オーブン×サンジSS(エッチなやつ)

オーブン×サンジSS(エッチなやつ)


「おい出たぞ」

「ん?お、おう早かったな」

バスルームから出てきたオーブンが声をかけると、ベッドでくつろいでいたサンジは起き上がり姿勢を正した。緊張しているのか声は若干裏返っている。

「そんな緊張するな。悪いようにはしねぇよ」

タオルでガシガシと頭を拭きながらサンジの横へ腰掛ける。

「あれ、髪下ろしたのか?」

「?まぁな。風呂上がりなんかはだいたい下ろしてるが…それがどうかしたか?」

「あぁいや深い意味はねぇよ。ただ、いつものあの髪型も良いけどそっちも似合ってんな」

「…そりゃどーも」

照れ隠しなのか持っていたタオルをサンジへと投げる。慌ててキャッチすると水分を吸っているためか、じっとりと重い。

「おわっ!投げなくても良いだろ!」

文句を言いつつもどこか嬉しそうにタオルを抱え込むサンジを見てオーブンは何とも言えない気持ちになった。

「…………」

「…………」

気まずい空気が流れる中、先に口を開いたのはサンジだった。

「…あー、ところで今日はその……するんでいいんだよな…?その…行為をよ…」

「お前が嫌ならしないぞ」

「え!?いやいや!別におれは構わねぇぜ!むしろしたいというか…つーかもうケツん中洗っちまったしよ……」

「準備万端じゃねェか」

「うっせぇ!!」

恥ずかしさを誤魔化すためにわざと大きな声で叫ぶ。オーブンは特に気にしていないようで、淡々と話を続けた。

「いいか?おれは男を抱くなんて初めてだし、ましてやこの体格差だ。正直言って勝手がわからねぇどころの話じゃねえ。挿入はするつもりねぇが、キツかったらはっきり言え」

「わかってるよ……。おれだって男に抱かれるのは初めてなんだ。お互い様さ」

「……そうか」

それだけ言うと二人は黙り込んでしまった。何か言わなければと思いつつ、言葉が出てこなかったのだ。しばらく沈黙が続いた後、サンジが小さく呟いた。

────── 二人の間に流れる何とも言い難い雰囲気に耐えられなくなったのか、それとも覚悟を決めたのか、サンジが意を決した様子で顔を上げた。

そしてオーブンの方を向いてゆっくりと脚を開く。

そこには既に緩く勃ち上がった性器があった。

それを目にしてオーブンの顔色が変わる。

まるで獲物を前にした獣のように瞳孔を開き、じっと見つめている。

その目の奥に薄らとあの母親の血を感じ少し背筋が冷えたが、そんな事はもうどうだって良かった。

サンジのモノは既に先走りによって濡れており、蛍光灯の光を受けてテラテラと輝いている。

ゴクリと喉を鳴らす音が部屋に響いた。

「あんまり見るなって……」

羞恥心で顔を真っ赤にしたサンジが脚を閉じる。しかしオーブンはそれを許さず、強引に割り開いた。

「隠すんじゃねぇ。ちゃんと見せろ」

命令口調で言うとサンジは渋々といった感じで再び股を開いた。

先に解していたのだろう。切なそうにヒクくつ後孔からはツーっとローションが一筋垂れてきていた。

「自分で弄ったのか?」

「……あぁ」

「指を入れただけか?それとも玩具でも使ったのか?」

その問いにサンジは首を横に振って答えた。

まさかとは思ったが、本当に使っていないようだ。

こんなに物欲しそうな顔をしているというのに、一人で後ろの穴を使った自慰だけで済ませたらしい。

だが、それはそれで好都合だと思った。

「んぅっ……」

「痛いか?」

「いや……大丈夫だ」

人差し指を挿れてみる。

入口付近は柔らかかったものの、奥へ進むにつれてどんどん締め付けが強くなっていく。

「んんっ……あっ……」

「力抜け」

サンジの息遣いに合わせるようにゆっくり抜き差しを繰り返す。

指1本でもかなり太いためか、苦しそうだ。それでも懸命に受け入れようとしている姿がいじらしくて可愛くて仕方がなかった。

「ふっ……んっ……」

「辛かったら言え」

「だいじょぶ……だから……もっと……んっ……」

強請るような声を聞いて、指を前後に動かすだけでなく指先を曲げてみる。ゆっくりと探るように攻め続けると、とある箇所に触れた瞬間サンジの体がビクンと跳ね上がった。

見つけた。

ここが前立腺なのだと確信したオーブンは執拗にそこばかりを攻め立てた。

ぐちゅぐちゅ

「あ、あ……だめだっ!そごぉ……ああッ!!」

「ダメじゃなくてイイんだろ。ほら」

「んううぅ〜!!あ、あ……イク……イッ…ッ!」

ぎゅっとシーツを掴みながら体を仰け

「はぁ……はあ……」

絶頂を迎えたサンジの体は汗ばみ、胸元まで紅潮していた。

「随分良さそうだったな」

「……うるせぇよ」

「次はおれの番だな」

「え……?おい……ちょっ……待っ……んあァ!」

まだ呼吸が整わないサンジを無視して絶頂の余韻で閉じていた脚を大きく開かせ、そのまま太腿の間に己のものを滑り込ませた。

「な……!?」

「動くぞ」

「え、あ……あ……んんっ」

互いのものが擦れ合う度に、サンジの口から甘い吐息が漏れる。

「ん……んっ……ん……」

「……っ」

やがて二人の限界は近づいてきた。

「う、んっ……やべぇ……も、出る……!出ちまうって……!!」

「おれも出そうだ……ッ」

「じゃあ一緒に……あ、あ……あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ──────……!!!」

「……っく……!」

二人同時に果てた後、サンジはそのまま意識を失った。……─────────

「悪かったな。無理させちまってよ」

「いや、こっちこそ途中で気ぃ失ってすまなかった」

あれから二人は後処理を終え、狭いベッドの上で身を寄せ合っていた。

「お前の体、あったかいな」

「そういうお前は冷たかったぜ」

「そりゃあお前があんなに熱くするからだろ」

「……」

「……」

「……あのさ」

サンジが口を開く。

「なんだ?」

「またヤりたいんだけど」

「は?」

「その……すげー気持ち良かったし、なんかクセになりそうだなって思って……」

「……」

まさかそんな事を言われるとは思っていなかった。

正直驚いたが、それよりも嬉しさの方が勝っていた。

「なぁ、いいだろ?」

甘えるような声で言われれば断れるはずがない。

「しかたねぇな」

そう言って再びサンジを押し倒す。

夜はまだ長い。

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