ギルドハウス十日町備忘録
ギルドハウスに住み始めて早2、3年くらい経つかと思いきや、4年になるという。
自分ではそんなに経っている気がしないものの、備忘録も兼ねて、ギルドハウスの思い出を、現在の写真を見ながら振り返ってみようと思う。
長らくギルドを離れている方々は、変化に驚かれるかもしれませんね。
まずは、玄関。というか外観。
見た人は一度は「ここ大丈夫か?」と心配すると思う。築100年を超えているだけあって、わりと丈夫な建物。
去年か一昨年くらい(もっと前?)から消雪用のホースが引かれている。これにより、格段に車周りの除雪は楽になった。欲を言えば、屋根付きの車庫が欲しい。
ホースを踏んだまま駐車をすることは許されない。このコーンを引いてった人がいる。
停めるときにホースを踏むと水が勢いよく出る。干されている洗濯物にかけたやつもいる。
真ん中の赤い箱には、消火用のホースがしまわれていて、それで打ち水をしたり、雪にかけて溶かそうとしたことがある。
基本的に日当たりがいいのはこちら側で、春夏秋で家の中が寒いときは外に出て日に当たるほうが暖かいときもある。
玄関の扉の前のスペースには、わりと長い間、薪ストーブが置かれていたが、最近になって中へと移動したため、なんだか広く感じる。長椅子を置いていたときもあったが、中へ収納された。どちらも荷物置き場にちょうどよかった。
よくハルさんがタバコを吸っている場所=喫煙所でもある。
数日前には、玄関扉が風で扉が勝手に開くからと、珍しく鍵をかけられていた。
花火や餅つきをするのもだいたいこの場所だった。
夏には日差しよけがつけられることもある。
玄関(内側)
ここに扉がついたことで、中がとても暖まりやすくなった。
前は何も扉はなかった。
イベントのときなど、溢れ出るほどの靴が並んでいるときもあった。
最近になって、あれ、もしかして皆、靴をしまっている?とちょっと思った。
画像左下に見える白い細長いものは、ネズミが入り込まないようにするためのもの。
一時、靴箱にめちゃいた(主観)。
茶の間と台所の間にあるスペース。
かつては、半分以上が謎の荷物で覆われていた。何度か片付けられたことにより、現在はハルさんのパソコンスペースとなっている。その時に、天井から吊るしていたホーリーバジルも片付けられてしまった。2018年に釘を打って吊るした。最終的にはハルさんがやってくれた気がする。
正直、畳がもっときれいなら寝転がりたいスペース。
ギルドベビーが生まれる前までは茶の間に置いてあった世界地図なども、ここに移動した。
ハルさんがせっせと(ハルさんにとって)居心地の良い空間にしている気がする。
住人とギルマスの会話を聞いていた女将に、 「話噛み合ってないよ?大丈夫?」 と心配されたのは記憶に新しい。
ギルドベビー誕生とともに導入された11時消灯後は、ここで飲んだりすることもあった。
たまにハルさんがオンラインで誰かと話していると、後ろを通ったときに映り込んでしまうのが困る。背後霊のように忍び寄りたくなる。
ここでの思い出というのは、来たばかりの頃、外の蔓を取ってきて、畳に座り込んでリースを作ったことくらい。自分でもなぜそうしたのか、今考えてもわからない。そのリースはたぶん今でも茶の間にある。あの頃の自分はちょっとどうかしていた気がする。
今年の秋くらいに大幅にレイアウトが変わった茶の間。
ファンヒーターの風を送るホースでこたつを暖めている。とても良い。
奥のジョイントマット部分が、ギルドベビーの主な遊び場。子供がつかまり立ちできるようになったくらいから柵がなくなった。
今は見切れた左側にギルマス席がある。
ソファにいると、ギルベビが背もたれ強盗しに来てくれる。かわいい。背もたれを乗り越えてくることもある。とてもかわいい。
前の冬辺りから妖怪こたつめくりが出没するようになった。やめてほしい。かわいくはない。最近はストーブと電気を消すようになった。
ふすまの中には、こたつ布団などが収納される。ネズミの物音もめちゃくちゃするので、絶対に開けたくない。
こたつスペースがコンパクトになった分、ハンモックが置かれた。
本当は、ウッドデッキに置くために買ったが、雨ざらしにするのがもったいなくて、こっそり茶の間奥に置いていたもの。なぜかすぐにバレた。
右下の赤いクッションは、ある人物から譲り受けたもの。かなり良いものである。ここにあった机に、酒類が置かれていた。飲む人も少なくなったので、今は片付けられている。でもたぶんアレはまだどこかにある…。
ギルドハウス高畠は今も昔もこれからもきっと冒険者を求めている。
そういえば、このタンスはほとんど開けたことがない。季節の小物やクリスマスツリー(紙)がしまわれていた気がする。
