オプションサービスはじめました

オプションサービスはじめました


※※注意※※

・モブ目線

・というよりCPモノですらない

・タイトル通り。ホテルにこんなサービスあったらいいな、みたいな概念

・登場→ユー八″ー 、ク″口ン

※※※※


『おひとり様でのご利用の方限定オプションサービスはじめました』

なんていう噂がまことしやかに囁かれている某ホテル。ちょっと興味がでてきた俺は、思い立ったが吉日とばかりにホテルに出向いた。

受付にその旨を伝えると内線でどこかに連絡をしたあと、鍵をよこしてきた。

「準備があるから先に部屋で待っててくれ、だとよ。」

なるほど準備が必要なのか。俄然楽しみになってきた。

鍵の番号と同じ部屋に辿り着き、とりあえずベッドに腰掛けて待つことにする。

五分くらい待った頃、扉がノックされた。中から返事をすると扉を開けて入ってきたのは。

「ご指名いただきありがとうごさいます。」

「オプションサービスの『ツインズ』でございます。」

「「本日はよろしくお願いします。」」

瓜二つの美女が二人。胸元のリボンだけが色違いのメイド服を着ていた。(ちなみにメイド服はさらに追加のオプションだった。)

なるほどこれはいいオプションかもしれない。まさか美女が二人も来てくれるなんて思わなかった。おひとり様でも悪くないじゃん。

しかし本当によく似ている二人だなぁ。

「ところでお客様、」

「あら、ちゃんとご主人様ってお呼びしなくちゃダメよ、ぐーちゃん。」

「ご、ごめんなさいゆーちゃん。粗相をお詫び申し上げます、ご主人様。」

「改めて。ご主人様に選んでいただきたいことがございます。」

そう言って二人は自分の側にやってくると。

ぐーちゃん、と呼ばれていた緑のリボンのほうは左の太腿に跨るように乗ってきた。

ゆーちゃん、と呼ばれていた赤のリボンのほうは右腕に体を絡ませてきた。

…………ところで。

右腕にはたしかに柔らかな胸の感触がある。

左足になにか違和感がある。自分の太腿に触れているものが、おおよそこの美女に似つかわしくないモノのような気がする。言ってしまえば、自分と同じモノが。

そんな自分の戸惑いをよそに、二人は囁く。

「わたしたちの」「どちらをお選びに?」

「「それとも、どっちも?」」


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