オリ鯖
「クラス・プリテンダー。真名は武田四郎勝頼…とは、行きませんね。
…改めて、諏訪勝頼で御座います。諏訪の怒りの代弁者にして、四方に戦禍をまき散らす祟りの捌け口。
乃ち、戦国大名の振りをした、危ない巫女なのですよ。わたしは。」
【出典】史実・日本神話
【クラス】プリテンダー
【真名】諏訪勝頼
【性別】女
【身長・体重】163㎝/48㎏
【外見】赤色主体の巫女服と鎧の混ざりもの
【地域】日本
【年代】戦国時代
【属性】混沌・悪・天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】
筋力:A 耐久:C 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操れる。父たる信玄の精強なる騎馬隊を引き継ぎ、周辺諸国を燎原の焔が如き勢いで侵略。武田家の最大版図を築き上げた末に──
「今度はもう少し、信長と遊んでみたいですね。あの娘が私の終着点と考えていたので、残念です。」
対魔力:C
簡単な魔術であれば無効化する。
神性:B
神霊適性を持つかどうか。諏訪氏そのものが現人神である他、彼女は祟りを振り巻く定めと共に諏訪明神の力を借り受けている。諏訪明神とは軍神であり風神であり蛇神であり…とかく彼女は、人ならざる神秘を内包した存在なのである。
【固有スキル】
風林火山:D+++
本来のスキルから劣化・変質し、周囲の気質を恐れを知らない攻撃的なものへと変容させるものとなっている。彼女の巫女としての神がかりの威容と権能によって行われる、悪辣な狂奔戦術。勝つならば大勝ち、負けるなら大負け、どの道血塗れである。
「素晴らしい文句ですよね。これを唱えて戦が強くなった気になってくれるのなら私としては大助かりです。」
強すぎる大将:B+
彼女固有のカリスマスキル…なのだが、団体戦闘において自軍の能力を向上させる効果は全く働かない。そもそもカリスマスキルなのかも不明瞭なのだが、ただ彼女は"こうやって"周囲を戦いへと駆り立てていた。自らの蛮性を発揮する度、彼女の髪は血に染まり、敵対者は脅威に怯え、味方ですらその殺戮に酔ってしまう。
「戦とは数ですが、数の使い方には種類があります。私の求める戦い方とは、つまり派手であり耳目を引くような、残虐な殺し方。効率的な殺傷よりも、時にこうでもした方が戦いは有利に運ぶのです。無論、マスターが見る必要はありません。」
災厄の臨界:EX
諏訪より報われる祟りの形。彼女は人の形をした、一つの滅びの形である。"強すぎる大将"として戦禍を振りまく事も、端から彼女にとって仮初の慰めに過ぎないのだ。戦いの経過と共に、彼女が行使する祟りの威力は上昇し…そして自身の霊基が保てなくなる寸前まで膨れ上がった後に周囲に"タタリ"を振り撒く。生前とは異なり武田という滅ぼすべき相手が存在しない為、敵味方の軍勢関係なく不定形の汚濁に飲み込まれ、身体・形が呪いによって蝕まれる事になるだろう。
「………見て、しまったのですか。私が、醜くも戦場を祟る瞬間を。見ただけで只人ならば精神を病む強度だった筈ですが…盾の加護でしょうか。運の良い御方です。それにしても、盾の加護とは…存外忌々しい響きですね。」
【宝具】
『神契る屍山血河(みはたたてなし、しょうらんあれ)』
ランク:A 種別:契約宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
神にも纏わる二種類の契りからなる非常に強力な契約宝具。
第一に、武家としての武田氏が執り行う神宝への──朝廷より拝領せし御旗と楯無への誓約。
第二に、母が祈り神が応えて彼女という神使を遣わした──諏訪勝頼による武田滅亡という約束。
