ギルドハウスで繋がった縁

ギルドハウスで繋がった縁

りょうちゃん

2020年7月末、私は体調を大いに崩していた。身体的にも精神的にもかなりキテたと振り返る。実家に居ても良くならないと直観し、「シェアハウス 古民家」と何となく調べた。これでcolishがヒットし、実家から最も近かったのがギルドハウスであった。

「とりあえず見に行ってみよう」くらいの気持ちで見に行き、そのままの勢いで入居した。2か月くらい滞在した。あらゆる意味で充実した時間だったと思う。

と、著者の話はあまりどうでもいい。今回は、ギルドハウスで繋がったある縁について話したい。以下は、著者が出会った人たちから聞いた話を、自分なりに解釈して物語ったものである。従って事実とは食い違う可能性があることは勘弁して頂きたい。

ギルドマスターのハルさんは旅をされていた頃があったらしい。その時分かは定かでないが、長野県に滞在していた時にMさんというご老人と出会っている。このご老人は旅人である。その後Mさんは長野から東京、沖縄、鹿児島と転々として、遂に行き着いた場所は山口であった。これによってハルさんと山口に繋がりができたそうだ。

その後山口でMさんは、地域おこし協力隊のAさんと供にオンラインイベントを主催されていた。そのゲストスピーカーとしてハルさんは呼ばれた。そこで何の話をされていたのかは知らないが、会場には「今回は新潟県十日町の旅です」みたいなことが書いてある張り紙が残っている。この回のリターンでハルさんはAさんをStartup Weekendに招待したそうだ。

少し著者の話をしてしまうと、Aさんが招待されたStartup Weekendに著者も招待された。入居直前の8月21日~23日の開催であった。個人的に起業にあまり関心はないものの、せっかくだからということで参加した。そこでチームメイトになったのがAさんであった。

これで著者と山口が繋がった。Aさんは山口での生活を語ってくれて、興味を持った著者ともう一人のチームメイトのYさんは山口へ旅に出ることにした。

旅先である老人と出会った。彼はユニークな方で、周りの人間から好かれているようだった。少し話しただけだと映画オタクの気難しい方という印象を抱いてしまったが、じっくり話を聞いているとあまりにも面白い。面白い上に、共感できてしまう話ばかりされる。そして語彙が豊富で、著者のような年代の人間ともフラットに会話ができる。彼こそがMさんであった。

著者がギルドハウスにいたこと、ハルさんが長野でMさんと出会ったこと、Mさんが山口に行きついたこと、Aさんが地域おこし協力隊として山口に居たこと、などなどが繋がり縁を成した。とっても不思議に思えるが、何も求めないで流れるままに移動をするとこのようなことが起こった、というだけの話である。旅の醍醐味とはそういった、必然のような偶然の連続のことなのかもしれない。











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