ガスタ(繁栄)の希望 カムイ

ガスタ(繁栄)の希望 カムイ


「あっ、カムイ君おはよう!」


とある世界、とある湿地帯にはガスタと呼ばれる部族がいる。

そこで巫女をしているウィンダが、同じ部族の少年、カムイに抱き着かれ、笑顔で抱き返す。

女の子特有の匂いがカムイの鼻腔を満たす。徐々にそのにおいや顔に当たるやわらかい膨らみに興奮してか、カムイのそれを大きくさせて、ウィンダの腿に腰を押し付ける。

決してウィンダにばれないように、その発情を悟られないように、何事もないようにカムイはふるまう。


「お~い、ウィンダ!族長が呼んでるんだから、早くしろ~!」


ガスタの戦士の家系の少女、リーズがウィンダを呼ぶ。ウィンダはカムイを抱きしめる腕をほどき、リーズのもとへ向かう。


「あ、うん!今行くよ!ごめんねカムイ君、またあとで!」


ウィンダは笑顔で手を振って、リーズのもとへ走る。

カムイはその射精寸前のそれを二人から隠しながら、笑顔で見送ろうとする。


「おいカムイ!あんたもあたしたちの後の族長に呼ばれてるんだし、準備しとけよー!」


リーズがカムイの方を見て言う。

カムイは慌てて返事をすると、その股間が何とか収まるまで待ち、族長のもとへ行くことにした。



カムイには年不相応の性欲があった。性への関心があった。ことの発端は半年前、姉のカームが同じ部族の男に娶られた時だった。

カムイは複雑な感情を抱いていた。部族の繁栄のためには仕方のないことと彼女は言っていたが、大好きな姉が、他の人間のものになるのが嫌だった。

その日の夜、カムイは族長に内緒で、こっそりと姉の部屋を訪れた。相手がどんな男なのかどうにも気になってしまった。すると、


「んあぁあっ♡旦那様♡そんなにおちんぽを激しくされたらぁっ♡いっ、イッてしまいますぅ♡わたしにっ♡精液いっぱい出してくださいっ♡」


姉の部屋から彼女の声が聞こえる。

カームの顔が、カームの声が、カームの声量が、カムイの知るそれではなかった。

それは明らかに情事の最中であり、まだ幼い脳にもそれが何かを理解させるには十分だった。そしてカームが部族繁栄のためではなく、快楽のために、その男と情事にふけっていたことも理解した。

