クエスト:ふれあい

クエスト:ふれあい

心の赴くままに書いたらヘンタイになってしまった

 ガチめにビビられたりマスタリウムの摂取を禁止されたりしましたが、5029号は元気です!

 遅めのお夕飯のあと手早く洗い物を済ませ戻った私は、「流石に二度寝は出来そうにない」と仰るマスターに暇つぶしにナデナデを提案、合法的にマスタリウム吸引補充の許可を得ることに成功したのでした!

 初めは横にくっ付いて撫でて貰っていましたが、流石に撫でにくいということだったので向かい合ってみることに

 これならマスターは私を撫でやすく、私もマスターのお顔をじっくり見られるのでベストかと思ったのですが、「見つめられすぎて恥ずかしい」とすぐに却下されてしまいました、残念!

 それならばと今度は抱き付いたのですが、勢い余って押し倒す形になってしまい……

 「あっすみません! すぐ退きま……」

 「ぅ、うん。」

 「……」

 「あの、アリス……?」

 「……ハッ! ごめんなさい!今退きます!!」

 という感じで、戸惑っているマスターを見ていたらなんか変な扉が開きそうになったので、自主的に封印しました!

 最終的に背中を預けるか横向きで膝に座るという形で落ち着いたのですが……アリスはロボットなので、人間と同等かそれ以上の重量があります

 マスターは「大丈夫」と言ってくれてはいますが、時折モゾモゾと体勢をずらしているので楽ではないのでしょう

そのことを聞いたら、

 「私がやりたくてやってるんだから、気にしなくていいのっ」

 と、心底楽しそうな笑顔で返され何も言えなくなってしまいました

 そこまで言われるのでしたら、私も遠慮せずナデナデ&マスタリウムを堪能させていただきますね!


・・・・


 そうして軽くお話しながら10分20分とナデナデして貰っていると、何かに気付いたように「あっ」と声を上げられました

 「どうされましたか?」

 「そういえばお風呂まだだったんだよね……汗臭くなかった?」

 「私は気になりませんでしたが、お風呂のご用意をいたしましょうか?」

 「うん、一旦気付いたらなんか気になってきちゃったし、今のうちに済ませようかな。おねがーい。」

 「了解です!ついでにお洗濯もしちゃいますね!」


・・・・


 お湯を張る間にシャンプーなどの残量もチェックしちゃいましょう
 あと2割といった感じですね、詰め替えはー、あっありました
 これで良し、あとはお洗濯ですが……

 ……ごくり

 これからは私がお洗濯するので、今回のように何日分も溜め込むなんてことは事はなくなるといっていいでしょう
 つまり、これの香りは今しかたんのうできないということ……!

 いまならみられてませんし、ちょっとだけ、いやおもいっきりあじわっちゃいましょうスゥーーーーーーーーー!!


・・・・


 「 ア リ ス ち ゃ ん ? 」

!!!!!!!!!!?!?!?!!??!

 み、見つかってしまいました!!拙いです!非常事態です!!

 助けてスレのみんな! ……駄目ですみんなお休み中です!!

 「ぇ(スン)あ(スゥ)これは、そのぅ体調チェックで(スー)」

 「吸うのは止めないんだ……。
 そんなに私の匂い気に入ったの?「ハイ!!!」うわ声でっか。」

 「はぁ……そんなに吸いたいならわざわざソレじゃなくても」

 「これはこれでしか味わえないモノなんです!」

 「そういうものなの……?」

 「マスターの匂いなら何でも嗅ぎたいです!」

 「なんか変わった娘だねえ君。
 じゃあ、また好きなだけハグとかナデナデとかしてあげるから、とりあえずそれはもう洗っちゃおうか?」

 「少々名残惜しいですが、わかりました……」

 「そこまでがっくりしなくてもいいじゃない。さっきみたいに私から直に嗅ぎなよ。」

 「いいんですか!! ていうかさっき嗅いでたのもバレて……」

 「うん、バレバレだったよ。」

 「がーん!」

 「だからせめて、洗濯物を嗅ぐのは止めなさい。
 アリスの事ヘンタイだと思いたくないから。」

 「はい……ごめんなさいマスター……」

 「わかればよし。それじゃおいで。」

 「わぁい!」(ダキツキー)

 一時はどうなるかと思いましたが、結果オーライです!


 続く

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