オリジナルサーヴァント(一次中聖杯)
【元ネタ】アイヌ伝承
【クラス】アサシン
【真 名】イペタム
【性 別】女
【身長・体重】145cm・37kg
【外 見】元スレではイメージとして燕 由芽(原作:刀使ノ巫女)のAA画像を使用
【属 性】悪・中立
【ステータス】筋力:C- 耐久:D 敏捷:A 魔力:D- 幸運:E 宝具:C
【クラス別スキル】
・人斬り:B+
刀で人を斬ることに特化した剣術スキル。
本来技術的なスキルではあるが、アサシンは勘と天性の才覚、そして長年の人斬りを経て、剣術を学ぶことなくこのスキルを獲得している。
・仕切り直し:B
戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。機を捉え、あるいは作り出すスキル。
・吸血:C+
吸血行為と血を浴びることによる体力吸収&回復能力。
アサシン本体ではなく、彼女が所持している魔剣の持つ機能。血を吸収し、刃毀れを直しより強靭により鋭く成長する。
・単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。マスターを失っても1日程度の間現界が可能。
このスキルは令呪三画を使い切った場合にのみ使用可能、かつマスターからこのスキルを確認することは出来ない。
宝具
『人喰妖刀(イペタム)』
ランク:C 種別:対人宝具 最大捕捉:1人
一度抜けば人を斬って血を見るまで収まらず、空中を飛んで人を斬るという魔剣。その伝承の元となったアサシンの持つ刀にそんな力はなく─────アサシン本体の、どうしようもなく人斬りを好み、そして恵まれていた才覚が昇華した宝具。
【キャラクター解説】
イペタム。
アイヌに伝わる、一度抜けば最後人を斬り血を見るまでおさまらず、果ては単独で飛び回り人を斬り殺すという妖刀。アイヌ各地に様々な形で伝承が残っている。
このアサシンは妖刀のみならず、使い手として少女も召喚される形になっているが──────妖刀自体は、元々『人の血を元により鋭く、堅固に綺麗に刀身を作り直す』だけのものだった。
イペタムを真に構成するのは、妖刀ではなく使い手たる少女。一見するとか弱い、無邪気な存在に見える彼女こそが、アイヌの妖刀伝承を作り上げた存在である。
村に伝わる妖刀に惹かれ、その輝きに魅入られ、より刀を綺麗に輝かせたいという無邪気な思いから人を斬って斬って斬り殺し続けた、天性の人斬り。
剣術もない、過酷な土地である蝦夷においてかの幕末の人斬りに匹敵するランクで人斬りのスキルを得ている点から彼女がいかに人を斬る天与の才覚を持ち、多くの人間を葬ったかが伺える。
聖杯戦争においてもそれは変わらず、『いかに人を斬る機を得られるか』を重視する危険物。単独行動スキルがあるためマスターを裏切ることも厭わず、魂喰いも眉一つ動かさずやってのける。願いは『無限に人を斬り殺し続ける』ことであり、聖杯戦争に召喚された時点で半ば願いが叶っている稀有なサーヴァント。
【元ネタ】史実
【クラス】セイバー
【真 名】大石鍬次郎
【性 別】男
【身長・体重】186cm・74kg
【外 見】元スレではイメージとして田宮坊太郎(原作:十〜忍法魔界転生〜)のAA画像を使用
【属 性】悪・秩序
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:D 幸運:E 宝具:C+
【クラス別スキル】
・剣術:A
天然理心流、さらに小野派一刀流をも収めているセイバー。
一説には、その技量は■■■■■らに比肩するほどの剣客だったとも。
・抜き打ち:B
居合術とも。セイバーはこの技術に長け、組織内で随一の腕前であったと記録されている。
・大和守安定:-
セイバーの佩刀。
良業物であるものの、反りは浅く剣先もきわめて細いためよく切れるが、名人でしか使いこなせないと言われている。
宝具
『残光』
ランク:なし 種別:対人宝具 最大捕捉:1〜5人
■■■■■らに引けをとらぬと呼ばれたセイバー、彼が生涯をかけ辿り着いた魔剣の境地。
