カキスグアオ

カキスグアオ


・カキアオ←スグ寝取り

・キャラ崩壊注意

・スグリの描写中心

・R18描写注意





「オイラ、キョーダイと時々やらにゃ発散できないようになっちまった」

「あはは、カキツバタったら」

リーグ部部室でそんな会話をしている二人を眺めて、復学したばかりのスグリは眉をひそめた。

「カキツバタのやつ……アオイにもあんな絡み方してんのか」

「?いーじゃん。仲良さそうだよ。カキツバタ先輩とアオイ!」

揃いのオラチフジャージを来たアオイとカキツバタを横目に、アカマツにはいつもの笑顔で肯定されるが、スグリはもやもやした気持ちを抑えられずにいた。アオイがブルベリーグに挑戦していた頃からカキツバタはアオイと距離が近すぎる。アオイは優しいから受け流しているが、聞きようによってはセクハラだろとも思った。

「アオイ、カキツバタのああいうの本当は困ってない?」

「ううん、全然!」

当のアオイにもそう言われてしまい、上機嫌になったカキツバタがアオイと肩を組み「オイラとキョーダイは仲良しこよしだもんねぃ」と笑う始末。

スグリは心の中でそれでも、誰よりも特別な存在であるアオイには、よりによってカキツバタにだけは近寄ってほしくないと感じた。



「アオイ」

「あれ、スグリ。部屋の鍵開いてた?」

寮のアオイの部屋で明かりも付けずに待っていたスグリにアオイは何の疑いもなくいつものように明るく笑う。自分だけに見せてくれる笑顔。スグリは少し安堵しながらアオイの手を引いた。

「他のやつがいる所じゃ本音で話せないと思って……」

「何の話?」

「カキツバタのこと」

その名前を出すと、心なしかアオイの目が見開かれた。

「アオイ、いつもちょっかいかけられて……嫌じゃない?そうなら俺から言ってやる……!アオイはと、友達、だから!」

「あ、あのね……カキツバタとは確かによく話すけど」

アオイの視線が泳ぐ。うっすらとその頰は紅潮していた。

「嫌じゃないっていうか……むしろ嬉しいんだ」

「え……」

スグリにだけは特別に教えるね、とアオイの小さな唇が動く。特別扱いされることの嬉しさより、その後の言葉の残酷さが耳をえぐった。

「私、カキツバタとお付き合いしてるんだ」

「……アオイ、が?」

「スグリが復学する少し前からかな」

顔を赤らめて頷くアオイは恋する少女そのものの可憐さで満ちていた。皆にはまだ内緒ねと言う声も耳をすり抜け、スグリの手足の力を奪う。

初めて会ったときから憧れた特別な存在。自暴自棄になって周囲に迷惑をかけた自分を見ても、それでもゼロから友達になってくれることに笑顔で頷いてくれたアオイ。キタカミの里でモモワロウの騒動を一緒に解決できたとき、これからもずっとアオイと共にいられる関係でありたいと思った。もしかして将来は友達より進展できるかもと淡い期待を持っていた。その少女が、今目の前で別の男との関係を嬉しそうに語る。

「テキトーに見えて、優しいところあるんだ。もちろんテキトーなままのところもあるけど。ふふっ」

「……」

アオイが明かりを付けてベッドに腰かけ、足をぱたぱたと動かす。カキツバタとの関係はまだリーグ部やパルデアの知り合いにも秘密にしているらしい。

「アオイ……アオイが」

「えへへ、スグリにはなんかいっぱい話しちゃう」

照れくさそうに三つ編みの先をいじるアオイは、今までスグリには見せたこともない顔でカキツバタの思い出をあれもこれもと話し出す。この前初めて街へデートに行ったこと。その時思い切って手を握ったら握り返されたこと。部室で他の人がいないときはいつもより真剣な態度で好きだと言ってくれたこと。

その度にスグリは今までの自分とアオイとの思い出を切り裂かれるような思いがした。自分が弱いせいじゃない。自分はカキツバタより強い。ならこれは?