カムイは興奮していた。初めて感じる性的興奮を、彼は抑えられなかった。

物心ついたころから知っている女の子の、見たことのない顔を、聞いたことのない声を、知りたいと思うようになったのだ。




族長に呼ばれ、集会場に立ち入る。話は終わったのか、ウィンダとリーズも族長の隣に立っていた。


「待っていたぞカムイ。今日呼んだのは他でもない、これからのガスタについてだ」


族長の言葉に耳を傾けるカムイ。次の族長を決めるための決定事項が伝えられる。


「二人には事前に話していたが、部族繁栄のため、この二人を妻としてめとってもらい、お前は二人と子をなしてもらう」


カムイは族長の言葉に驚くことはなかった。姉が嫁に行った時から、なんとなく察してはいたのだ。

さすがに二人も娶ることになるとは思っていなかったのだが。

二人もそれを受け入れ、リーズはすこし恥ずかしそうに、ウィンダはいつも以上の笑みを浮かべていた。




「カムイ…待ってたぞ…」

「カムイ君…本当にシャワー浴びてこなくてもよかったの?」


カムイの自室にウィンダとリースがベッドの上に座っている。二人とも、下着姿で。

おもわず陰茎に血が上る。それに気が付いたウィンダは淫靡な笑みを浮かべ、リーズは顔を赤らめて視線を逸らす。


「ほらリーズ、ちゃんとあいさつしないと。今日からカムイ君のお嫁さんになるんだから」

「うぅ…あたしだってわかってるけどさぁ…」


二人は正座でベッドに両手をつける。そしてカムイに頭を下げる。


「今夜から私、巫女のウィンダは妻としてカムイ君…いえ、旦那様のそばで、部族を繁栄させるためのお手伝いをさせていただきます」

「あっあたし、戦士リースもまた、旦那様の妻として、部族の繁栄のため、身も心も捧げることをここに誓います」


いつもお姉さんのように接してくるウィンダが、戦士として槍術を厳しくも優しく教えてくれていたリーズが、下着姿で、顔を真っ赤にして、カムイに嫁入りのあいさつをする。彼が見たいと思っていた光景がまさに今、目の前に広がっている。


「「ムチュッ!?…れろっ…ちゅるっ、くちゅっ♡」」


二人が顔を上げた瞬間、カムイは二人の唇を同時に奪う。

突然の出来事に二人は驚き、その口の隙間から舌をねじ込まれる。三人はしばらくの間、互いの口の味を、唾液を交換し合う。そして舌を離すと、二人の舌から銀の橋がカムイの口とつながっていた。


「おまえ…これが初めてだってのに…舌まで入れて……」


リーズが耳まで赤らめて悪態づく。だが、その目は蕩け、これから起こることを期待している。

それに対してウィンダは、


「ほらリーズ、旦那様でしょ?ちゃんとお口も使って挨拶しなきゃ」


と、いまだ悪態をつくリーズをたしなめる。しかしカムイが口を開く。


「え?これまで通りのほうが良い…?うん…わかった。それじゃあ、今日から私たちは夫婦だけどこれまで通りお姉さんぶっちゃうね、カムイ君!」

「それでも旦那様呼びもうれしそうだったし、たまにはかしこまるのもいいかもな」


途端にいつもの二人に戻る。実際、かしこまった二人も普段見せない一面が見れてそそるものがあった。

性欲が収まりそうにないカムイは再び口を開く。


「おっぱいを触りたい…?うん、ウィンダお姉ちゃんのおっぱい、いっぱい触ってほしいな♡」

「あたしの胸も…!?いや、そりゃあ夫婦だからいいんだけど…」


リーズとウィンダが下着を外す。二人の豊満な胸が、その身から零れ落ちる。

大きさや形にも差がある。リーズの乳房はまさに戦士といった鍛え上げられた形をしており、その頂点の乳頭も、少し大きめでぷっくりと張っている。反対にウィンダの乳房は、重力に従うように下へ横へ広がりながらも、リーズのそれよりも大き目で、乳輪も大きく、乳首はピンク色でかわいらしい形をしている。


「ほらカムイ君…んあっ♡」


「おいで」とウィンダが言い切る前にカムイはウィンダの乳首を口に含む。


「あぁんっ…♡そんなに急がなくても私は逃げないのに……♡あんっ、私のおっぱい……いっぱい吸って、んんっ♡カムイ君に楽しんでもらわなきゃ♡」


カムイの口の中でウィンダの乳首がどんどん硬くなっていく。空いているもう一つの乳房を手で揉みしだく。普段から抱き着く時にその感触を味わってきたが、直接触るとまた違う感触が手に伝わり、その指が沈んでいく感触に興奮を隠せない。

