コピペ改変集④

コピペ改変集④



151

ロー

「夜中、急に麦わら屋が跳び起きて泣きながらこんなことを言い出した。

 

麦わら屋

『と、トラ男……私は……実はトラ男と血が繋がっていないの!!』

 

 一瞬ショックを受けたが、よく考えなくても当たり前だそれ。

 しばらく泣きじゃくる麦わら屋を宥めていたら、そのままあいつは寝て、朝になって訊いてみたら何も覚えてなかった。

 ならいいか」



152

ルフィ

「鬱な気分になった時、自分が言うこと考えること全部に最後、『食べ過ぎた』と付けてみたらいいよ。『もう無理だ……食べ過ぎた』『これ以上は限界だ……食べ過ぎた』『死にたい……食べ過ぎた』みたいに。

 こうしたらほら、鬱々とした病んだ気分がすぐに吹き飛ぶ」

 

ロー

「名案かもしれないがちょっと黙ってろ」



153

ロビン

「ついさっき、トラ男くんとルフィがこんな会話をしてたわ。

 

トラ男くん

『視力が落ちたな……』

 

ルフィ

『えー大丈夫? 私の顔がちゃんと見える?』

 

トラ男くん

『うーん……ここまで離れるとぼやける』

 

ルフィ

『私がどんな顔してるかわかる?』

 

トラ男くん

『可愛い顔してる』

 

 どう考えても落ちたのは視力じゃないと思うわ」



154

ロー

「麦わら屋がシーソー見つけて、『昔はよくやったなー、ズッコンバッコン』と言い出した。

 ………ギッコンバッコンだろうが」



155

ルフィ

「なんかお腹が痛い」

 

ロー

「何を食った? どんな風に痛いんだ?」

 

ルフィ

「痛みに表現なんてあるの?」

 

ロー

「え? キリキリだとか、ズキズキだとか言わないか?」

 

ルフィ

「……ンンィエヴダァオアダムッダムって感じ」

 

ロー

「別のところが大丈夫じゃなさそうだな」



156

ロー

「麦わら屋がポーラータングに忘れ物してるのに気付いたので急いで外に出た。まだそれ程遠くに行っていなかったから大声で名前を呼ぶと、(*´∀`)ノシみたいな顔してブンブン手を振りながら歩いて行った……。

 いや、見送りに出たんじゃない! 待て!!」



157

サボ

「お前のようなどこのペガサスの骨ともわからない奴に、俺の妹はやれない!!」

 

ロー

(これは……好印象なのか?)

 

ルフィ

(かなりの好印象だ……)



158

ロー

「昨日、苛々して麦わら屋に嫌味で余計なことを言ってしまったから、『一言多くて悪かった』と謝ったら、『やったーーーー!! 多めに喋ってもらえるポゥッッッッ!!』と言われた。しかもそのままニコニコ笑いながら俺の周りをクルクル回った。犬かお前は……」



159

ルフィ

「道端に綺麗な花が咲いていたから、それを摘んでトラ男に見せたら、『なんだ、腹が減ったのか。なにか美味いものを買ってやるから、そんなの食うんじゃねーよ』って言われた。

 違う。食べないよ……」



160

ロー

「麦わら屋は次に会える日までをよくカウントダウンしているから、無粋だがつい『数えても早くはならねェだろ』と言ってしまった。

 もちろん、『うるさいなー。それでも数えんだよ』と怒られ、そのあとに言われた『1カ月が31日あったら、31回会いたいもん』が可愛すぎてヤバかった」



161

ルフィ

「トラ男とレストランに行ったら、『お前は料理が来た時、はしゃぎ過ぎて恥ずかしい』って言われたんだけど、熱々のハンバーグが来てだんまり決められるのなんて、ハンバーグになった牛しか無理だよ!!」



162

ナミ

「バギーにトラ男くんのことを『あいつは顔だけだろ!』と言われたルフィが怒って勢いよく、『顔だけじゃない!! 胴体だってある!!』って言い返して、バギーも勢いに押されて『そ、そうだな。ごめん』って謝ってたわ」



163

ロー

「麦わら屋が唐突に、『走馬燈なんていう現世の総集編見てしんみり死ぬより、来世の予告編見てカミングスーン……って囁かれた直後にワクワクしながら死ねたらいいのに』とか言い出した。