攻撃内容こそ、単なる抜き打ちに過ぎないが──────『抜き放ち、斬り捨て、納刀する』一連の動作を極めたことにより因果の逆転、即ち『相手が斬られた後に刃が抜かれる』という奇妙な現象が起こる、刃の届く範囲であれば『回避不能』の魔剣。
【キャラクター解説】
大石鍬次郎。
幕末に存在した浪士隊『新選組』の一員にして、沖田総司が率いる一番隊隊員。
暗殺を主とした任務に付いたことから「人斬り鍬次郎」と恐れられており、伊東甲子太郎を斬ったことでも有名。この件により伊藤が所属していた御陵衛士らの深い恨みを買うこととなり、後世で大きく誹りを受けることになるが、剣の腕は認められていたことから相当な使い手であったことは確実である。
他方、新選組の隊士の一人は入隊間もないころに鍬次郎から隊務について教えられたと語っており、身内には優しい性格であったのではないかと推測されている。
聖杯戦争においてはセイバー以外にもアサシン適性を持つ英霊。悪属性でありながらマスターの命令には基本従うが、これは「人斬りが善であるわけがない」という彼の持論から。つまり悪属性は自己申告によるもの。
人斬りであることは否定しないが、それ故に自身を真っ当な人間でないと決めつけ、人斬りの道具として影に徹しようとする一種の面倒な人。このため沖田総司の新選組隊士を召喚する宝具でも、「自身は他の隊士と轡を並べられるほど高尚な人間ではない」として出てこない可能性が大。
聖杯への願いは「生前迷惑をかけた嫡子に謝ること」、そして「血に汚れた自身の名を歴史の影に葬ること」。どうあがいても面倒な人。
【元ネタ】史実
【クラス】ランサー
【真 名】お田鶴の方
以前サーヴァントスレ2に投稿した為割愛。
【元ネタ】史実
【クラス】アーチャー
【真 名】トーマス・プランケット
【性 別】男
【身長・体重】175cm・70kg
【外 見】元スレではイメージとしてやらない夫(原作:やる夫系列)のAA画像を使用
【属 性】善・中立
【ステータス】筋力:D- 耐久:D 敏捷:C魔力:D 幸運:B 宝具:D
【クラス別スキル】
・射撃:C+
銃器による早撃ち、曲撃ちを含めた射撃全般の技術。
アーチャーはここぞの場面で180m先の標的を仕留めたことから、ある程度の補正もかかっている。
・単独行動:D
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。マスターを失っても半日程度の間現界が可能。
・対魔力:D
クラス補正による魔術に対する耐性。アーチャーの場合、その効果はやや低め。
宝具
『破滅の二重発(カタストロフ・ダブルショット)』
ランク:D 種別:対人宝具 最大捕捉:1〜2人
アーチャーは嘗て戦争にて、たった二発の弾丸で敵の司令官と副官を狙撃し射殺。軍の司令系統を瓦解させ戦争に大きな貢献をした。
暗殺系宝具としては例を見ない一度に二人を標的とする狙撃。片方に成功した場合、もう片方への成功率に補正がかかる。
【キャラクター解説】
トーマス・プランケット。
イギリス陸軍第95 ライフル連隊のアイルランド人兵士として英西戦争に従軍した。
彼を象徴する出来事はカカベロスの戦いでのこと。
撤退中のプランケットは敵軍の前方に走り、雪の中で仰向けに横たわって、フランス将軍オーギュストを狙撃、これを射殺。続く次弾でオーギュストに駆け寄った副官も射殺した。
これにより敵軍は統制を失い瓦解、トーマスは歴史に名を刻むこととなった。
とはいえ、トーマス・プランケットの逸話はたったコレだけ。聖杯戦争においては知名度補正も期待できず、ステータスも平凡。アサシンの如く隠遁しながらの敵陣営の暗殺に賭けることとなる。
サーヴァント本人は至って普通で命令も聞ける性格なだけに不憫と言うかなんというか。
聖杯に賭ける願いは「除隊後苦労をかけた妻を何らかの形で労いたい」。
【元ネタ】史実
【クラス】ライダー
【真 名】羅士信
【性 別】女
【身長・体重】163cm・57kg
【外 見】元スレではイメージとして犬吠埼風(原作:結城友奈は勇者である)のAA画像を使用
【属 性】善・混沌
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:C 幸運:E 宝具:C