それ以上に着やせしていたのか服越しよりもその乳房が大きく感じる。柔らかい中に、どこか弾力のあるその感触をもっと味わいたいカムイは、乳輪ごと咥え、吸い上げる。


「んあっ♡熱心におっぱい吸って、あんっ♡本当にかわいいなぁ……んんっ♡」


いつものようにお姉さんぶりながらも、嬌声を上げるウィンダにカムイはさらなる情欲を駆り立てられる。


「腰…押し付けてきてもいいよ?それかヘコヘコでもいいから…いつも抱き着いてきたときにしてたでしょ?」


ウィンダがカムイの股間の方を見る。服越しにもわかるほどに勃起し、その大きさを主張している。ただ、カムイはばれてたことに驚きを隠せない。


「そりゃあわかるよ…未来の旦那様が私に欲情して、種付けしたがってくれてたんだもん♡今日まで我慢してたけど…本当はずっと君とえっちなことしたかったんだよ?」


ウィンダには一人妹がいる。今はガスタを離れて生活しており、彼女はその行き場を失った年下への情をカムイに向けていた。

カムイもまた、姉が嫁ぎ、年上に向ける情をウィンダに向けていた。

いつしかその情は異性への欲情に変わり、その情欲を互いに求めていた。

ウィンダからの許可、その甘美なる誘惑に、カムイはズボンを脱ぎ捨て、ウィンダのショーツに腰を押し付ける。


「ひゃんっ♡そうっ……もっと押し付けて♡」


そしてそのまま、ショーツ越しにウィンダの秘部に肉棒を擦り付ける。するとそこからまた違った快楽がカムイを襲い、より強く腰を押しつける。


「あぁ、あんっ♡擦り付けるたびにビクビクしちゃってるよ、かわいいなぁ♡」


擦れば擦るほど、カムイもウィンダも気持ちが良くなってくる。すでに互いのパンツは愛液で湿っており、それが潤滑剤となってさらに動きを加速させる。


「おい…あたしのこと忘れんなよ……!」


小さい声で、背後からカムイを抱きしめるリーズ。筋肉質な腹筋や腕とは違ってやわらかい乳房で、後頭部を挟まれる。


「お前がおっぱいを触りたいって言うから脱いでやったのに…何もなしで放置はひどいだろ……」

「リーズ、恥ずかしそうだけど寂しそうな顔してる…そんなにカムイ君が好きなんだね……♡」


前後から二人の乳房に挟まれる。その柔らかさと、時折乳首に感じる刺激がカムイを興奮させる。そして、


「あぁんっ♡必死な腰振り…かわいい…♡この後いっぱいエッチしようね♡」

「ほら…こっちも見てくれよ…あたしだってお前のこと、好きなんだからさ」


リーズが耳元でささやく。カムイはその声に身体を震わせる。その反応を見た二人はにやりと笑い、カムイの耳に顔を寄せる。


「私も君のこと、好きだよ♡カムイ君といっぱいエッチしたい♡カムイ君の子供、いっぱい産みたいな……♡」

「あたし、こういうエッチなことはあんまりわかんねぇけど…お前の子供を孕む気はあるからな…♡」


二人からの告白にカムイは興奮を隠せていない、ウィンダの乳房に当たる鼻息は熱く荒くなり、ウィンダに押し当てている肉竿は服越しにもわかるほど大きさを増し、その硬度と熱量が増している。