 その発想は天才だなと思ったし、死ぬ時もポジティブだなこいつ」



164

ドフラミンゴ

「ローがツンデレた暴言を吐くたびに麦わらは、『もっとカッコよく言って』って要求してるんだが、意外とあいつはその要求にノッてやってる。

 昨日も、『あっち行ってろ!』って言われた麦わらがカッコよく言い直しを要求したら、『遠くから俺を見守っていてくれ』と言い出したから笑った」



165

ルフィ

「トラ男に『湯治って効果あるの?』って訊いたら『湯治は「七日から三十日」かけて行うもの。それだけの間、美味いもの食べて温泉入って寝てたら大概のものは治る』と言われた。納得」



166

ロー

「『シンデレラ』の見方は男女で微妙に違うらしく、男は『どん底から這い上がる物語』として見る傾向があり、女は『本当の自分になる物語』として見る傾向があるという。

 ……本当の自分って何だ? なんでそんな見方になるんだ? と思って麦わら屋にこの話をしてみたら、『読んだことない』と答えられた。

 次元がそもそも違った」



167

ルフィ

「トラ男が『八つ当たりをして悪い。お前は何も悪くないのに……』と謝ったから、『いやいや、私も悪いよ』と答えたらトラ男は必死になって、『そんなことない、誰も悪くない!』と言ってくれた。

 でも、後になってふと気づく。トラ男、なぜか自分の非もなかったことにしてる」



168

チョッパー

「ルフィ、トラ男と仲直りできたか?」

 

ルフィ

「うん、ちゃんと丸く収まったよ。トラ男が床に膝をついて、両手もついた」

 

チョッパー

「おぉっ! トラ男がそんな『ごめん』の姿勢を取るなんて珍しい!」

 

ルフィ

「ううん。これは『おい……、お前はいつまでベットの下で泣いてんだ』の姿勢」



169

ロー

「インフルエンザの検査で、鼻に綿棒を突っ込まれた麦わら屋の怒りの叫び。

 

麦わら屋

『鼻はねえ!!!!!

 出口!!!!!!!!!!!!!』」



170

ルフィ

「トラ男が気持ちよさそうに寝ているとつい頭を撫でてしまうんだけど、昨日は寝ぼけながら『なんだ……、やめろ……だれだ、麦わら屋か』って抗議された。

 でも、『そうだよ』って答えたら『そうか、ならいい……zzz』って言って寝た。

 

 すごくかわいかった」



171

ナミ

「いいこと、ルフィ。好きな男をかっこいいじゃなく可愛いと思い始めたら、大体そいつはダメ男になっていくから気をつけなさい。

 かっこいいっていうのは常にかっこよくないといけないから、ふとダサい一面が見えたら目が覚めるもんだけど、可愛いだとどんなダメな一面を見ても『そんなところも可愛い♡』って許しちゃうから注意」

 

ルフィ

「ごめんナミ。もう手遅れだそれ」



172

ロー

「赤ん坊が何処から来るかだと? それはだな、コウノトリが赤ん坊を運んできてくれるんだ。

 そして麦わら屋、今お前が思い浮かべてる鳥は恐らくペリカンだ」



173

ルフィ

「トラ男は何で海ソラの話になると急に早口になるの?」

 

ロー

「たぶん相手が自分の趣味に興味を持つかつてないチャンスを逃すまいという狩猟本能」



174

ドフラミンゴ

「麦わらとローのデートを俺とハト麦クルー達でスネーク中。

 かき氷屋にて二人で一つの大きなかき氷を注文したが、店長のおっさんが『洗うの追いついてなくてスプーン1つしかなくて、ちょっと待ってて』と大きなかき氷1杯とスプーンを1本運んできた。

 ローが『……いや、1つで大丈夫だ』と勇気を振り絞り、麦わらも赤い顔で何度も頷く。青春。俺達スネーク班、ガッツポーズ。

 

 でも数分もしないうちにおっさん店長、普通に『お待たせ、スプーン』ってスプーン持ってきたから、俺達どころか店内も『店長ーーーーーーーーー!!』みたいな雰囲気」



175

ロー

「麦わら屋が唐突に『私が死んだら、棺にはフィナンシェの生地を流し込んで焼いて欲しい。 焼いてる間、街中にバターのいい匂いがして欲しい』とか言い出した。

 死ぬ気全くねェだろ。知ってた」



176

ルフィ

「MサイズのMって、ミディアムだったんだね」

 