これら二つの要素を束ね、彼女が御旗・楯無に対し誓う事でこの宝具は発動する。結果としては、彼女の望む方向に現実は歪む。かの長篠の戦いの折でさえ、彼女の理想通りに武田は織田・徳川と共倒れする事で周囲にまで戦の禍を広げんとする最悪にして最高の滅びを迎える……筈であった。
「其処は…そうですね。信玄に第六天魔王を名乗っただけはあるのでしょうね。私から言える事はそれだけです。」
弱点としては、流石に結果そのものを齎す事は出来ない所が挙げられる。準備万端、良いコース、良い距離でのスタートこそさせてくれるが…走った結果までは確定出来ない。神はサイコロを用意出来るが、そのサイコロは人の欲望や望みのうねりによって転がっていくのである。
───現人神の孕みし、祟りの形、怨恨の器。武田四郎勝頼とは、はて誰の事であるのやら。
この身はとうに、神に捧げられているというのに。そして……
「そしてこの神が、武田を滅ぼしたというのに。」
≪真名照覧≫
【諏訪 明神 勝頼】
「我は諏訪の神、諏訪明神勝頼!人よ畏れよ、我を崇めよ!我が神域を侵した愚を知るがいい!!」
「召喚者、今よりは貴様が我の巫(かんなぎ)だ。敵対者に我が神託を伝えよ、乃ち滅びの宣告を!」
≪霊基開放≫
複合神性(荒):A+
土着神話:EX
『日本書紀』・『古事記』等に綴られ、タケミナカタの派遣により中央神話に取り込まれても尚、諏訪の宗教に深く息づく土着信仰の名残。純粋な力としての信仰を受けて来た土着の神々は混ざりやすく柔軟であり、その神格は今やタケミナカタ=諏訪明神とも混ざり合って現在も信仰を受けている。彼女は諏訪明神のアルターエゴとでも言うべき存在であり、『報復』や『戦争』に特化した権能を有している。
【蠕。遉セ螳ョ蜿ク縺ョ逾溘j(■■■■■さま)】
ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人
詳細不明。伝承失伝。理解不能。解明抑止───
彼女曰く、習合神格としての諏訪明神の中で、"最も祟りに適した権能"を行使している。
発動後即座に周囲から魔力を枯渇させるまで奪い取り、国を腐らせる呪毒へと性質を悪化。"そのまま大地へと"送り込み、土地の霊脈を過去回帰/暴走させる。周囲は神話に語られる天変地異宛らの様相を見せ、しかも数多の災厄が"祟り"という悪性の意思によって振るわれるという神造の地獄が顕現する事になるだろう。
「山が人を潰し、森が人を隠し、川が人を食い、海が人を呑み、空が人を殺し、地に人は帰す。
───そして神が、人を祟る。真名変換並びに真名開放、我が呪を受けよ、人間。」
【英霊解説】
戦国大名(武田勝頼)の振りをした巫女(諏訪勝頼)の振りをした神霊(諏訪明神)の擬似サーヴァント。『神契る屍山血河』がAランク級で現実を歪ませてしまう程に強力なのは擬似的に神と神が結んでいる契約だから。
戦国鯖としては破格の神秘の為に徳川・北条あたりと戦ってもかなり優勢に戦えるが織田信長との相性は最悪。
曲がりなりにもヒトを装っているのは神と言う名分を出してしまうと際限なく祟りを引き起こし他の神格からの妨害を受けてしまう他に、荒ぶる祟り神としての面を取り繕わないと呪いが成就する前に警戒され過ぎてしまうからである。スキル的には神性:Aだったのが複合神性(荒):A+になっている。
生前は長篠の戦いを起点として自らも討ち死にし、戦場の渦に祟りを投げ込む事で文字通り武田軍を全滅させる予定であった。壊滅では無く全滅である。
【人物・性格】
イメージカラー:白、霊基開放時には複数の色が混ざる
特技:祟り
好きなもの:諏訪
嫌いなもの:だいたい嫌い
天敵:織田信長
願い:一つだけなら諏訪の為に使う。二つあるなら武田勝頼ではなく諏訪明神勝頼として、■■■■■として信長と戦いたい