【クラス別スキル】
・機乗:C
ライダーとしてのクラススキル、乗り物を乗りこなす能力。騎乗の才能。
ライダーは生前戦場を駆け巡った経験から、馬を乗りこなすのは余裕である。
・剛腕:D-
ライダーは初陣、齢若干十四の時に敵兵の首を一刀の下に空中に飛ばし、敵を萎縮させた逸話を持つ。
・反骨の相:D
ライダーは二十余年の生涯で三度も仕える主君を変えている。
なんだかんだで一つの所に居られない性分。
宝具
『重鎧機甲戦陣』
ランク:C 種別:対人宝具 最大捕捉:1人
ライダーは初陣の時、「鎧が身の丈にも合っていないのに陣中に来るな」と言われ激昂、鎧の上に更に鎧を纏い戦場で奮戦した逸話を持つ。
宝具を使用した場合、纏っている鎧をキャストオフ。筋力、敏捷ステータスランクが一段階上昇、代わりに宝具ステータスが一段階下落する。また二度までの使用制限がある。下着までは脱げないライダーの乙女心。
【キャラクター解説】
羅 士信。中国の唐の軍人。
張須陀に従って十四歳で初陣を迎え、王薄・孫宣雅らを討った。
その後、裴仁基、王世充、李淵と従う相手をコロコロと変えながら最期は劉黒闥の襲撃を受けて敗れ、捕らえられたが屈服しなかったため殺された。享年は20とも28とも伝わるが、いずれにせよ早世したことは確かなようだ。
主君を幾度となく変えているが誰からも厚遇されたり、総管に任じられているおりかなり才覚はあった。
聖杯戦争ではノリと乙女心に従って行動する、語弊を恐れず言うならバカ。反骨の相スキル持ちでこそあるが、ステータスのバランスが良くマスターとの波長さえ合えば最期まで付き合ってくれるサーヴァント。
その行動指針から他陣営をとりあえずで攻撃したり仲良くしたりと顔を合わせなければ結果が分からないため同盟はかなり厳しい。出来ても振り回されること確定である。
召喚に応じた理由もノリと乙女心。つまりこれといった願いを持たない、奇特な英霊である。万が一聖杯を取れた場合には、まあ受肉くらい願おうかなというくらい。勢いに任せてどうかしているサーヴァントである。
【元ネタ】史実
【クラス】キャスター
【真 名】孫臏
【性 別】女
【身長・体重】158cm・56kg
【外 見】元スレではイメージとして東郷美森(原作:結城友奈は勇者である)のAA画像を使用
【属 性】善・中立
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:E 魔力:A+ 幸運:C 宝具:B
【クラス別スキル】
・兵法:B
キャスターは将として軍略の知識を持ち得ている。
二度の戦乱において勝利をもたらした点からも、優れた兵法家であることは明白である。
・道具作成:C
キャスターとしての道具作成スキル。軍略家としての面が強いキャスターであるが、クラススキルは一応網羅している。
・囲魏救趙:A
キャスターは趙に救援を求められた際、あえて救援に行くのではなく攻勢により手隙となっている魏を攻めることで救援を為した逸話を持つ。
同盟陣営が襲撃を受けた場合、襲撃者の位置を即座に知覚。自身に擬似的な気配遮断スキルを付与し、襲撃をかけた対象のステータスにマイナス補正をかける。
宝具
『汝、死於此樹之下』
ランク:B 種別:対軍宝具 最大捕捉:1〜200人
キャスターは自陣営の竈の数を前の日の半分、次の日は更に半分という具合に減らしていき、あたかも連日脱走が相次いでいるかのように偽装し、油断した敵軍に逆撃を仕掛けるという策で以て勝利し、己を裏切った友に復讐した。
通常の陣地に加え、キャスターは『ダミー』として複数陣地を作成可能。ダミーの陣地に侵入した対象の全ステータスにマイナス補正をかける。ダミーの陣地を踏んだ場合の効果は重複し、同時に対象に「キャスター陣営は弱体化している」という認識阻害を発生させる。
【キャラクター解説】
孫臏。中国戦国時代の斉の武将、思想家。
若い頃、共に兵法を学んだ友である龐涓に裏切られ臏刑(両脚を切断する刑)と墨刑(罪人であることを示すため顔に刺青を施す刑)に処せられ軟禁状態にあったが、斉の公族である将軍田忌により脱出。以降は食客として彼や斉王を支え、桂陵の戦いなどでは讒言により趙を救った。