ロー

「ちなみに何だと思ってた?」

 

ルフィ

「物足りない(´・ω・`)」

 

ロー

「Sは?」

 

ルフィ

「少ししかない(´・ω・`)」



178

キッド

「酔っ払ったトラファルガーが、『恋とは「見ていられない」と「目が離せない」が重なった瞬間である』とかほざいてる。それは自分の実体験に基づいた定義か?」



179

ロー

「…………」

 

ルフィ

「何か嫌なことでもあったの?」

 

ロー

「……いや、別になにもない……」

 

ルフィ

「空気で分かるよ?」

 

ロー

「はぁ……」

 

ルフィ

「はぁ……」

 

ロー

「はぁ……」

 

ルフィ

「はぁ……」

 

ロー

「……さっきからお前は何なんだ? ふざけてるのか?」

 

ルフィ

「いや、話したくないみたいだから、せめて一緒にため息ついて一緒に不幸になろうかなって」



180

ロー

「麦わら屋が言った『誰かに助けて貰うっていいよね。包まれている感じがする』という言葉に感銘を受けた。

 俺は誰かに助けて貰うと、申し訳ないとか何か返さないと……と思ってしまう方だから、助けて貰った時に純粋に『嬉しい』と感じる気持ちは大事なのだと今更知った」



181

ウソップ

「ソファーでウトウトしてたら、ルフィとトラ男の声。

 

ルフィ

『ウソップ寝てるし、お医者さんごっこしよう! 先生急患です! 意識はありません!』

 

トラ男

『よし、司法解剖にする。黙祷』

 

 おい、一気に飛ばしてんぞ、いろんなもんを!」



182

ロー

「外で猫がうるさかったから『ニャーニャーうるせェよ!』とドアを開けながら怒鳴ろうとして、『ニャーニャー』まで言った所で麦わら屋が嬉しそうに猫を撫でているのを見つけて何も言えなくなり、ただ『ニャーニャー!』と叫んで部屋から出てきた人になってしまった」



183

シャチ

「怪我をしたキャプテンを麦わらが心配しておんぶで運ぼうとするけど、キャプテンは意地張って『これくらい平気だ! ケガ人扱いすんな!!』と言っておんぶを拒否。

 すると麦わらは、『なら恋人扱いする!』と言ってキャプテンをお姫様抱っこ。

 

 恋人扱いでもキャプテンが彼女側かよ!」



184

ルフィ

「トラ男に『なんで俺が怒ってるかわかるか?』って言われたから、『トラ男がどうして怒ってるのかを、私が分かってないからだと思う』って返事したら、トラ男が少しバグったことがある」



185

イッカク

「遊びに来てた麦わらが珍しくシュシュで髪を一つにまとめてたんだけど、緩かったみたいでいつのまにかなくなってたから一緒に探してたら、ポーラータングの廊下で麦わらが落としたシュシュをキャプテンたち(全員男)が囲んで見下ろしてた。

 何故か見下ろして凝視してるだけで拾ってくれる気配はなかったから、麦わらが皆の間に割って入って『私の落とし物だよ』と声をかけて拾い、シュシュを手首に通したらベポが『あ! 髪留めか! 良かった!!』と心底安心したように言い出し、他の皆が一斉に噴き出して、キャプテンは『紛らわしいもん落とすな!』って麦わらを怒りだした。

 

 シャチとペンギンに訊いてみたら、全員がシュシュをパ◯ツに見間違えてたとのこと。

 言われてみれば確かに脱いで丸まったそれっぽいけど、いくら麦わらでもこんなところにパ◯ツを脱ぎ散らかさないわよって突っ込みたくなった。

 

 そしてシュシュをパ◯ツだと思ってたキャプテンたちの前に『私のだよ』と言って麦わらが現れた瞬間のキャプテンの心情を思うと、相当修羅場だったんじゃないかなぁって思う」



186

ベポ

「麦わらが自分の仲間以外の名前をほとんど覚えないから反感をよく買って、キャプテンが『なんでお前は虫の名前は覚えられるのに、他人の名前は覚えられない?』って訊いたら『捕まえたことないからだと思う』って答えてた」



