キラー口移し

キラー口移し


傾いた日が洞窟内に差し込んでいる。

自身を引き寄せる腕に逆らわずに身を寄せて、キラーはイソゴリラのかいたあぐらの上に乗り上げる。獣臭い体臭に包まれ快楽のさざ波が立った。

イソゴリラは赤紫の果実を手に取りキラーの口元に寄せる。昼間のうちに採取したハートチェリーだ。

「わかってる……!」

つぶやき、キラーは果実を受け取ると一口かじりつく。リンゴに似た甘酸っぱさが口の中に広がり唾液があふれる。それを飲み込まぬよう舌と喉で我慢して、かみ砕く。なめらかになってきたらもう一口かじって同様にした。口の中が唾液と果実の混合物で満ちて苦しい。だがまだ飲み込んではいけない。ゆっくりと鼻で息をする。

「んふーっ……♡」

ハートチェリーには媚薬作用がある。こらえきれずに喉の奥に流れていった分を吸収してだんだんと体が熱を帯びていく。

「んえ……がっ……♡」

頃合いかと思い、口を大きく開く。舌を引っ込めてたぷたぷと波打つどろどろしたものをイソゴリラに見せた。

キラーの顎を掴んて固定すると、イソゴリラは触手を口の中に差し入れてねっとりと撹拌する。キラーは腰をびくびくと跳ねさせ、哀れな声でえづいた。

「ええ゛っ!れ゛っ!……え゛……♡」

栄養価の高い果実がよく潰されていることを確認し、肉のコップと化したキラーの口腔から唾液とともに少量すくいとると、イソゴリラはそれを自身の頭上から垂らした。粘液が糸を引いて落ちてゆく。

イソゴリラのイソギンチャク状の頭部の中心、触手が囲むぽっかりと開いた口には歯が生えていない。なので咀嚼ができずこういった硬い果実は今まで食べていなかったようで、番った当初は魚や虫などの柔らかい食料をちぎって口に放り込んでいた。

そして今は、キラーというミキサーで淫らなミックスジュースを作る方法を見つけてしまった。

「えぷっ!」

イソゴリラは口の中にぽとりと落ちたミックスジュースを味わうとキラーの両脇を掴んで持ち上げた。頭上にキラーの顔がくるよう調節し、待つ。このあとどうすればいいか、この雌にはちゃんと仕込んである。

「んむ……♡」

生きた食器は触手の群れに顔を突っ込み、ちゅ♡と異種の口同士を合わせる。口の中に貯め込んだものをでろりと流し込んだ。旦那様がごくりと喉を鳴らすのを確かめるとぷらぷら♡と垂れた雌ちんぽからはとろり♡と勢いのない精液が漏れた。

 

……キラーが果実をかみ砕き、イソゴリラが飲み下す。幾度もそれを繰り返してやっと、イソゴリラの腹が満足した。

給餌する過程で少しづつ摂取させられた媚薬成分で体はすっかり出来上がり、股の間を白く染めながらもやり切った達成感にキラーは身を震わせていた。乳首は健気にぴん♡と立ち、口の周りは果汁と唾液でべとべとに色づいている。

「はぁ……♡腹は、いっぱいになったか……?♡」

だがこれで終わりではない。今度はキラーの番だ。

果実を手に取るとイソゴリラはそれを半分に、さらに半分にと小さく割って口の中に放り込む。キラーのではなくイソゴリラの口にである。

にちゃにちゃと口の中で転がし、唾液のような触手粘液と欠片を絡ませる。はっ♡はっ♡と息を荒げて、キラーはその様子を見ていた。ハートチェリーはキメラの体液と反応して効力を増す。それに気づいて以来、キラーが生の果実を食べることは許されなくなってしまった。

十分に絡ませるとイソゴリラは巨体をかがめて頭部を差し出す。口の中でぬらぬらと輝く果実のかけらにキラーは手を伸ばすが太い腕で拘束されてしまう。

「う゛……」

なにをさせたいかはわかっている。先ほどと同じように口づけて、今度は受け取れというのだ。海産物の色に果汁の赤紫がグロテスクに塗れている。

ちゅうっ……じゅるるる……♡

しかたなしにまた触手に顔を沈め、口を合わせて粘液を吸い上げる。唇を尖らせ歯を剥き、欠片をひっかけようと試みるがうまくいかない。舌を伸ばしてディープキスを絡めるが、それでもずるっずるっと粘液の中を逃げ回る。ああ、はやくしないと……♡

