カワキ・白哉VS月島・紅衣『初手にて奥義』
紅衣のスレ主閲覧注意だよ
↓
↓
↓
↓
↓
↓
現状をまとめよう。
今は私と六番隊隊長の朽木白哉が相対しているのは、敵である月島と八番隊十席京楽紅衣だ。
『兄の観察眼は腐っているとみえる。その男をわざわざ身の内に入れるなど...山と金を詰まれたとしてもすべきではない。』
月島に対して辛辣に非難していたがある程度言うと紅衣に対してもある程度言い始めた。ダーテン(情報)によるとこの二人は相当仲が悪いらしい。
『その男は貴族としても、護廷の死神としても、そも生きるにしても半端物だ。』
『いや~...相変わらずお頭が固い貴族様ですな~?おぉ、おっそろしいもんだべ...』
朽木白哉が割と直接的に暴力で制裁することが多いが、明らかに他では見ない悪辣な態度をとる紅衣も紅衣である。ダーテン曰くあの変態が一番毛嫌いしている相手らしい。
『...唐突に罵倒されるし"いつも通り"喧嘩始めちゃったし、困ったな...』
こんな状態を引き起こした敵である月島は終始困惑しっぱなしだ。私はいつ始まるかわからない戦いの準備を進めている。(服は着た)
『はぁ...ひとまず 卍解─十二単編物語』
会話をぶつ切りにするように卍解をしてくるとはね..."予想範囲内"だ
どこか薄汚れた醜い鉄扇が見る見るうちに煌びやかな十二単へと変貌していく
魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)を握って踏み込む...腕は確実に切り落とす。
...結果として腕は容易に切り落とすことが出来た。だがこれは"予想範囲外”だ。
どうやら初めから腕は通行料がてら払う気らしい...もらうのならお酒の方が私は嬉しいのだが。
『縛道の六十三「鎖条鎖縛」!』
拘束されて動けないうちに、瞬歩による高速移動で足ごと丸い何かを口に突っ込まされた...朽木白哉も同様である。思い浮かべたのは『ギフトボール』...即死でなければいいが、そうでなければ...
『「胸毛・ギャランドゥ玉」‼ そこら辺のオッサンの胸や下腹部から採取しまんまるにまとめた毛玉だ‼』
『時空が歪むほどのオッサンの奔流だ‼君ごときでは理解することもできまい‼』
...杞憂だったようだ。確かにこの胸毛玉とやらは浦原を一発でノックダウンさせた実績はある。だが、こんなもの陛下の事やハッシュバルトの説教を考えれば気の逸らしようなどいくらでもある。
『喋れず動けないうちに「白伏」で眠らせよう...ッ!この年頃の女の子なら一撃で倒せるはずだッ!なんでだべ⁉』
「...茶番は済んだ?残念だけどそれには乗れない、私は一護を守らないといけないからね。」
相手の足を狙って弾丸を放つ...当たったが浅いな。そして口がとてもモシャモシャする...だがここでそちらに気を取られればそれこそ奴の思う壺だ。
『兄は"恩人"のためという大義名分があっても毛嫌いう男一人に殺気すら向けられんか...』
口をモサモサしながら朽木白哉が詰るが
『ちなみにおまえのは胸毛じゃなくて『ケツ毛』玉だ。貴族様専用だな!というか恩人のためとはいえ護廷の仲間に危害加えるのはダメだろ?頭パーか?』
『護廷の者でありながら敵の手に落ちている兄の落ち度だ。そして後で正気になったら...総隊長の許可を得て兄を卍解で切り刻むこととしよう。』