクェイドにそういうことを仄めかされただけで反応するなど、いくらなんでも即物的すぎる。なんとか理性ブレーキをかけつつ、お土産を購入。遊園地を出た。

そうして他愛無い話をしつつ十数分ほど歩いていると、目の前には予想通りの施設があった。

厚かましいくらいに性の雰囲気を漂わせる、城を模したそれ。同じ城でも千年城ブリュンスタッドとは天と地ほど差があるその建物の名は───ラブホテルという。


───


ラブホテルに入った立香とアルクェイドは一先ず汗を流そうと決め、一緒にシャワーを浴びていた。


「…立香のこと『マスターさん』とか『カルデアくん』とか呼んで壁作ってた頃は、その立香とこういう関係にるなんて思わなかったなー」


一糸纏わぬアルクェイドがそう呟きながら、反り立つ立香のチンポを妖しい手つきで撫で上げる。


「ぅ…ふ…」

「ふふ、気持ち良い?」

「当然…ッ…」


立香の雄は既に痛い程勃起している。レイシフト先で時間がない時、黒い手袋越しに手コキされたことが何度かあるが、やはりアルクェイドの素手は格別だ。


「でも、せっかくラブホ来たんだしたまには違うことしてみたいなー……あ、そうだ。立香、ボディソープ取ってくれる?」

「?」


何をするつもりなのか疑問に思いながらも、立香はボディソープのボトルをアルクェイドに渡した。


「ありがとう♪」


感謝の言葉と共にボトルを受け取ったアルクェイドが、ソープを大量に使用。自身の身体に泡立ったそれを乗せると、立香に強く抱きつきキスを捧げてきた。


「んむっ…」

「…♥」


アルクェイドが持つ魅惑の肉体が、惜しげもなく押し付けられている。

星から生まれた、聖剣の親戚とでも言うべき完璧な身体。その恵まれたプロポーションは美男美女揃いのカルデアにおいても霞むことがない。全身が男を魅了してやまない完璧なボディだ。…それを、立香は全身で感じている。肌で、そして唇と舌で。


「ちゅ♥ ぁむ♥ んむ♥ れるっ♥ じゅぷっ♥ んぅっ♥」


アルクェイドは腕や足を立香に絡め、自分の身体をスポンジに見立てて細かく動いた。心地良い刺激が立香の全身を包むが、それで満足する立香ではない。

立香はまず、左手でアルクェイドの巨乳を鷲掴みにした。そして残った右手で尻の方から秘所に触れ、そこから蜜が溢れつつあるのを確認した。


「ひゃっ♥♥ んぅ♥ …もう、いきなりひどいじゃない。今はわたしのターンなんだから! わたしをイかせるのはベッドの上で、ね?」


不意打ちのお返しとばかりに、アルクェイドが手コキのスピードを上げていく。


「アルクェイド……もうッ…」

「ふふ、りょーかい♥ 一発ドビュってスッキリしちゃお♥」


妖艶な笑みを浮かべたアルクェイドが手コキのペースをさらに早める。男を絶頂に導くための手つきにたまらなくなった立香は盛大に射精した。放たれたザーメンはアルクェイドの手のみならず、下半身と上半身の一部をも汚していった。


「…いっぱい出たわね♥ でも満足はしてないでしょ?」

「そりゃ、ね…」


立香のチンポはまだガチガチだった。アルクェイドが舌なめずりと共にそれを撫で上げると、期待からかチンポがビクビクと震えた。


「こんなに硬くしちゃって、えっちなんださら♥ じゃあ、シャワーで泡流そっか♥」

「了解……じゃあ流すよ?」


立香主導のもと泡を流し、タオルで身体を拭くのもそこそこにベッドへ直行する。


「立香、ベッドに座って? 二発目は、口と胸でシてあげる♥」


立香の股の間に入ったアルクェイドが、ガチガチのチンポを胸で挟み込む。唾を少し垂らして滑りを良くしてから、ゆっくりと胸を上下させる。緩やかで心地良い快感が伝わり、立香は思わず口元が緩んでしまう。