「いいよ♡私はパンツにいっぱい射精して♡私のパンツを妊娠確実ってくらいに汚して♡」

「だからって全部出すなよ…?ちゃんと残しておいて…あたしでも射精してくれよ……♡」


その言葉を耳に入れた瞬間、カムイはウィンダのショーツに思いっきり腰を打ち付け、白い劣情をそのまま吐き出す。

あふれた精液はウィンダの腿にも流れ、その量と熱さに、ウィンダは悦びを感じる。


「んんっ♡いっぱい出たね♡そんなに私のパンツにこすりつけるのそんなに良かった?…それとも、私たちのおっぱいがそんなに気持ち良かったの?」


二人に挟まれ、耳元で愛をささやかれたことで、興奮が最高潮に達した。それだけでも幸せだが、なによりも二人からの愛の言葉で限界を迎えたのだ。

それを口にすると、二人はにんまりといった笑顔を浮かべて、


「そっか~そんなにうれしかったんだね~♡」

「それじゃあ…あたしのおっぱいも触るか……?」


少し顔をそむけながらも胸を突き出すリーズ。カムイは彼女を押し倒し、両乳首を音を立てて吸い上げる。

集会前に訓練をしていたのだろうか、汗でしっとりとしている肌はしょっぱい味がする。


「んあぁぁ♡あんっ♡そんなに勢いよくっ♡吸うなぁ♡」


リーズが嬌声を上げる。敏感なのか、歯をくいしばって耐えているがその快楽には抗えず、時折嬌声が漏れる。


「自分で触る時とっ…全然違うっ♡」

「リーズ…とっても気持ちよさそう♡もっといじめてあげて…♡」


そのウィンダの言葉で、カムイはリースの乳房を片手で支え、彼女のショーツをもう一方の手で脱がせていく。

クロッチの部分が湿っているのはきっと汗だけが原因ではないのだろう。

その少し下に隠れている、ピンク色の秘所が顔を出す。


「あっ……見ちゃだめっ♡恥ずかしいから♡見るなぁ♡」


必死に抵抗するリーズ。カムイの顔を乳房に押し付け、見るのを妨害する。だが、それさえも今のカムイには興奮の材料にしかならない。

リーズの秘部を暴こうと、そこを指でなぞっるように這わせる。愛液があふれ、指先に絡み、それを潤滑剤として秘部の入口をほぐしていく。


「あっ♡そこっ♡だめぇ♡」


徐々に指が膣内へと埋まっていく。その異物感にリーズが声を上げるが、拒否するような口調ではない。


「そこっ、気持ちいいからぁ♡だめなんだってぇ♡」

「いつもはカムイ君をしごいて特訓させてるリーズが、こんなにも乱れちゃって…♡興奮するよね…♡旦那様にしか見せない、女の子全開のリーズ♡」


図星だった。いつもと違う、自分にしか見せてくれないという、恥ずかしそうに弱弱しくなったリーズの姿は、カムイにとって最大の興奮材料だった。

もっと彼女の知らない顔を見たい。自分を抱きしめて告白してくれた時はどんな顔をしていたのだろう。

カムイはその大きく怒張したペニスを、リーズの膣内へと挿入する。


「あぁああぁっ♡カムイの…入ってきたっ♡」


普段から鍛えているからだろうか、カムイのそれを受け入れた膣壁はきつく、それを放そうとしない。

カムイは一度奥までそれを押し込むと、その快感に体を震わせる。初めて味わう女体に、カムイは何とか射精しないように落ち着けることしかできない。


「あ~カムイ君の童貞、リーズに取られちゃった…私がだって愛する旦那様の始めてほしかったのに……」


ウィンダはというと、先にリーズが抱かれるという状況に不満をこぼしていた。

それをよそ眼にカムイは、落ち着きを取り戻し、ゆっくりではあるがリーズにピストンを始める。

一定のリズムで嬌声を漏らすリーズ。その表情は快楽にとろけ、目は潤み、口は半開きでよだれを垂らしている。


「ああぁんっ♡カムイの……すっごい奥まできてるっ♡」


その反応が面白くて、またピストンを早める。

リーズは限界を迎えようとしていた。しかしそれを悟られないように、必死にこらえている。

そんないじらしい姿をもっと見たいと思ったのか、カムイはさらに激しくピストンする。


「いいなぁ…♡カムイ君…激しい……♡」


ウィンダは、そんな光景を羨ましそうに見つめる。その両手は自らの秘部を弄り、指は膣内にショーツにかかった精液を塗り込んでいく。

そんな思いもむなしくカムイとリーズは二人だけの空間を作っている。


「カムイぃ…おっぱいしゃぶるのもいいけど、キスもしてくれよ……♡」


弱弱しくも、快楽に蕩けた声で懇願するリーズ。それに応えるように、彼女の唇にキスをする。


「んんっ♡ちゅぅ……れろぉ……んむっ♡」


舌と舌を絡めさせ、お互いの口内を犯すように激しくキスをしていく。リーズもまた、不器用ながらもカムイを求めるようにその唇に吸い付く。

これまで性行為の経験がない二人だからこそ、お互いがお互いの愛情を無尽蔵に求め、その分その想いに応えあう。生殖本能と愛情に身を任せた原始的な交尾。そこに相手への遠慮はなかった。


