クオン編 初体験

クオン編 初体験


「だ、だい、じょうぶ……うごける、から……ぁ゙っ……♡」


 瞳を涙で濡らしながらも、クオンは腰をゆっくりと揺らしていく。

 破瓜の激痛は相変わらずだが、それでもクオンはこの行為を終わらせたくない。

 呻くクオンを心配しているのだろう。クオンは彼に大丈夫だと泣き笑いしながら微笑むと、背中に手を回してしがみついた。


(まえは、みるのもこわかったのに……)


 優しい行為ならこんなにも幸せなのか。

 これが陵辱によるものだったらきっとクオンは精神を壊していただろう。


「えるきゅーるも……ぎゅっとして……♡」


 彼の腕にすっぽりと包まれればクオンはより幸福感に包まれる。

 体温を感じればより安心する。彼がすぐそこにいるのだと。

 激痛に苛まれながらもクオンは確かな快感と幸福感に浸っていくのだった。

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