オルガマリー所長の命の危機と乙女の危機
「先輩っ!先輩!起きてください!」
【う、ううん…花畑で誰かが呼んでいたような…マシュ?】
マシュの呼びかけで目を覚ました彼。その彼の目の前にはマシュ…
がなんだか見慣れないインナースーツのようなモノを纏った姿で彼に話しかけていた。
「よかった、気が付いたんですね…」
【し、死ぬかと思った…】
あ、恰好についてはその、
私もここで起きたらいつの間にかこうなっていたので気にしないでいただけると…」
【それは残ね…あの、マシュ?この燃え上がっている場所は…?】
ほのかに恥じらいのようなものを見せるマシュ。
よく見るとハイレグに似ているその格好について詳しく聞こうか…とも思っていた彼だったが、それどころではなかった。
燃え盛る街と謎のエネミー…と呼ばれる動く骸骨から何とか逃げ、
応戦出来るようになったマシュを指揮しながらカルデアと連絡を取れないか試してみよう、と何とか行動方針を決めて向かった…のだが…
「きゃああっ!?来ないでっ!
ああもう、こんな所で死んでる暇とかないのよ!」
「せ…マスター!所長を発見しました…しかしあの恰好は一体…?」
【おお…じゃなかった。先に骸骨を殲滅しようか。】
骸骨から元気に逃げ惑う所長を発見。
黄色いハイレグに包まれたお尻と鼠径部が眩しく見え、
また走り回っているせいか滴る汗に合わせてうっすらと透けるハイレグが
これまた彼女の"大人"な秘密の場所を薄っすらと示すように見えており、
彼にとっては大変眼福な光景であったものの
それよりも先に骸骨の殲滅を行おうとマシュに指示を飛ばす彼。
そして何とか骸骨を殲滅する事に成功した後は…
「はぁ…は…あ!ふ、二人とも来ていたの!?」
「は、はい。何とか私がサーヴァントとして戦えるようになったので…
所でその、所長…その格好は…?」
「こ、この恰好!?それは…(チラッ)」
【(うまくごまかしてほしい、とアイコンタクトを飛ばす)】
「え、えーと…これはその、カルデアにあった礼装よ!
爆発に巻き込まれそうな時に咄嗟に持ち込めて、今まで何とか逃げてたのよ…」
「なるほど…カルデアにそんな礼装があったなんて」
「ええそうよ!」
「ですがただの水着にしか見えま「そういう作りなのよ!」
「…?そうなんですか」
始まったマシュの(純粋な)疑問の質問タイムに
彼はオルガマリー所長に上手く誤魔化すように合図を送り、
それを受け取ったオルガマリー所長は何とかマシュを納得させる事に成功したのだった…
「 な、何とかうまくいったわ…」
【お疲れ様です所長。働く所長のここは大変美しいですね…】
「ひゃうっ!?こ、コラ!非常事態だっていうのに上司のお尻を揉まないの!
…マシュも見てるかもしれないでしょ!?(ゴニョゴニョ)」
【この後何とかカルデアの礼装と偽って誤魔化す事に成功したオルガマリーにちょっかいをかけてチョップされたり、
なんだかんだ言いつつも彼がオルガマリー所長がしばらく落ち着くまで抱きしめたりセクハラしたりしていたのはまた別のお話…】