【オリジナルマイルーム会話】
他のサーヴァントからクビア本人について言及されることはない。
その代わりに「マスターが『黄昏の碑文』について質問した」という流れで特定のサーヴァントに会話が存在する。
(型月世界でも『黄昏の碑文』は執筆されネットの海に散逸した設定。)
なぜかとあるサーヴァントが碑文の内容を知っているが理由は不明。おそらく誰かに聞いたのだろう。
クビアから他のサーヴァントに関する言及はない。
マスターの「おまけ」でしかない連中なんてどうでも良いと思っている。
「先輩、その『黄昏の碑文』なのですが……。作者が非業の死を迎え、公開されていたサイトも閉鎖され、ついには未完のままネットの海に原文が散逸してしまったそうです。辛うじてマニアの方々がかき集めたデータが高額取引されているそうですが……。クビアが何者なのかを知るためとはいえ、あれを手に入れるのはカルデアの力だけでは少々難しそうです。しかし、いかなるデータも存在しないサーヴァント……一体何者なのでしょうか?」
「この場にいるクビアが何の反存在かは知りませんが、またわたしたちの敵になる気はないようです。本来存在しないほどの強すぎる力の反存在……世界のカウンターガーディアンがまさかこんな人格を持っていたなんて。先輩も気をつけてください。いつイタズラされてもいいように、わたしがついていますから。」
「まさかクビアを召喚するなんて!君が制御してくれるなら大丈夫だとは思うけど……。それにしても、私に声がちょっと似てるのはどうかと思うな!もしかして私の反存在?そんなわけないか。とにかく、危険な存在であることに代わりはないんだ。クビアの動向には十分注意してほしいな。」
「『黄昏の碑文』?フラットがそんな名前のネット叙事詩が超高額で取引されていた、競り落とせばよかったと嘆いていたな。なぜマスターがそれに興味を持ったかは知らんが……未完のネット叙事詩に何かがあるとでも?時計塔の奴らがこぞって興味を持たなかったものを、まさか競り落とせとは言わないだろう?」
「ほほう、『黄昏の碑文』とな?あれを競り落とすのは流石に苦労する……という話ではなさそうだね。あんな未完のネット叙事詩に超高額が付くとは思えないが、なぜその話を私に?内容を知っていそうだから?……私にも知らないことくらいあるぞ。そうだな、もっと知っていそうな人物を当たってくれたまえ。」
「『黄昏の碑文』……ですか。そんな名前の物語があるとフラットさんが仰っていました。師匠ならご存知かもしれませんが、拙はそのようなものは特に……。」
「未完なんだろ?イッヒヒヒ、終わりのない物語に莫大な価値が付いてるなんておかしなもんだぜ。」
「ネット叙事詩ですか。何故そのような話を?知ってそうだから?……すみませんが、あまりインターネットのことは存じておりません。私ではなく他の方を当たってはどうでしょうか?」
「『黄昏の碑文』、ねぇ……。王道もののファンタジー小説らしいって噂は立ってたね。しかも作者が死んで未完のまま、ネットの海にデータが散逸したとか。日本語訳ですら超高額でオークションに出てるし、あれのどこにそんな価値があるんだろう?」
「あ~、聞いたことあるッスよ、『黄昏の碑文』。コピープロテクトのかかった個人サイトに書いてあったドイツ語を手打ちで写し取ったものがインターネット上で拡散されて、いつの間にか超高額取引されていたんスよね。ボクは読んだことないけど、「未完の大作」とか言われてたような。ってなんスかその目は?なんで読んでないのって言いたげな目をしないで欲しいッス。」
「その名前のすっごい高い値段で売られてるファンタジー小説があるってミユが言っていたような……。」
「『エピタフ・オブ・ザ・トワイライト』。あれを手に入れるのはイリヤさんの周囲の大人たちには到底無理そうですねぇ。ちょっと高すぎますし、希少すぎて手出しする頃にはソールドアウトですよ。」
「そ、そんなに凄いんだ……。いつか読めるといいなー。」
「『黄昏の碑文』って、未完の正統派ファンタジー小説ですよね?イリヤと一緒に読んでみたいって話をしたことがある以外は何も……。」
「超高額のネット叙事詩、ルヴィア様でも入手には一苦労するでしょう。」
「まさか俺にネット叙事詩のことを聞いてくるとはな。悪いがその叙事詩のことは何も知らん。興味が無い以上に、あんな実体の無い物語を競ることが商売になるとは思えなかったんでな。ただの叙事詩ごときにそこまでの価値が付くとは、物好きも多いもんだ。……で、お前がその話をしてきたってことは裏があるんだろ?欲しけりゃ予算を出せ。俺が競り落としてやる。」
「"汝につきまとうものあり。そのもの、およそ汝には耐えがたく受け入れがたきものなり。されど、汝とは不可分のそのものの名を唱えよ"。……どういう意味かしら?」