カルテシアに寝取られるエクレシア

カルテシアに寝取られるエクレシア

ああああにまん

「力が欲しい……」

少年は求めた。

「エクレシアを。あの子を守るための力が……!」

『ふふ……そんなに力が欲しいのですか?』

その時、舞い降りた声の主は……。


~~~~


烙印との戦いは突如として終わりを告げる。その戦いを制したのは新たな力を得たアルバスであり、フルルドリスも救い、鉄獣戦線の面々にも死者はなく、傷跡は大きいものの希望のある終わりを迎えたと言える。

「それでアルバス君。誰なんですかその人は」

「あー……」

エクレシアと語らうアルバスの隣には、ずっと彼に寄りそう女の姿があった。

「初めましてカルテシアよ」

赫の聖女カルテシア。そう名乗った彼女の正体は誰も分からない。アルバスに力を貸した謎の聖女である。

「……ちょっとくっつきすぎじゃないですか」

テーブルの対面に座るアルバスとエクレシア。そしてその隣の椅子、から身体を傾けてアルバスの肩にしなだれかかるようにだらしなく座るカルテシア。アルバスの二の腕にその豊満な胸を押し付けるように。まるで近い関係であることを主張するように。

問題なのは、アルバスは終始困った顔をしてはいるものの拒絶していない点だ。

「あらあら。彼を責めないで上げて欲しいわ。男の子だもの、ね」

また今度は口づけができるほどに近づいて、首元にふっと息を吹きかける。エクレシアは今まで感じたことのないほどの怒りが湧いて、思わずきっ、とアルバスとカルテシアを睨みつける。

「エクレシア……これは」

「まあ、アルバスにあまり嫌われるのもいやだから、今のうちに言っておくわね」

カルテシアは今までの様子とはうってかわってきちんと姿勢を正す。

「アルバスには力を貸す代わりにちょっとした契約をしたの。安心して。彼に危害を加える類のものではないから。ちょっと私の言うことを聞いてもらえるようにしただけ」

「そんな!」

「それじゃあアルバス。そろそろ行きましょうか」

「行くって、どこへ」

「あら女の身に言わせるのかしら。まあいいわ。これからセックスしましょう、と誘っているのよ」

「「セッ!?」」

エクレシアとアルバスは同時に驚き、カルテシアはその細腕でアルバスの手を掴み、そのままアルバスは立ち上がる。

「……エクレシア」

アルバスとて抵抗はしている。だが、カルテシアの言うとおり、逆らえないのだ。

基本的にアルバスは自身の身体を動かすことはできる。だがそれだけだ。カルテシアの意に沿わないことをしようとすればその身体の自由は奪われ、場合によっては言葉すらも縛られる。

「構わないわよね。だってあなたたち、別に恋人同士ではないのでしょう?」

「……そんなの、勝手にすればいいじゃないですか!」

「エクレシア!」

エクレシアは耐えられない、と言うように二人の元から去った。


~~~


「ん、ちゅ、れろ、くちゅ、んふ……」

水音が響く。カルテシアがアルバスを押し倒し、そのままキスをしている。深く舌を挿し入れて、アルバスも舌を絡め、傍から見れば恋人同士の睦み合いに見えるだろう。しかし、実際は違う。支配者による蹂躙。捕食。そのような表現が相応しいだろう。

「カルテシア……なんで、こんな……」

「ふふ。あなたが気に入ったからよ。大切な人を想う純粋で強い感情。あなたは知らないでしょうけれど、それは誰にでも持てるものではないのよ」

「……でも、それは……ッ」

カルテシアはアルバスの舌を噛む。ジワリと口の内に血の味が広がるが、カルテシアはそれが甘露というように喉を鳴らして呑み込む。

「わかっているわ。あなたの心はあの子に向いていることはね。無理矢理心を向けることも出来なくはないけど、それじゃあ私の欲しいものは手に入らないわ。だから、これは駆け引きなの。あの子から、あなたを寝取れるかどうかの。ね?」

カルテシアはアルバスの首筋に噛みつき、そのまま順に胸板、へそを経て、やがてアルバスのズボンを下ろして、既に勃起した肉棒を取り出す。

そして胸をはだけ、反り返った肉棒をその乳房で柔らかく包み込む。

「ん、どうかしら? あの子にはこういうことできるのかしら。試したことはある?」

「……ぁ」

「答えなさい」

「……ない。そもそもエクレシアにこんなこと……」

「ふふ、そう、嬉しいわ」

カルテシアは乳房からはみ出た肉棒の先端に舌を伸ばし、じゅるじゅると下品な音を啜り立て、追い詰める。

「んじゅ、じゅるる、ん、ほら、イってもいいのよ。イきなさいほら」

「あ、くぅ!!」

絶対に感じまいとしていたアルバスだったが、カルテシアの言葉にあっさり射精し、カルテシアに精をぶちまけてしまう。

「ふふ、なら。このまま挿入して。ほら、ここよ。わかるかしら」

カルテシアは横たわり、足を大きく広げ、すでに濡れた陰部を見せつける。

「誰が……」

しかし、アルバスに選択権はない。熱に浮かされたように身体の自由は効かず、その視線はカルテシアの秘所に集中し、復活した肉棒を擦り合わせている。

「そう、そこよ……ん、ぁああ!!!」

のしかかるように挿入し、アルバスは襲ってくる快感に背筋を仰け反らせる。しかし、カルテシアは許してはいない。

アルバスの腰はそのまま本人の意思に反して激しく動き始める。

「あん! はぁ、はぁ! いいわ! アルバス、あなたのち〇ぽ最高よ! ふふ、これから独り占めできるなんて、楽しみね」

アルバスはカルテシアの精液にまみれた顔にキスをして、舌を絡ませられる。胸も揉みしだき、乱暴な腰使いのまま、愛液と汗が飛び散る。

カルテシアはまるでけだもののように喘ぎ、耳をそば立てれば聞こえそうだ。

「ふふ……ねえ? 今のあなたは、本当に私のせいなのかしら?」

アルバスは当然だ、と心の中で叫ぶ。

エクレシアを裏切っている。どうしようもない後悔に苛まれ、吐き気がしそうだ。だから、快楽に身を流されるわけにはいかない。これは契約だ、と必死に言い聞かせるのだ。

「……」

アルバスの耳元にカルテシアはそっと囁く。絶頂の際に言え。抗うことなどできなかった。

「ごめん、エクレシア。カルテシアの、身体で、イク……!」

「あはは、よく出来ました、いいわよ。一緒にイきましょう」

「ぅ、ぁああああああああ!!!」

アルバスの叫びと同時に、カルテシアの膣内に精液が注ぎ込まれる。

「んふふ、素敵だったわ。これからもよろしくね」


Report Page