夢中になるキラーはまだ気づいていない。触手が中心に向けてゆっくりと閉じて行っていることに。そして、

「んぐ、んぶ……じゅるっ♡じゅうぅ♡……ん、ん!?ん゛ん゛ん゛ん゛??!!!♡♡♡」

じれたイソゴリラがキラーの頭ごと触手の群れをすぼませた。まさしくイソギンチャクのごとくに。がっちりとくわえ込まれ、キラーは息ができなくなる。それでも必死になって舌を伸ばし、旦那様のご機嫌を損ねぬようずぞぞぞぞっ♡♡と音を立てて啜った。

ちかちかと瞬く視界に酸欠の予感で怯えながら、やっと口の中に転がり込んできた果実の欠片を噛みしめた。果汁と粘液が喉に流れ込む。何倍にも効力の増した媚薬成分がキラーの体に染み渡る。

「ぐ、ん゛、ん゛う゛♡♡♡ん゛♡ん゛♡ん゛ん゛ん゛♡♡♡♡」

足りない酸素で朦朧とした思考が一気に襲ってきた快感にとって代わる。逃れられない快楽をびくびくびくんっ♡♡と全身を跳ねさせて享受した。

旦那様のちんぽが谷間に沈むくらいおっきくてエッチなおっぱいも♡打ちつけると勢いよくゆれるでか尻も♡そこかしこをぶるぶるっ♡と震わせる。

キラーの意識が落ちきる前に触手から解放し、イソゴリラはぐでんとのびた体を横たえる。

脱力した体からしょろろ……♡と漏れるおもらしも、白目をむいた粘液まみれのアヘ顔も、発情しきったイソゴリラにとっては興奮を煽るスパイスでしかない。

すでにびきびき♡と勃起していた雄チンポをとっととぶち込んでやりたかったが、それを我慢して少しは食わせてやったのだ、雌が食べ終わるのを待つ気はない。ぐつぐつとたぎる性欲をぶちまけにかかる。

「……お……ほぉ゛……お゛っ?!♡お゛っ?!♡♡」

たくましい胸板を上下させて呼吸を整えていたところに、いきなり挿入されてはひとたまりもない。調教済の雑魚雌アナルは雄チンポ様を柔らかく受け入れてきゅん♡きゅん♡と締め上げる。

イソゴリラはばっちゅんばっちゅん♡と音をたててピストンを繰り返し濃厚中出しへ向けて尻穴コキを繰り返す。

「お゛あ゛っあ゛っ♡♡の゛むう♡の゛み゛まずぅっ!♡♡下のぐちでっ!♡あづあ゛づ♡ザーメ゛ン!!♡♡♡」

ぶびゅるっ!!♡♡びゅるるるるる~~~~♡♡♡♡

射精して少し冷えた頭で一発出すごとにまた一欠けを与えてやろうと決め、イソゴリラは器用にも腰の動きは止めずにまた果実を割って口に放り込んだ。

勢いのある雄様射精でびりびり♡と痺れる雄膣をぬっこ♡ぬっこ♡と緩い抜き差しでとろかされながら、覆いかぶさってくるイソギンチャクにキラーはへらり♡と笑った。

ケダモノたちの夜は更けていく。

 

……空の端が明るくなり、体内時計に従ってイソゴリラは起きだした。疲れ果てた雌は精液臭い毛布にくるまってまだ眠っている。

腹具合に気付き、残っていたハートチェリーを頭上に掲げて万力のごとき力で握りつぶす。ぱき、ぐじゅ、と音を立てて果実がつぶれると豊潤なジュースがしたたった。にちゃにちゃと開閉する口で飲み下し、搾り切ると繊維だけの残りかすを少しずつ口内に収めていった。

つまるところ、キラーが給餌する必要はないことをイソゴリラは知っていたのだった。

当然のことながら雄チンポはばっきばき♡に立ち上がる。雑魚雌の朝一のお仕事が決まった。

「お゛お゛お゛お゛っっ!?!?♡♡♡いぎなりぃっ!!どちゅどちゅ♡♡だめええ゛っ♡♡♡」

情けない嬌声が響きわたり、一組のつがいの一日が始まる。

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