茶の間の電気は、慣れるまでは暗く感じるかもしれない。明るさが必要な作業には向かない。ご飯時とか、よくカメムシが飛んでくる。
最近は、片方の電球のスイッチが壊れたので、電球を回して緩めることで消灯している。
トイレ
夏は灼熱、冬は極寒。
かつてはあったガラス戸の扉。 今はない。
中にあるのれんは、かつてお風呂場にあった。 男性用トイレの目隠しのため設置した。洋式トイレの方にはちゃんと扉がある。ギルマスが高畠で「トイレに扉がない」と暴露してきた。最近、豆炭が置いてある。便座が温かいと朝、とても幸せ。

お風呂場
寒い。冬になると湯船にお湯を張ることを許される。2日目は入浴剤を投入する。3日目はさすがに無理だと判断されている。そろそろオレンジのマットを替えた方がいい気もしてきた。イスは最近買い替えた。
何年か前、ギルマスと元住人とで窓を二重サッシにしている。
湯船がないときは、たらい風呂になる。もう少し大きいたらいが欲しいところ。最初は、 お湯をかき混ぜるやつがなくて、手桶でがんばって混ぜていた。腕が熱かった。混ぜるやつを買ってきてからはとても快適。
洗濯機が12月半ばに新しくなった。容量も増えて、残り時間を表示もしてくれるので、とても良い。形も好きだ。何よりキレイ! 洗剤投入口が黒ずんでない!大事に使おうと思う。
上の乾燥機は完全に飾り。使うと、他の電化製品がほとんど何も使えなくなる。それが原因で一日に3回くらいブレーカー落として使用禁止になったやつがいる。ギルドでは数少ない蛍光灯がある。
階段
幾人もの冒険者のみならず、ギルマスさえも沈めてきた魔のトラップ。
落ちるとめちゃくちゃ痛い。本気で星が見える。
慣れた人とそうでない人の足音の差が顕著。
いつか踏み抜くのではないかとたまに心配している。
夜になると常に電気をつけっぱなしにしていたが、 最近、センサー式ライトを導入したことで、時間が経つと消えるようになった。便利だけど、 反応しないとついてくれないので、たまに暗いまま上がっている。
最初は階段の下に電気のスイッチがあり、ちょっと面倒くさかった。その後、有志によって階段の方へと移されたときには、なんて便利なんだと感動した。
大きい物を運ぶときや、荷物で両手が塞がっているときにバランスを崩しかけると本気で命の危険を感じる。下りるときは、上から荷物を落としたくなる。なんとギルベビもひとりで登れる。
キッチン
住人の無謀ともいえる料理という名の冒険の場。
今年は冷蔵庫が移動して、薪ストーブが設置された!
寒かった台所がそれほどではなくなった。前は、大きい木のテーブルが真ん中にあって、 周りが通路になっていたが、最近ではもう端に寄せたまま。確かにその方が広く感じる。 薪ストーブ設置に伴い、天高く聳え立っていた住人棚が解体された。
窓からウッドデッキに出られる。午前中は日が当たるが、午後になると日陰になるので、 洗濯物を干すなら午前中。ウッドデッキでは、たまにバーベキューをする。冬は、雪にもれる。たまにそこで寝る冒険者もいる。 次の夏には、水遊びができるかもしれない。
布団を陰干ししたりするのに重宝している。
大広間
広い。天井も高くて、梁が見える。雑魚寝部屋。何気に壁には大地の芸術祭作家の淺井裕介氏の壁がある。すごい。
気がつくと物が増えている気がする。
もっと広かった気がするが、元住人が仕切りを作ってからなんとなく狭く感じるような...? かつては、流木が置いてあったりした。
アスレチックなどを置いて子どもが遊べるスペースにしてあ げたいのだが、いかんせん寒いので今はまだ現実的ではない。
3年程前、2018年夏の台風で屋根が吹き飛んだ。
雨漏りがひどく、真下の部屋の住人が頭を抱えている。屋根の修理費のための豪雪パーティなるものが開かれたことがある。
カンパは今なお継続中である。
バーカウンター
ギルドの2階にはバーがある。
たまにそこで飲み食いする。今は寒い。もう少し光が入ると嬉しいが、 封印の間ができたことにより、ますます闇に閉ざされた。
いい作りをしているので、もっと活用したいとは思っている。たまに壁をぶち抜いて窓を作りたい衝動に駆られる。瓶コレクションが置いてある。
元ベランダ部屋
ある時はベランダ、またある時はアトリエ、その実態は今は空き部屋。元々部屋ではなかったので、狭いし、寒いし、基本扉がない。もらってきた二段ベッドを入れている。そろそろ撤去してもいいのかもしれない。なんかもったいない空間。
右側の部屋は、12月23日に封印された。
物干し部屋に一番適した日当たりだったが、 カメムシ多すぎ問題で、断念。
住人が掃除をした際、虫だらけのマットレスをどけたら、ギルマスがそれを使って断熱材代わりの壁にした。
振り返ってみると、思い出があるような、ないような…。
来年はもう少し覚えているようにしようか。