「立香ったら余裕そうね…。ま、これされたらそんな顔してられる訳ないんだけどね……ちゅ、れる…♥」

「ぅっ……ぉ…!」


アルクェイドがパイフェラに移行する。

胸から盛大にはみ出したチンポに細かく繰り返される口付けは、それまでとはまた違う快感を呼び起こした。

桜色の唇がチンポを含み、溢れる我慢汁を吸いながら口付けを続ける。そこに尿道を突く舌の追撃が加わり、立香はなすがままといった状態になった。


「うっ…アルクェイド…! もう、射精るっ!」

「じゅぽっ♥ じゅる♥ じゅぷっ♥ ちゅぷ♥ いいよ♥ ザーメンだして♥ …ぢゅううぅぅ♥♥♥」


アルクェイドがチンポの先端を思いきり吸い上げる。それがトドメとなって、立香の陰嚢でグツグツと煮えたぎっていたザーメンが解き放たれた。


───ビュルルッ!! ビュっ! ドビュッ!! ビュルルルッ!!!


激しい射精を、アルクェイドの口が受け止める。顔を汚しながらも必死にザーメンを嚥下しようとする健気さに、立香は言いようのない興奮を覚えた。

そうして、尿道に残ったものを吸い取り最後の仕上げを済ませたアルクェイドが顔を上げる。


「ちゅぽっ…♥ ふふ、立香の精液っていつも濃いわよね♥ 他の子達にも出してるのに♥」

「何人かからは加護とかもらっちゃってるし、それに見合うだけのことはするよ。…アルクェイド、良いよね?」

「もっちろん♥」


アルクェイドがベッドに寝転がり、はしたなく股を開いて立香を誘う。


「今日はどうする? おまんこ? それともアナル? わたしならどっちもナマで大丈夫だけど♥」

「じゃあ、今日はこっちで行くよ」


そう答えた立香は、今にもはち切れんばかりのチンポをアルクェイドの陰唇にあてがう。

アイコンタクトで許可を取った立香が、正常位の体勢でゆっくりと挿入する。アルクェイドの極上マンコにずぶり、と埋没していくチンポ。きゅうきゅうと締め付けてくるナカの感触に、立香は毎度のことながら感動していた。


「んぅ♥ はぁ…♥ 立香の、やっぱりイい…♥」

「っ……く……じゃあ、動くよ」


立香がゆっくりと腰を動かし始めた。慣らすように、形を覚え込ませるように。アルクェイドのマンコは既に立香の形となっていたが、染み付いた習慣というのは早々変えられるものではない。

ゆっくりとだが、立香がペースを上げていく。最奥を突く強さを変え、角度を変え、アルクェイドの嬌声を引き出していく。


「あっ♥ んぅっ♥ 激し、ぃい♥ 立香っ♥ 立香ぁ♥ 好きぃ♥♥」

「アルクェイド…! アルク…!! オレも、オレも好きだ!!」


アルクェイドは、その言葉に無言のディープキスで応えた。両者の舌が絡まり、唾液が交わった。

キスの合間、アルクェイドと目が合った立香は彼女の気持ちがなんとなく分かった気がした。


───わたしを寝取った責任、ちゃんと取ってもらうんだから。


「〜〜〜!!!」

「ォ゛っ♥ ぁっ♥ あぁぁっ♥ そこ、そこすきっ♥ りつかぁっ♥ そこいいよぉ♥♥ ダーリン♥ ダーリンっ♥♥♥」


数多の女を堕としてきた立香のテクニックにより、アルクェイドの雌が引きずり出されていく。

真祖の姫君が自分のチンポで喘ぎ、ヨガっている。その事実に興奮した立香は、より強くアルクェイドを攻め立てる。


「くぅっ、ふぅぅ…! アルク…!」


アルクェイドを妊娠させたい。それだけを思って腰を振る立香。その激しさは種付けプレスと言うに相応しいものだった。

汗ばんだ肌を擦り合わせ、胸板で巨乳を潰し、自分の全身をアルクェイドに味合わせる。ザーメンではなく、男の体臭によるマーキングだ。

それにメロメロな様子のアルクェイドが、立香の腰にその美脚を絡めた。…そのだいしゅきホールドは、アルクェイドが立香を“そういう相手”として認め、愛していることの何よりの証拠だ。


