【オリキャラ注意】コラさん生存if 2
『いいかロー。海賊って言うのは宝箱を見ると必ず自分の船に持ち帰る習性がある』
『だからここに入っていればいつかオリを出られるチャンスが来る!それを逃すな!』
『愛してるぜ!』
コラさんの言葉が蘇る。
(本当に大丈夫なのかよコラさん!)
おれはコラさんに凪をかけられ宝箱の中に入っていた。
「もうほっといてやれ!」
「あいつは自由だ!!」
宝箱の中に声が響く。
宝箱の蓋をゆっくり開けると、傷だらけのコラさんがドフラミンゴに銃を向け、ドフラミンゴもコラさんに銃を向けていた。
ドフラミンゴが銃の引き金に指をかけた。
「やめて!!」
「え?」
レイナがコラさんの前に立っていた。
「なぜ止める!?レイナ!そいつは裏切り者だ!」
ドフラミンゴが声を上げる。
「お願い!!コラさんを殺さないで!!」
「ダメだ!お前ごと打つぞ!」
「じゃあっ!私はドフィの誰よりも忠実な部下になるよ!どんな汚れ仕事でも文句言わずにやるっ!だからお願い!コラさんを殺さないで!!」
「おいレイナ…何言っt「黙ってて!!」
レイナが叫んだ。
「フフフフ…ああわかったよ。だけどなレイナ、そいつはお前が生かすんだからお前が世話をしろよ」
「わかった!」
(おいやめろ!レイナ!そんなのコラさんは望んでねえ!)
叫ぶが声にならない。
「交渉成立だな。いくぞレイナ!コラソンも連れて行け」
「はい」
(コラさん!レイナやめろ!くそ!声にならねえ!)
この日ほど無力感を感じた日はなかった。
「トラ男君!トラ男君!」
ニコ屋の声ではっとなる。
「ニコ屋…悪い考え事をしていた」
「そう。そろそろ行きましょうか」
「ああ」
(コラさん…レイナ…)
(必ず助ける!)
王宮内
「フフフフ…ローはそろそろグリーンビットに向かった頃か」
ドアがガチャリと開く。
「今帰りました。ドフィ」
「ティアか。成果は上げてきたか?」
「もちろん。ここの闇に気づいたちゃったんですから。海軍本部の准将だったみたいです」
ティアと呼ばれたのは、ドンキホーテファミリー裏の最高幹部 ティア。
十六年前から十三年前。ドンキホーテファミリー最高幹部として活動していた、
レイナである。