カルデアの仲間を救え

カルデアの仲間を救え


「まだ中に何かある感じが…」

結局、何人もを相手した後にようやく解放された。乱れた服を整えつつ進むと、明らかに雰囲気の違う扉を見つける。

「怪しい……まあ何かあったら殺せば終わりますね!」

大きな扉を開けると、中央に気配を感じる。1人は、巨大な魔物、そして2人は、

「…サーヴァント、それに見たことありますね。行方不明の二人と同じと見ました。」

この場で魔の気を纏っているということは、落ちたも同然。ならば、解放するのが筋だと思い切り掛る。

しかし、向かってきたのは中央の魔物だった。

「今はあなたに用は……まさか…」

魔力に通じてはいないが、直感で正体が分かってしまう。

(マスターには魔力が多いわけじゃない…つまり何かが枷になっている)

大山羊の見た目に変えられ、自分に攻撃してくるのは気分が悪いが、関係はなかった。

躊躇なく、首に斬撃を与える。

「やはり、首飾りが原因でしたね。」

苦しむように、魔獣はその場で溶けだす。溶けた中から現れたのは、よく知る少女の姿だった。

「この調子でお二方もどうにかしましょう。」


刀を構え、同じ要領で距離を詰めようとする。しかし、それは不可能のまま終わる。

いつの間にか現れていた、少年たちが沖田の体を固定する。

「生前の趣味がここにも判定されてるんですか赤セイバーさん。お揃いですね」

振りほどこうにも数が多く、近づけない。その光景に変わり果てたネロは高笑いをする。不愉快な音に顔をしかめる。

しかし、その顔を長くは続かなかった。下から現れるミイラの存在。犯人は1人しかいなかった。


「ファラオというのはお腹膨らませて襲うもんですかね…」

軽口を叩く余裕もなくなり、ミイラたちの手も体に伸び始める。

「…んッ……まともな攻撃はしないと…」

ミイラの手は、サラシ越しの胸に伸びる。

そして、後ろの少年たちは、沖田の下に年には似つかない肉棒を擦り付ける。

「くっ…こ、こんなのでッ♡」

何も抵抗できずに、全身を犯される。いいように、肉棒で体を突かれ、白い肌を貪られる。

「も、もう…イッッッ゛ぎっ♡♡♡♡」

大きな絶頂が沖田を誘い、脳に快楽を伝える。意識が遠のく中、マスターが無事にカルデアに戻ったことを祈り、意識を失う。


「…誰もいませんね」

目が覚めた先には、誰もおらず、その代わりに大きな階段が現れていた。

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