「むちゅっ♡…好き♡お前の子供たくさん産むから…その度にオマンコぱんぱんになるまで精液注いでくれ♡」


そんなリーズの言葉を聞きながらも、ピストンは止まることなく続けられている。

先に限界を迎えたのはリーズだった。膣をきゅっと締め付け、口を放す。


「イクっ♡イかされるッ♡ふぁああああっ♡」


絶頂を迎えたリーズの膣は、カムイのそれを強く締め付ける。それに反応したカムイもまた、そのままリーズの膣内へ射精する。


「んあぁああぁあああっ♡カムイの精液が……私の中にぃ♡」


子宮に注がれる精子を感じながら、リーズはこれまでにない幸福感を抱いていた。その快楽は膣内射精だけではなく、それほどに自分を愛してくれたことへの嬉しさも含まれていた。


「ふふっ、リーズ嬉しそう…それじゃあ次は私だよ?」


ウィンダがそういうと、彼女のショーツをおろし、そこを見せつける。そこもまた、ねっとりとした愛液であふれている。


「ほら、来て♡」


両手と両足を開いてカムイにすべてを見せつけるウィンダ。それを見たカムイは、また自分の男根を大きくする。

ゆっくりとウィンダに近づくと、一度射精して敏感になったそれを、ウィンダの膣内に挿入する。根元まで挿入したとき、鈴口に何か壁のようなものに当たる。


「んはぁ……♡きたぁ♡カムイ君の、私の子宮にまで届いてるよっ♡」


締め付けが強かったリーズとは違う、別の快感がカムイを襲う。膣内のヒダ一つ一つが、カムイの剛直をやさしく包み込み、その刺激と熱でさらなる快楽を与える。

思わずそんな旨のことを声に出していた。


「んっ♡リーズのことでも…私とエッチしてる時に、ほかの女の子の話しないでっ♡それさえ守ってくれたら…君の好きに動いていいからっ♡」


ウィンダの言葉に従い、カムイはピストンを始める。

ウィンダは気持ちよさそうに、それでもカムイを受け止めるように優しく微笑みかける。


「ほら、私のおっぱい…カムイ君の好きなようにしていいよ♡」


ウィンダにそう言われて、カムイは彼女の胸を揉む。ゆっくりと乳房に沈んでいく指に力が入り、人の肉とは思えないほどに自在に形を変える。


「あぁんっ♡いいよっ♡赤ちゃんみたいに吸ってもいいんだよっ♡」


ウィンダの言葉に従い、カムイは彼女の乳首に吸い付く。嬌声をこぼしながらも、子供をもあやすようにカムイの頭を撫でる。


「もっと吸っていいよっ♡お嫁さんのおっぱいは旦那様と二人の赤ちゃんのものだからっ♡」


本能のままに腰を振り、ウィンダの胸を堪能する。

リーズ、ウィンダと連続で性行為をしているにもかかわらず、カムイの男根は衰えることない。それどころか、その性欲はさらに高まっていく。

ウィンダの乳首を、舌でしゃぶり、唇で吸い上げ、歯で甘噛みする。その一つ一つの行為が、ウィンダの表情を変え、その眼を潤ませる。


「あっ♡あんっ♡旦那様のお嫁さんまんこ気持ちいい?もっと気持ちよくなっていいんだよ♡」


ウィンダの言葉に、答えるように腰を振る。その動きに反応して、彼女の膣はカムイの剛直をやさしく包み込む。突くたびにカムイの弱点も刺激され、脳がとろけるような錯覚を覚える。