「アオイ……俺、ゼロから友達になってって言ったよな」

「うん。スグリは大事な友達だよ!」

部屋に二人きりだというのにアオイの目に映る自分は男として意識されるそぶりもない。ドクンと心臓が鳴った気がした。

「……っアオイ!」

「えっ?わっ!」

勢い余ってアオイをベッドに押し倒したスグリはハッとしてとっさに謝ろうとした。

「ご、ごめ……」

「どうしたの……?」

しかしそれでも顔色一つ変えないアオイに、スグリは心の中の何かが切れた。

「俺……友達だけじゃ嫌だ」

「えっ、わ、ん!?」

無理やり唇を重ねるとさすがのアオイもバタバタと手足を動かして抵抗する。それでも振り切れたスグリはアオイを解放する気になれなかった。

「な、何するの!」

「……もしかして、カキツバタとはまだだったべ?」

びくりと反応して少女の目に涙がにじむ。それを見てスグリは暗い喜びがわき上がるのを抑えきれなかった。

「わやじゃ……俺がアオイの初めて?」

「す、スグリ、何……!」

『友達』の豹変ぶりにまだ混乱しているアオイをよそに、理性の外れたスグリはアオイの着ていた目障りなジャージに手をかけ強引に引き剥がした。タンクトップ姿のアオイの首筋に強く吸い付き、赤い痕を残す。

「痛……っ」

「アオイ、俺……アオイの『特別』になりたい」

タンクトップの中に手を入れ、その細い体をまさぐる。初めて触れる異性の、それも恋い焦がれる少女の体に、スグリはもう自分自身を止められなかった。

「だ、だめっ!触らないで……んむぅっ!」

キスで口を塞がれたアオイの体をなで回し、膨らみを不器用に触る。気付けば舌を伸ばし、口内にも侵入してその甘い香りを吸い込んだ。

「っは……アオイ……」

「スグリ、どうしちゃったの……?」

怯えるような目つきと共にキスの息苦しさで紅潮した顔はスグリの喉をごくんと鳴らした。

「アオイ、俺、アオイが好きだ……!」

「や、やめて、やめてってば……!」

タンクトップをめくりあげ、かわいらしい突起にむしゃぶりつく。スグリもこんなことをしたのは初めてだ。大人の本で読んだ頼りない知識だけで、好きな少女の体をもてあそぶ。それだけでも頭が割れそうなほどの興奮がスグリを襲っていた。

「アオイ、アオイ……!」

「っ!?」

ついにこらえきれなくなったスグリは自身の下半身を露出し、アオイの胸に擦りつける。おそらく初めて男性器を見るだろうアオイが目をそらしている間に、スグリは絶頂を迎えた。

「うぅ……ひどい、ひどいよ……」

「アオイ……ごめんな、でも、止まんね……」

スグリの手がアオイの下半身のジャージも脱がしにかかる。アオイも抵抗しようとするが、その途端また唇を重ねられた。

「ん、んぅ……!」

「アオイ、めんこいな……キスすると力抜けちゃうんだべ?」

「や、やだ……っ!」

恋人のカキツバタにさえ見せたことのない下半身まで露わにされ、アオイは涙声で訴える。スグリはその声を聞かないようにまたキスを繰り返し、秘所に手を伸ばした。

「ぁっ!」

「ここがいいんだべ?」

アオイの腰が震えた箇所を執拗にいじり、スグリはもう三つ編みも振りほどけてしまったアオイの羞恥に染まる顔を見つめる。オモテ祭りの時りんご飴をちろちろと舐めていた愛らしい舌は、今は自分が好きに蹂躙している。

「ぁ、ぅ、やぁ……っ」

「アオイも、気持ちよくなって」

ちゅくちゅくといやらしい水音が響く部屋で、アオイはだんだん身を丸めて快楽に抗う姿を見せた。それを見て、スグリも再び自身の分身が硬くなるのを感じる。

「アオイ、俺と……」

「あっ、だめっ!や、それだけは……!」

陰茎を濡れそぼった秘所に当て、グッと力を込める。アオイは激痛に顔をしかめたが、スグリは「ごめんな、ちょっと我慢して」と強引にアオイの中へ押し入った。

「あ……あ……」

「俺がアオイの『一番』になれたべ?」

「ううぅ……か、カキツバタ……っ!」

その名前に、スグリは目が据わる。涙を流してまだ痛がるアオイにゆっくりと腰を動かし始めた。

「カキツバタ……」

「アオイ、俺だけ見て」

繋がった秘部からは血の混じった液体が糸を引く。それもだんだんと透明の液体に変わっていった。

「アオイ、アオイ……っ!」

「ぅ、や、ぁっ……!」

「アオイ、中、ぎゅーってしてきたべ……」

「ぃ、言わないで……っ」

「アオイ、めんこい……俺だけのものになって……」

腰の動きが速くなる。アオイ自身の腰も自身に合わせてビクビクと動く様を感じて、スグリは笑みがこぼれた。

「アオイ、もう、出る……っ」

「だめ、だめだめだめっ!」

「できたら、責任取るべ」

だから大丈夫、とスグリはアオイに深くキスをして果てた。


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