その後、馬陵の戦いにて龐涓と対決。宝具の解説にあるように孫臏は龐涓の軍を謀り、長年の因縁を晴らすことに成功。以降の孫臏の動向はようとして知れない。
聖杯戦争では全盛期としての姿が呼び出されるが、彼女の場合は刑に処された後の姿で召喚される。軍師として勝利に貪欲であり、交渉事においては自陣営の利益と勝利に繋げる為に冷徹に鋭い舌鋒で相手を丸め込む。そのため他陣営の恨みを買いやすく、マスターは飴としてキャスターの手綱を取る必要が出てくる。
魔力ステータスは突出しているものの肉弾ステータスは悲惨の一言。序盤は陣地と宝具の準備に徹し、早期に目をつけられないよう立ち回る必要がある。
キャスターの願いは「人としての幸せを掴むこと」。
生前は龐涓により半生を復讐に注ぎ込むこととなったため、今世では受肉して人並みの平穏な幸せを得たいというのが、彼女の願いである。
【元ネタ】イングランド・スコットランド伝承
【クラス】バーサーカー
【真 名】スピンドルストンの醜竜
【性 別】女
【身長・体重】159cm・46kg
【外 見】元スレではイメージとしてラ・ピュセル(原作:魔法少女育成計画)のAA画像を使用
【属 性】悪・混沌
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:C 魔力:D 幸運:E 宝具:E
【クラス別スキル】
・狂化:B+
バーサーカーとしてのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿す。
このバーサーカーは会話、思考も普通に可能であるが論理感は完全に獣寄りとなっているためこのランクとなっている。
・竜種:E-
後天的かつ非常に低ランクではあるものの、バーサーカーは竜種としての能力を備えている。
・毒の息:C-
生き物を害し、鉄を腐らせる竜種としての能力の一つ。
宝具
『チャイルド・ワインドの呪い』
ランク:E 種別:対人宝具 最大補足:1人
行方知れずとなった王の息子、チャイルド・ワインドが戻って来るまで、2度と元の姿に戻れない呪い。
バーサーカーに纏わりつくそれは、未だ解呪されず彼女を苛んでいる。
ランクこそ低いものの呪いとしては強固なものであり、その弊害としてバーサーカーはこの宝具により、他者による二ランク以上の呪い、スキル、魔術を無効化する。それは、自身のマスターの援護でさえも例外ではない。
【キャラクター解説】
スピンドルストンの醜竜。
イングランド、およびスコットランドに伝わる伝承上の存在であり、とある王国の女王が騎士に褒められた王女に嫉妬し、彼女に竜となる呪いをかけた。
その呪いは「行方知れずとなった王の息子、チャイルド・ワインドが戻って来るまで、王女は2度と元の姿に戻れない」というものであり、竜になった王女は毒の息を吐き、毎朝牛7頭分もの分量のミルクを要求し大地を荒らしまわったが、紆余曲折を経て無事元に戻るというものである。
このバーサーカーの中身は数多の伝説の一つ。「呪いをかけられたのが王女ではなく騎士であり、その命を終えるまで元に戻ることは出来なかった」という一点を除いて伝承とほぼ同一であるが為に、人類のデータベースのようなところから呼び出された。ちなみに伝承に引っ張られて女性化している。
とはいえ、曲がりなりにも竜種たるバーサーカーの肉弾ステータスは驚異の一言。宝具によって下手な小細工が通用しないことも相まって聖杯戦争の規模によっては単騎で蹂躙することも可能である。
しかしそれ以上に厄介なのが狂化……ではなく、竜種故の精神の変質。もはや人であった期間よりも竜であったほうが長すぎたため、論理観は人ではなく完全に獣のそれ。
一度格下だと思われれば、躊躇なく牙を剥いて叛逆してくる。彼女を従えられるのは格上か、あるいは彼女を楽しませてくれる道化と言う名の圧倒的格下くらいである。
彼女の願いは「思うがままに世界を闊歩すること」。即ち受肉。
それが叶った暁には───────本当の災害以上の被害が、その地を襲うことになるだろう。