「アルク!! 膣内(ナカ)に射精(だ)すぞッ!!」

「〜〜〜っ♥♥♥ うん♥ 良いよだーりん♥ わたしのナカにきてぇッッ♥♥♥」


今のアルクェイドにとっては、立香の怒声すら幸福と快感を彩るスパイスだ。中出し宣言を二つ返事で受け入れると、ピストンの勢いがより強くなった。

ずんッ♥ ずんッ♥ と容赦なく突き込まれ、最奥の子宮口をノックされる。

そして、立香が渾身の一突きを繰り出した直後。ついに、その時が来た。


「アルクッッ…!!! オォッ…!!」


───どくん! どくん!! どくんッ!!


アルクェイドのマンコ、その一番奥でチンポが何度も脈打つ。その感覚は、立香のザーメンがアルクェイドのマンコに染み込んでいく証だ。


「ぅあっ♥♥♥ ぁあ゛っ♥ …ぁああッ…♥ は…♥ あぁぁ♥♥♥ 〜〜〜♥♥♥」


吐精される感覚が、アルクェイドの脳を蕩けさせる。別の誰かではなく、目の前の藤丸立香に種付けされてしまっている事実が、倒錯的な快感を生み出している。

子宮に注がれる熱い奔流が止まることはなく、アルクェイドは当然のように絶頂した。がくがくと全身を痙攣させ、膣内を収縮させてチンポをきつく絞り上げる。

やがて長い射精が終わると、ずるりとペニスが引き抜かれた。最愛の“ダーリン”の腕に包まれ、比類なき法悦の海に漂うアルクェイドが視界の端で捉えたそれは、ザーメンとラブジュースの混合液でてらてらと光り輝いていた。


───


事後、二人はベッドの上で身体を寄せ合いピロートークに興じていた。


「…それでねダーリン、わたしこう思ったの。『元の世界のわたしは人間でいうレイプから始まる恋をしたんだし、そのコピーみたいなわたしは寝取られから始まる恋をしても良い』って♥」

「…れ、レイプから始まる恋って…?」

「ふふ、気になる? …でも秘密♥ 嫉妬通り越してオリジナルへの遠慮みたいになっちゃうの嫌だし。ダーリンは元の世界のわたしじゃなくて、今ここにいるわたしを見てればいーの!」

「……」


踏み込ませてくれないのか。そんな雰囲気を漂わせる立香。


「日本じゃよそはよそ、うちはうちって言うんでしょ? だからダーリンが気にすることはないんだってば!」

「うーん……でもなぁ…」

「もう、じゃあ元の世界のわたしに負けないくらいの思い出があれば良い?」

「それなら、まあ…」

「なら、良い考えがあるわ♥ わたしが具現化させた千年城で、いーっぱいヤりまくるの♥」

「は…?」


立香の脳が一瞬真っ白に染まる。

───それは、つまり。…あの月の城で、アルクェイドと心ゆくまでまぐわうと言うことか? あの城に、自身の性臭を刻み込んでマーキングできると言うことか?

それを理解した立香の脳裏に、「そんなの最高すぎる」という感想が浮かぶ。


「ねえ、興奮した? …したみたいね♥ こんなにチンポバキバキなんだもの♥ 原型のわたしが無様に舌出し仰け反りアクメキめたり、わたしと昔のわたしが立香好き好き♥ って媚びたりするの想像しちゃったんでしょー♥」

「アルク……良いの?」

「もっちろん♥ 千年城から立香のザー臭取れなくなるくらい、わたし……ううん、“わたし達”こと激しくレイプしてね♥ ダーリン♥♥♥」


───その後、千年城に“ダーリン”の“ハニー”である真祖達三人の嬌声が響いたが、それはまた別の話である。

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