「いいよっ♡もっと気持ちよくなっていいんだよっ♡」


ウィンダの胸を吸い、腰を振り続ける。彼女のその包容力でぐちゃぐちゃになったカムイの頭の中は、もはや快楽に染まりきっていた。

彼女にやめろと言われたが思わずリーズとした時を比較してしまう。リーズはカムイが主導権を握っていたから、快楽を素直に求めあい、本能の赴くままに交尾をしていた。対してウィンダは、優しく包み込むような愛情で、カムイのすべてを受け止め、カムイもまたウィンダに身を任せてその甘美を享受している。

行為自体は同じものでもそれによって得られる感覚は全く別の物で、カムイにとってそのどちらも甲乙つけがたいものだった。


「えへへっ♡このまま、もっと気持ちよくして、一緒にイこうね♡」


ウィンダは自分の胸に顔を埋めているカムイの背中をポンポンと、泣いている子供をあやすように優しく叩く。腰を振り、彼女の胸を吸い、ただ快楽を貪るように行為を続ける。その快感に流されるように、射精感がまたこみあげてくる。


「出そう?いいよっ♡私の奥にカムイ君の精子いっぱい出して♡」


その言葉でもう我慢できなかった。ウィンダの奥へと欲望を大量に吐き出す。その感触を味わうように、ウィンダは少し体をこわばらせながら声を上げる。


「あぁんっ♡しゅごいっ♡私の中に、カムイ君…旦那様の精子がいっぱいっ♡」


ウィンダと繋がっている部分から、彼女の愛液があふれ出る。カムイの男根を引き抜き、その光景を見たウィンダは淫靡に微笑む。


「こんなに出してくれた…♡気持ちよかったんだね…♡」


うっとりとした表情のウィンダが、愛おしそうにそのお腹をなで、微笑む。それを見て、再び下半身に血が上る。ウィンダに寄ろうとするが、リーズに阻まれる。


「ま、待てって……次はあたしの番だろっ♡あたしもお嫁さんなんだから…ちゃんと平等に愛してくれよ、旦那様♡」


カムイに抱き着いて耳元でささやくリーズ。

まだまだ夜は長い、この快楽を味わうためにもさらにカムイは腰を振り始めた。

リーズとウィンダの乳房に肉竿を挟み、その乳首の味を舐め比べ、片方の膣を感触をそれで感じながらもう片方の乳房をいじめる。

若さゆえかカムイの性欲が尽きることはなく、ただただ彼女達を味わい続ける。

どれだけの時間、この快楽に浸っていたのかわからない。気づけば、リーズとウィンダの体は精液塗れになっており、二人の膣からは入りきらなかった精子があふれ出ていた。

それでもなお彼女たちは幸せそうな表情をしており、息を荒くしながらも、カムイに身を寄せている。


「ふふ、最高だったよ、旦那様♡」


ウィンダがカムイに抱き着き、キスをする。

それに応えるように、また濃厚なキスをしあう。その横で、リーズは我に返ってきたのか恥ずかしそうに顔をそらしている。


「ねぇカムイ君……これからも私達を愛してくれる?」


そんなウィンダの言葉に、カムイは迷いなく答える。その言葉を聞いたリーズもうれしそうにはにかむ。

二人はまた、かしこまったようにカムイのもとに正座する。


「「私たちも…旦那様のことをずっとお慕い申しております♡」」


二人がそろえたようにカムイへの愛を謳う。それを見たカムイは、この上なく幸せそうな表情をしていた。

こうしてウィンダとリーズも妻として迎え入れることになったカムイ。毎日のようにその情欲を彼女たちにぶつけ、その体を堪能する。

リーズとウィンダの二人も、そんなカムイを咎めることもせず、愛おしそうに奉仕し続ける。

ガスタの繁栄のためではなく相手への愛のために、そして己の性欲のために。

結果としてカムイによってガスタは今以上の巨大な部族になった。

その繁栄は新たな世代に引き継がれ、今もなお彼はその名を変えた部族の族長として君臨している。


神の手によって世界が滅ぶ危機に瀕することはなく、世界の仕組みが狂うこともない世界で、カムイは自身を愛してくれる二人をその身をもって愛し続けるのだった。

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