187

ロー

「なかなか寝付けない夜、麦わら屋が『トラ男、寝れないの? 羊数えてあげる! 羊が1匹、羊が2匹。羊が3匹、トラ男寝た? 羊が4匹、ヤギもいるよ! 羊が5匹、羊がメーって、羊が7匹、あ、ジャンプした。羊が8、9、10……トラ男もう寝た? 羊は?』……眠れるか」



189

ヘルメッポ

「『一線を越える』を『より親密に』って意味だと本気で勘違いしてた麦わらがコビーの前で『昨日、トラ男と一線超えたよ!!』と言い放った時の凍りついた空気が忘れられねェ……」



190

ロー

「麦わら屋に誕生日プレゼントは何がほしいか訊かれたから、気持ちだけで十分だと返したら麦わら屋は拗ねたように唇を尖らせて、『気持ちなんてとっくに全部あげてるし……』と返してきた。

 その貰った気持ちごと、こっちは心が奪わそうなんだが!?」



191

ベポ

「……海賊女帝がキャプテンを正座させて『テストを受けてて、答えが分かっていたら答案用紙埋めるじゃろ? 合ってれば何点か貰えるじゃろ? なぜ恋愛だと「分かってるけど行動に移せない」になるのじゃ? そんなんだから貴様の恋愛は0点。白紙で出すな。せめて解答用紙埋めようとする姿勢くらい見せろ。名前くらい書け』と説教してる……」



192

ロー

「ワノ国で麦わら屋から別れ際に『私、もっともっと強くなるから、星になって見ていてね!』と言われたんだが、その設定もしかして俺死んでないか?」



193

ルフィ

「『ごめんね』って言うと『ごめんね』って返されるとかいう詩あるじゃん?

 でも私がトラ男に『ごめんね』って言っても、大抵の場合は『本当にそう思ってるのか?』と念を押される」



194

ロー

「ツンデレの話になった時、麦わら屋が急に『べ、別にトラ男なんか!』と練習し始めたからフリのつもりで、『俺のこと好きなのかよ?』って訊いたら、『え? もちろん大好き!』って瞬時にデレ出した。お前にツンデレは無理だ」



195

ルフィ

「サンジに飲み物はホットかアイスかって訊かれて、どっちにしようか悩んでいたらトラ男が私の手を握って、『冷たいな。ホットにしとけ』って言ってサンジにホットラテを頼んだ流れに動揺しすぎて私はうまく喋れなくなるし、サンジも『ルフィちゃん、ホットラフェお待たせ』とか言って、皆顔が赤かった」



196

ドフラミンゴ

「痴話喧嘩してるローと麦わらの近くにいたら、『殴りたいけど好きだから殴れない!』という理由で何故か俺がいきなり麦わらにビンタされた」



197

ロー

「麦わら屋は深呼吸したら数秒後にはもう寝てるほどの高い睡眠スキルを持ってて、昨晩どうやるのか訊いてみたら『眠りに落ちる気持ちいい状態を想像しながら気持ちを頭の方に持って行って……』とか言い出し、達してる高みが違ェと思って『いつからできるようになったんだよ?』と訊いたらもう寝てた」



198

ウソップ

「今日、疲れていたのかトラ男がうっかり3時間もルフィの膝枕で寝てしまった。

 その間、あのルフィがトラ男を起こさないようにと身動きせず、ひたすらトラ男の頭を撫でてた。

 起きたトラ男が謝ったら、『足が痺れて動けなかっただけ』と笑顔で返すから、今日も俺らとハートクルーとミンゴが塩っぱい顔してる」



199

ロー

「俺がため息をつくと『幸せが逃げちゃうよ』と麦わら屋に言われて笑われるから、麦わら屋がため息をついたときに『幸せが逃げるぞ』と言い返してみたら、『それでも私は幸せだよ。もし逃げたらトラ男がまた幸せにしてね』と笑って言われて完敗した」



200

ルフィ

「トラ男のいい所とか凄い所、かっこいい所を他の誰かが見つけたとしても嫉妬なんてしない。むしろ嬉しい。

 でも、可愛い部分を見つけられると焦る。見ないで欲しい。トラ男に心許せる人が増えるのは嬉しいけど、トラ男が甘えたりする姿は私だけが知ってればいいって思ってしまう」


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