エンディング クオン3 水浸かり駅弁
「え、ちょ……うみにはいるの……ひゃっ!?」
大人になってもクオンが華奢なのは変わらない。エルキュールに優しく海へと誘導するように腕を引かれれば、泳げない彼女はしがみつくことしか出来なかった。
火照った身体を程よく冷やしてくる海水にゾクリと身を震わせていれば、エルキュールは腰の辺りまで浸かったところで足を止める。
クオンにとってはすでに結構深い場所なので、エンディングに出来る限りしがみつく。
「い、いまからおよぐの……?」
しかも裸で。
それにまだまだ身体は疼いている。行為は続くのだとクオンは思っていたが、また海遊びをするのだろうか。そう思っていたところでエルキュールはクオンをいきなり抱き上げた。足を開かされた辺りでクオンは察したが、エルキュールは止まらない。
「んんぅぅぅっっ……♡」
俗に言う駅弁という体位で繋がるクオンとエルキュール。
まさか海に浸かったまますることになるなんて思わず、クオンは一気に根本まで挿入されたソレに声を上げてしまった。
「つめたっ……んぅぅっっ♡みずはいってきたぁっ……まっ、まってぇっ……ひああっ♡」
泳げない以上はエルキュールにしがみつくしかないが、彼はそんなクオンに激しく腰を打ち付けていく。
海水が揺らめき結合部が泡立つ。その度に巻き込まれた海水が敏感になったクオンの膣内を冷たく刺激してくるのだ。
「ひあっ♡はげしっ……だめっ♡えるきゅーるっ、だめぇぇっっ♡こわれちゃっ、ぼくこわれっ……♡」
お姉ちゃんぶる暇すら無い。これでエルキュールはまだ本気を出していないのだろうが、敏感なうえに快楽にすっかり弱くなったクオンにはあまりにも強烈な刺激だ。
「えるきゅーるっ……えるきゅーるぅっ……♡あっ……ひうっ♡なにいってぇっ……んみゅぅっ♡」
もっと可愛いところを見せてくれと囁かれ、クオンは赤面するがエルキュールはそんな様子を見たかったのだ。
快楽に蕩けた表情を間近で堪能し、唇を奪えば素直に舌を絡めてくる。それが彼には愛おしくて仕方ないのだろう。
「んんっ♡あっ……ひあっ♡んあっ……はひゅっ……♡」
もはや喘ぐことしかできないクオンは、エルキュールに翻弄され続けていく。