オフの朝の仁王

オフの朝の仁王


㊟このスレに書き込まれた仁王概念を使っています。この文を読む前にこのスレを一読ください

【閲覧注意?】推しの仁王のプロフィールが何もわからないので

何も仁王のことが分からないので全て想像で書いています。解釈違いなどありましたら自爆するか、即このtelegraphを閉じることをお勧めします。

(注)仁王の妹が名前ありで登場します。それぞれ和花(わか)、真子(まこ)です。

名前は書いた人が勝手に付けました。


朝5時、ジリリーと鳴る目覚まし時計のアラームを素早くゆっくりと止める。妹たちがうるさいだとか言ってくるから、起こさないように注意を払う。時計の針を確認し、まだ眠気が残るだるい身体を思いっきり叩き起こし洗面所に向かう。

鏡に映るのは髭も眉も乱れた俺だ。このままでは人前に出られないので気合を入れ、整える。剃刀を髭の形を整えていく、この時間が俺の安らぎの時間だ。肌を傷付けないよう注意しながらゆっくりと刃を沿わせ無駄な毛を除いていく。どんどん綺麗に形作られて行く髭を見つめ、なんだか嬉しくなる。妹達には「お髭ださーい!」とか言われるのだが、俺はこの髭が大好きだ。なにより愛空が仲間だなぁと言ってくれる。あの愛空に「髭仲間」と認識されていることがなんだか嬉しい。

髭と眉が綺麗に仕上がると心が弾む、そのテンションでランニングする。

少し肌寒い朝の風が俺の身体に纏わりつく。鳥の愛らしい声が微かに聞こえる。自然と足取りも軽くなる。

約30分のランニングを終え、家に戻る。母が「朝ごはん早よ食べなさい~」とリビングの奥から叫んでいるので素早さと丁寧さを両立させるような気持ちで手を洗い、早足でリビングに向かう。

「おにーちゃん~汗臭いよぉ」

上の妹である和花がワザとらしく顔をしかめる。

「てかさぁ、今日はオフの日なんでしょ~?バカ真面目にやらなくてもいいんじゃない?たまには休むことも大事だよ~。」

口にご飯を詰め込み、モゴモゴさせながら

「駄目、日々の積み重ねが大事なんだ。てかお前、中学校は?『和花さんは遅刻多いですね~』って三者面談で言われたわ!ってお母さんが愚痴ってたぞ。気ぃつけろよ。」

「やべ、行ってきまぁす!!」

和花は全速力で玄関へと向かいバタバタと音をたて走っていく。我が妹ながら計画性の無い奴だ。…まぁそういうとこが可愛らしくもあるのだが。

下の妹の真子がおにーちゃん~と眠そうに近づいて来る。この顔は何か俺に無理を言いたい顔だな…。

「真子、あんなになっちゃ駄目だぞ」

「うん、おにーちゃんもね」

真子はにこーと笑い俺を見つめる。

「おにーちゃんはちゃんとしてる!!」

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